映画『長いお別れ』
生前整理アドバイザーの大竹郁子(おおたけいくこ)です。
録画してあった映画『長いお別れ』
やっと、観ることが出来ました。
題名から内容が何となく想像できます。
認知症を患った役の山﨑努さん。
7年間の時間の流れを見事に演じきっておられました。
暗く悲しいだけの映画ではありません。
原作者は中島京子さん。
ご自身のお父様の認知症介護経験があります。
原作もユーモアがたっぷりの読みやすい本です。
山﨑さん演じる父親。
厳格で真面目に生きてきた元学校の先生。
父親の病気をきっかけに家族が、自分たちの人生を振り返る。
私も父親と過ごした最後の3ヵ月間のことを思い出しました。
小さい頃、父と一緒に観た映画のこと。
進路で悩んでいた時、そっと背中を押してくれた父。
いつも傍にいる家族。
いつも同じものを食べている家族。
当たり前の事が、当たり前でなくなる。
山﨑さんと父が重なり大切な映画になりました。
「最近、いろんなことが遠いんだよ」
このセリフがとても心に刺さりました。
母に会いに行かなくっちゃ。
家族との距離を感じている筈です。
不安な気持ちで過ごしている母に寄り添いたいと思います。
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