10月1日(土)、以前から気になっていた楢峠へ行ってきました。
以前高山に行った時に知った峠です。
1泊2日自走トヤ峠あたり〜飛騨高山〜天生(あもう)峠②天生湿原
楢峠は越中おわら風の盆で有名な富山県の八尾から山越えして岐阜県のつのがわに至る途中にある1220mの峠です。
ネットでの情報によると「酷道」でツーリングマップルにも「ロードバイク は避けたい」との記載がありましたが、想像以上でした。
私の今の体力では、ほぼほぼ限界コースだったので、「スローペース、安全最優先、慎重、油断しない」を心に刻み、午前5時出発午後9時帰宅というざっくりした予定を組みました。
国道471,472は酷道、帰りの国道360,41の神通峡はトンネルやスノーシェードが多く、どちらもロードバイク のコースとしてはとても危険です。
明るいライト、点滅するテールランプ、熊ベルなどを用意しました。
ペダルはビンディングではなく、すぐに外せるトウ・クリップです。
午前4時45分自宅から出発しました。
富山市の海岸近く
午前7時過ぎ 八尾
ここまでは、順調でしたが、ここからが大変。
正間トンネル海抜270m。ここまででもう押し歩きが出てしまいました。
はて?これらの看板を見てどう判断すればよいものか〜?
非常〜にわかりずらい!
しばらく看板とにらめっこしましたが、「室牧ダムまでは行けるが、その先は時間で通行止め」なんだなと判断して泣く泣く迂回路へと進みました。高さ150m多く上らなければならなくなりました
ちょっと寄り道でもしようかな
そんな余裕などありません
これは道から見えました(^^)
560mの峠を越えて、400mまで下る 迂回路終点
ん?
時間の看板も解除中になっとるね(・。・)
もしかして通れたんかいー?
結局どっちなんじゃー
と、ぼやいていても仕方がないので先へと進みました。
蕎麦屋さんがあったのでラッキーと思ったら残念ながらまだ10時過ぎで営業時間前だったので、当初の予定通り持参した補給食で我慢することにしました。
白木峰へはここから行けるようです。
海抜560m。ここからが本番!峠まであと11km。でももうすでに足はグロッキー状態!
どんどん標高が上がります。
この辺りは細い道でガードレールもないため、車やバイクとすれ違う時、非常に恐怖を感じました。
車とすれ違う前に自転車を降りて、道の端に寄らないと自分ばかりか相手にも危険が及びそうです。
車同士はもちろん自転車と車とのすれ違いも無理だと思います。
私は脚が疲れて押して歩いていたから大丈夫だったわけですが・・・(^_^;)
オオカマキリちゃん
ここからは今までとは一変してのどかな雰囲気となりました。
コクワガタちゃん発見!道路は危ないから道路脇にヒョイっと(^^)
・・・移動させようと思いましたが、「わしは自分軸で生きとるのに何してくれとんじゃ〜!」と怒られるかもしれないのでやめました(笑)。
富山岐阜県境海抜970m 楢峠は岐阜県側にあります。
ダートに見えますが、固めたような形跡があります。
もうすぐ峠
すぐそこが峠
午後1時20分 楢峠1220m!
自転車押し歩きのオンパレードで峠に着くのははいったい何時になるのか?行けるのか?とあせりましたが、なんとかなりました。
が、八尾から楢峠までの34kmに実に6時間以上もかかってしまいました
峠の見晴らしは良くありませんでした。
少し下ると飛騨古川の市街地が見えました。
酷道は続きます。岐阜県側の方が急坂でした。
海抜470m 9kmで750m下ってきました。
神通川
以前あった、新成手トンネルという狭くて出口が直角カーブの超怖いトンネルはなくて、代わりに広い成手トンネルができていました。
岐阜富山県境
越路トンネル全長2620m! 右側の広い歩道をゆっくりと走行しました。
多分旧国道41号
もうすぐ大沢野。日が暮れる前に無事神通峡を通過することができました。
午後8時20分帰宅
坐骨神経痛や、足の攣りに悩まされましたが、だましだましなんとか乗り切ることができました。
一時古傷の膝横の痛みが再発した時はやばいと思いましたが、アオキで買った朝鮮人参配合の補給ジェルを飲んだ後で痛みがなくなったので、次回もこの補給ジェルを試そうと思います。
走行距離170km 総上昇量1705mでした。消費カロリーはなんと5483!(それにしては内臓脂肪が減らないのはなんでだよ〜?)