さぁ行こう、僕らの夢へ 105回選手権記念大会観戦記 | 宏鈴法師のブログ

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第9話 ありがとうおかやま山陽・・・またいつかこの場所へ、、、

8/19 準々決勝第3試合 おかやま山陽(岡山)-神村学園(鹿児島) 13:31~15:39

    一二三四五六七八九十計HE
神村学園000000051 6100 松永、黒木-品川、松尾大
山  陽000000000 043 西野、三宅、三浦、井川-土井

   第一試合  第二試合  第四試合
   慶応義塾7 土浦日大9 仙台育英
   沖縄尚学2 八学光星2 花  巻 東  

 休養日の増加で3回戦から決勝戦まで勝ち進めば4連戦ということもなくなってしまった・・・・・。
大会終盤にかけて一気に坂道登るような感じで夏の終わりが来る前の盛り上がりが1日おきの試合で分断されて面白みに欠けてしまった・・・・・。

休養日とはいうものの、完全オフにしてヤドでゴロゴロ寝ているか?近所の商業施設でハネを伸ばしているわけでもなく、練習会場でガンガン練習して休んでいないと思うのだが・・・・・。

さて、ここまで日大系列校を3タテしてきたおかやま山陽。準々決勝の相手は神村学園となった。3回戦2日目に登場したチームは準々決勝第3あるいは第4試合の登場となるので仙台育英・花巻東・神村学園の三択しかなかった。。。
この中ではどうしても仙台育英は避けたかったので、、、神村は3試合連続2ケタ得点という猛打を山陽投手陣がどう封じ込めて接戦に持ちこめるか?が試合のカギとなる。

神村は先攻派なんで必然的に後攻を取れるので願わくば大垣日大に逆転サヨナラ勝ちしたような感じで競り合いたかった。
神村は先発がエース・松永だったが山陽は背番号10の西野だった。エース井川はこの日もブルペン待機となった。

1回表先頭打者をセカンドの悪送球で出塁を許し手堅くバントで送られ嫌な立ち上がりだったが、3・4番を三振とショートゴロで抑え先取点は許さなかった。
その裏、山陽は1死から四球で出塁するも3番・渡辺無策で2球で追い込まれ2-1からの5球目にエンドランを仕掛けるも5-4-3ダブルプレー・・・。

2回表神村は連打で無死1・3塁とビッグチャンス。堤監督がすかさずタイムを取ってきた。先取点を献上するとズルズル行きかねない場面で緊迫してきたが、7番・松尾龍に7球粘られるがファーストゴロホーム封殺。8番・品川はスライダーに空振り三振しホッとしたのもつかの間9番・松永投手にストレートの四球で2死満塁。1番・今岡歩は強打者だけに大量失点覚悟しつつもセカンドゴロに封じ込め大ピンチ脱出。
その裏、わずか3球で2死となったが6番・飯田がレフト前ヒットに暴投で得点圏に進んだが、この暴投が小田監督カチンときたのか???キャッチャー交代。これが功を奏したのか???ピッチャーゴロで無得点。

3回の神村は2番からの攻撃だったが簡単にツーアウトとなり4番・正林もセカンドゴロで、、、と思ったら今度は悪送球でなくボールをはじくエラーでセカンド藤井この試合2つ目のエラーで懲罰交代。小田監督はこれをみて盗塁を仕掛けたが土井捕手の強肩がチームを救った。
山陽は初球からガンガン打って攻略する作戦のようだが、松永投手の術中にはまりアウトを積み重ね3回までわずか29球しか投げておらずスタミナの消耗も期待できないまま0-0で4回へ。

 西野投手は神村の強力打線に臆せず4回は1死からストレートの四球で出塁を許すも送りバントファールで追い込みしゃーなしにランエンドヒットを仕掛けるも三振ゲッツー!
5回も1死から相手エース・松永にヒットを許し上位につながったが、1・2番を連続セカンドゴロに仕留め3安打無失点と大活躍。
先制したいおかやま山陽は5回裏1死から6番・飯田がライト前ヒットを放ち手堅くバントで2死2塁と数少ないチャンスを得点に結び付けたかったが、打席は西野投手でサードフライで両者無得点のままクーリングタイムに突入。

まさか神村打線を5回無失点に抑えるとは思ってもいなかったが、日大三を打ち砕いた山陽打線も全く機能せず2安打無得点と封じ込められ苦しい展開となった。
勝機を見出すとしたら、このまま完封を続けて終盤のドサクサに紛れて9回サヨナラ勝ち。あるいは大垣日大戦よろしく延長タイブレークに持ち込んで相手のミスを誘って劇的な幕切れの再現を狙うしかないのか???
神村としても3戦連続2ケタ得点をしているのに5回無得点は焦りも出てくると思うが・・・・・。

 6回表先頭の3番・秋元が2-1からレフト前ヒット。ここから一気呵成に攻めてくると思われたが、小田監督は4番にあえて送りバントのサインを抱いてファーストフライ。5番・岩下は6-4-3ダブルプレーで術中にはまってきた。
その裏、9番・山崎がライトへツーベースを放ち無死2塁。当然堤監督はバントのサインを出すが1番・田内1ボールからファール・・・。これを見て気が変わったのか?強打に切り替えるもショートゴロで2塁走者3塁封殺、、、、、ここはスリーバント失敗してもバントに固執してほしかったが。。。
2番・湯浅はエンドランなどノーバント野球でガンガン攻めるもセカンドゴロ。3番・渡辺が四球を選び2死1・2塁とチャンスは続き、4番・土井の初球ボールになったのを見て小田監督は突然の思い付きなのか???エースをベンチに引っ込め10番・黒木がリリーフ。背水の陣を敷いて3ボールまで行ったが、その後持ち直して最後はスライダーに三振で均衡が破れない・・・・・。

7回表1死から7番・松尾龍にヒットを許し打順が下位に下がっていくが小田監督はあえて送りバントで2死2塁として黒木投手にそのまま打たせてサードゴロ。
ラッキーな面もあったが、ピンチの後にチャンスありと行きたかったが、7回裏は三者凡退に封じ込められいよいよ延長タイブレークが脳裏をよぎった。

8回表堤監督はここまで5安打無失点と好投を続ける西野投手をベンチに下げて2年生三宅にスイッチ。この先の準決勝・決勝を見据えての交代だろうか?????
しかしリリーフの立ち上がりいきなりセカンドエラーで出塁を許し野選で無死1・2塁。ここまで手堅かった小田監督の采配だが攻撃のタイムを取って一転して強攻策。しかし7球目スライダーで三振。このアウトで立ち直って欲しかったが、4番・正林が初球ライト前タイムリーヒットでついに均衡が破れた。これで流れが一気に神村に傾き5番・岩下もライト前タイムリーで2点目。さらに四球で1死満塁となっても堤監督はエース・井川を温存。
7番・松尾龍に3ボールとなり押し出しも覚悟したが、カウントを整えフルカウントからセカンドゴロホーム封殺。
なんとか2点で踏みとどまりたかったが、8番・松尾大が3塁線ゴロ突破走者一掃のツーベースで5点差つけられタオルが投げられ3番手同じく2年生の三浦が登板。3球連続見逃し手の三振で火消しに成功。

もうこうなってしまってはお手上げで代打を起用しても三振で無抵抗のまま9回へ。
代打の関係でエース・井川が敗戦処理のマウンドに立ち2安打と盗塁を許すも最後はサードゴロゲッツーで無失点で切り抜けた。
最後に意地で1点でも返したかったが、先頭の2番・湯浅がヒットを放つもレフトフライとサードゴロゲッツーで試合終了。

なんとか7回までは0-0で持ちこたえていたが、謎の継投で流れを自ら変えてしまい神村の怒涛の攻撃で初勝利から甲子園8強まで駆け上がったがここで終戦。
近年の岡山県勢の戦績を考えると快挙としか言いようがないが、やはり負けたら悔しさと寂しさが入り混じる。

4強に応援していたチームが1つもなく2021年の近畿4強独占は遠い昔のことのように思えてならなかった。

こうして夏の選手権は終わったが史上最高の猛暑はまだまだ終わらない!!
甲子園決勝戦終了から中二日。すでに紀三井寺では新チームが始動しており僕だけの聖地に乗り込んだ。朝から晴天だったが、夏の天気は急変して第3試合終盤は暗雲が立ち込め試合終了後に海岸線の喫茶店に来店した直後にゲリラ豪雨が!!それは次回の講釈で。

⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 三振 暴投 失点 自責
神村学園 松 永  5 2/3 21  66  3  1  2  1  1  0  0 
神村学園 黒 木  3 1/3 10  45  1  0  0  4  0  0  0  

山  陽 西 野  7  28 106  5  2  2  4  0  0  0  
山  陽 三 宅    2/3   8  29  3  1  1  0  0  5  3  
山  陽 三 浦   1/3  1   3  0  0  0  1  0  0  0   
山  陽 井 川  1   4  11  2  0  0  1  0  1  1 

           (完)

         🌟新シリーズのお知らせ🌟
8/26 和歌山大会新人戦2回戦 紀三井寺球場 和歌山工-粉河