【り ん☆】ミエない糸に導かれ~美し国 清楚な女(ひと)~秋季三重大会in松阪【かれん】 | 宏鈴法師のブログ

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9/24 秋季三重大会準決勝第2試合 ドリームオーシャンスタジアム 神村学園伊賀-宇治山田商 13:07~15:10

    一二三四五六七八九十計HE
神村伊賀000002000 280 水谷、伊藤-森田
山  商00014000X 590 中村、田中-小泉

        第一試合  
        鈴  鹿4
        近大高専3

 いつも通り第1試合終了後には反時計回りで外野芝生席へ行き、みえこどもの国の施設を視界に入れつつ弁当を食べている。

松阪の外野芝生席はいつもきれいに整備されていて心地よい。明石や高砂とは全く違った風情だ。
たいがいの球場は内野席のみの開放で外野芝生席に入れない球場もあるが、ここは常に解放されているのでありがたい。
ちなみに津も解放されているが、外野席も石段だしセンターバックスクリーンが壁になって360度グルリ周れないのが難点だ!!

さて、第2試合は新鋭の神村学園伊賀が古豪・宇治山田商に挑む。
実は約5ヶ月前の春季県大会1回戦でも両社は対戦しており、僕は伊勢で観戦していた。

あの時は神村がパワー野球で力でねじ伏せようとして1度は逆転して6回まで3-3同点と緊迫した試合を演じるも、終盤力尽きて終わってみれば8-3で山商の快勝だった。
新チームでは神村伊賀部員15人となってしまったが、津田学園・海星を下して堂々の4強入り。今度こそリベンジなるか???

先発はお互いエースが投げ合う格好となった。散水することなく42分のインターバルを空けて試合開始。
両投手ともに右オーバースローだが、非常に立ち上がりが良くお互い2回まで一人もランナーが出ない投手戦の立ち上がり。

3回表1死から8番・水谷投手がいい当たりを放ったもののファーストがジャンプして好捕。結局打者一巡パーフェクトに抑えられ、その裏先頭の7番・加藤が両チームを通じて初ヒットをライト前に放ち、スリーバントで1死2塁。9番・山本はカウント1-1からセーフティーを試みるもファールで結局後続が断たれ0-0のまま序盤終了。
春はパワー野球に頼り切っていた印象の神村だが、投手を中心にしっかり守る野球も身につけてきたようだ!

試合が動いたのは4回だった。まず神村が1番・小池が2ボールからセンター前ヒットで完全試合回避の会心の一撃を放つとピッチャーゴロをお手玉するエラーで無死1・2塁。谷口監督は送りバントが嫌いなのか?強攻策でゴリ押ししてきた!3番・寺井も強打の構えで7球粘るもサードゴロ3塁封殺。4番・佐藤は2ボールからガンガン打ちに行きファール2球の後に攻撃のタイムが取られたが、もう1球ファールの後、6-4-3ダブルプレーとドツボにはまった。。。
その裏、山商は先頭の2番・伊藤が1-1からトリッキーなセーフティーバントを試みるがファール。。。しゃーなしに打ったら右中間突破のスリーベースでまさかの無死3塁。
あえて神村内野陣は深く守って先取点献上の構えでサードゴロの間に1点失った。さらにヒットと四球でまたピンチを招いたが、水谷投手の踏ん張りと連続初球打ちでの凡打連発で1点どまり。

反撃したい神村はすぐさま5回1死から連打で逆転のチャンスを作ったが8番・水谷投手がバント空振りを見て打たすしかないとサイン変更しショートゴロ2塁封殺。ならばと2死1・3塁からカウント1-1で盗塁を決め2・3塁。キャッチャー小泉は自分の肩の弱さの照れ隠しなのか?ミット交換。その甲斐あってか?チェンジアップで見逃しの三振を奪い1点もやらない構えだ。
その裏、1死から9番・山本1ボールからセーフティーバントファールとメイデン いや ヤスダ をかましてきたが直後にセンター前ヒットで出塁。四球とヒットで1死満塁とお膳立てして1年生3番・阪口が1ボールからまさかの満塁ホームランで5-0と一気に突き放し岐阜行のチケットを手にかけて整備に入った。

春は8-3と終盤突き放した山商が秋には5-0とまたリードを奪った。やはりホームランは大きい。ましてや満塁ともなれば!
神村は相変わらずパワー野球でねじ伏せにかかろうとするが、準決勝レベルになると簡単にはいかないようだ。
こうなってしまえば、もうコールド回避に向けて神村を応援するしか選択肢はなくなった。。。。。

6回表期待に応えて、1番からの攻撃。1死から内野安打と盗塁を決め1年生の2番打者・西川が躍動。3番・寺井はレフトフライに倒れたものの、4番・佐藤&5番・森田が2球連続レフトへライトへタイムリーツーベースを放ちようやく打線が火を噴き、3点差に迫ったところで村田監督はエース・中村をベンチに下げて10番・田中がリリーフ。きっちりセンターフライに抑えて監督の采配がはまった。
神村も同じように継投策を選んだが、回の頭から継投そしてエース・水谷をセンターに残していた。
大事なリリーフ登板で1死からヒットと送りバントでピンチを招いたが、9番・山尾とセカンドゴロで無得点。
これでもうコールドの心配はないだろうとホッと一息ついて残り3イニングへ。

さらなる反撃を試みたい神村伊賀だが、7回は1死から死球をもらったものの打たすしかなくあえなく凡退。
その裏2死から死球とヒットでピンチを招いたが、5番・中川に3球勝負を挑みファーストゴロでピンチ脱出。

8回は2番からの好打順でワンチャンスを活かしたいところだが、あっさりツーアウトとなり、4番・佐藤がヒットに盗塁と一人気を吐くものの5番・森田がフルカウントから外ボール球に手を出し三振。豪快なパワーは長所だが、荒々しさが目立って点に結びつかない・・・。
山商はダメ押しすべく8回裏先頭の6番・泉が2ストライクからデッドボールを喰らうとすかさず代走・藤田を投入し、送りバントで1死2塁。さらに四球をもらうとセーフティーバントでコツコツ攻める嫌らしさを見せ点が入らなくてもジワジワ相手にダメージを与えて最終回へ。

9回表先頭打者がヒットを放ち代打も送り最後まで抵抗した神村だが、三振2つにライトフライで反撃ならず試合終了。
2時間03分でサクっと終わり試合終了15時10分で帰りのバスまで約40分。急いで荷物まとめて中部台運動公園トリムコース1500m散策して下山できる運びとなった。

準決勝2試合を見る限り、宇治山田商がリードして神村が4位で脱落するかと思われたが、3位決定戦で奮起して近大高専が岐阜行を逃す格好となった。

結局、宇治山田商が古豪復活を印象付け、東海大会でも4強進出と躍進し、選考委員の目にも留まりなんと準決勝敗退ながら2番目に選出され晴れてセンバツ出場となり村田監督が初めて甲子園のベンチで采配できる運びとなった。

さて、次回は和歌山大会の準決勝。今年は近畿大会2枠の年なんで負けたらその瞬間から長い冬が始まるが、、、それは次回の講釈で。

⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 本塁打 犠打 四球 死球 三振 失点 自責
神村伊賀 水 谷  5  24  79  7  1   1  2  0  2  5  5
神村伊賀 伊 藤  3  14  46  2  0   3  1  2  1  0  0

山  商 中 村  5 2/3 23    78    6  0   0  0  0  2  2  2 
山  商 田 中  3 1/3 13    53    2  0   0  0  1  5  0  0   
 
                     (完)

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