読んでる本とか | 動的平衡

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昨日は月イチの出勤土曜。

今週は祝日で1日足りなかったり、母親が入院したり

カタログ作成とエントリーが重なったり。

仕事ぜんぜん終わらなかったけど、強制終了。

今日はこの後、帰ったらシャワー浴びて朝ご飯。

それから家族でイチゴ狩り。

その後は一色さかな広場(たぶん)。

17:10~はシネマスコーレに『みなに幸あれ』を観に行こうか迷ってる。

古川琴音は大好きなんだけどあまりにも本編の評判が悪い。

しかも苦手なホラーの上、知らない監督。

どうしよう。

朝鮮宮廷陰謀劇の『梟』にしよっか。

 

閑話休題。

クリープハイプの歌はほとんど知らないし

尾崎世界観の本も1冊も読んだことがない。

最近何かで読んだ文章が面白かったのでストックした。

その抜粋。

 

たとえば世の中には お中元みたいなやりとりが 溢れている。

これを言ったらこう思われるんじゃないか。

あれをやってもらったのだからいつかお返ししなければ。

そうしたものから切り離した気持ちで書かれている言葉だから、静かに響く。

 誰かに癒やしてもらうことが前提の寂しさや、誰かと 繋がるための寂しさが溢れる中

ここに書かれている寂しさはちゃんと孤独だ。

その寂しさを消してしまえば、大事なものもなくなってしまう。

寂しさを紛らわすためでなく、寂しさを寂しさのまま大切にするための寂しさ。

 

 

 「寂しさを紛らわすためでなく、寂しさを寂しさのまま大切にするための寂しさ」

 

そういう本、読んでないかな、最近。

2月に読み終わった本と読みかけの本、14冊。

 

『冬に子供が生まれる』 佐藤正午

待望の新刊。

『月の満ち欠け』のときは時系列順のメモを取りながらでないと混乱した。

まだ序盤。ミステリーのようでありファンタジーのようでもあり。

どれが伏線なのかもよくわからない。

じっくり時間をかけて読み進めたい。

 

『をんごく』 北沢陶

同じくまだ序盤。

ゴシックホラーかな。

「そのひらがな四文字の真の意味が明かされるクライマックスまで

 本書の読者は今年一年を通して最上級の読書の愉悦を味わい得るとお約束する」

宮部みゆきが言ってた。楽しみ!

 

『1947』 長浦京

終戦直後の情景を見てきたように書く。

長浦京の描く旧日本陸軍、GHQ、ヤクザにはずれなし。

 

『不夜島』 荻堂顕

これも第二次世界大戦後。

しかし米軍占領下の琉球。

『ループ・オブ・ザ・コード』の作者が描く歴史ハードボイルド。

 

『案山子の村の殺人』 楠谷佑

大学生の従兄弟のバディもの。

《読者への挑戦状》が2回あるという。

期待して読んでるけど、まず文章が下手。

最後まで辿り着けるかな…。

 

『シャーロックホームズの凱旋』 森見登美彦

舞台はヴィクトリア朝京都。

幻想的でここではない京都はとっても詩的。

さすがの一言。

 

『破果』 ク・ビョンモ

おそらく韓国ノワールを読むのは初めて。

主人公は老境に入った女の防疫屋(殺し屋)。

良質なハードボイルド映画を観ているような見事な筆。

 

『成瀬は信じた道をいく』 宮島未奈

早くも“成瀬あかり史”の第ニ段!

滋賀県民以外にもお薦めしたいパワーアップした成瀬。

*本の写真(前作の『成瀬は天下を取りにいく』と間違えました。失礼。

 

『羅針盤の殺意』 知念実希人

東京出張のときに新幹線で読む本を忘れ駅で買った。

久し振りの《天久鷹央》シリーズ。

ずいぶんと進んだかなと思ったら

鷹央と小鳥遊の関係はまったく変わってなかった。

人物描写も推理も緩いまま。

 

『煙草の煙、旅の記憶』 丸山ゴンザレス

どこまでが実話なのかよくわからないノンフィクション。

ぜんぶどこかで読んだような気もする。

全編に共通するのは煙草。

 

『7日でわかる!はじめようハングル』 NHK出版

訳あって購入。

一番簡単なハングル語の本。

確かに「7日でわかる!」が、その範囲は知れている。

 

以下、新書3冊。

『がんの消滅―天才医師が挑む光免疫療法―』 芹澤健介

『恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで』 春日武彦

『言葉の本質』 今井むつみ、秋田喜美

 

 

お疲れさま。

帰ります。

素敵な日曜日を。