令和元年 | ひろせカウンセリング若手ブログ

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吃音自助グループ廣瀬カウンセリング東京教室の、若手メンバーによるブログです。

5月になって元号が変わりました。

 

今日から令和です。

 

令和「元年」って、平成元年以来なので、なんだか懐かしいですね。

 

面白いのは、暦の呼び方が変わってるだけなのに、なにか新しい時代が来るかのような雰囲気に世間がなっていることです。

 

これ日本だとなんかそういう感じになっていますが、外国だとまったく何も変わらない日常のはずです。

 

それが、ただ暦が変わるだけで人々の気分までが変わるとは。

 

これが人間の不思議なところですね。

 

我々の生きている世界というのは、あくまでも自分から見えている世界であって、その見え方によって感じ方もどうとでも変わるのです。

 

デカルトの「我思う、ゆえに我有り」という言葉がありますが、私たちが生きている限りにおいて、世界というのはどこまでも主観的なものです。

 

(ここで例によって吃音に結びつけますが)吃音もまったく同じで、私達がどう感じるかによって、吃音に対する気持ちも変わります。

 

吃音が苦しいと思えば苦しくなるし、たいしたこと無いと思えばたいしたことなくなるし、どこまでも自分の気の持ちようで変えられるもののはずです。

 

もちろん、頭の中にこれ以上ないくらいに刻み込まれているので、意識を変えることはそう容易ではありません。

 

しかし、絶対に変わらないということはない。

 

カウンセリング(やその他の有効な心理療法等)を通じて、それは変わり得るものです。

それを信じて私はカウンセリングに取り組んでいますし、自分自身の吃音も変わり続けていくものだと思っています。