放送後、だいぶ日数が経過しましたが『進撃の巨人』完結編(前編)の感想です。
原作コミックよりも、丁寧に描写された地鳴らしシーンから、船上のアルミンとアニのシーンへ切り替わり、情緒がシッチャカメッチャカになった人も多いのではないでしょうか^^;
アルミンの”良い人”って言い方が嫌いって話、この感覚は共感する人も多いんじゃないかなあ
私も好きじゃない。
”良い人”って、”都合の良い人”や”軽く扱ってもいい人”みたいな意味合いを含んでることが多いと思う。
このタイミングで、シーズン1での会話を思い出させるとは。
海外リアクターさんの反応を見ていると、アルミンがアニに好意を寄せてるのはベルトルトの影響だと考えている人が多い気がする。
レストランの圧迫面接で、エレンが主張していましたね。
あれ、信じました?
私は初期のころから、アニとアルミンは単なる同期以上の存在として描かれてたよね?って思いました。
アニの「弱いのに根性がある」というアルミン評
対して、アルミンの「アニは結構優しい」など
そして、壁外での女型戦で、アニは2度、アルミンを見逃している。
ジャンのことは躊躇なく、殺ろうとしたよね?
アルミンに疑いの目で見られて、傷ついたって発言もあった。
一方、女型の正体を突き止めたのは、アルミン
壁外の女型戦で、調査兵団に多くの犠牲が出て、エレンを助けるために、女型をとらえるという成果が必要になり、言い方は悪いけど密告した訳です。
エレンを助けるために、アニを切り捨てる決断をしたともとれる。
だから、ほのかな好意レベルだったのだろうけど、マルコの立体起動に気付いてから1か月間、兵団に疑惑を報告できなかったくらいには迷ってる。
そして、アルミンはベルトルトがアニに好意を寄せていることに気付いていた!
私は、ライナーに言われるまで、まったく気づかなかったよ。
ライナーはベルトルト、アニと3人で行動していたから気づいたんだろうけど、他の同期に対して、ライナーたちはアニと親しいことを隠していた。
実際、アニとライナーたちが同郷だということが判明したとき、エレンもアルミンも、アニとライナーたちが親しい印象はないって言ってたし。
その状況で、ベルトルトの気持ちに気付くのは、ベルトルトかアニをよく見ていたからじゃないの?
以上のことから、私は、アルミンのアニへの好意は自発的な感情だと思ってます。
ベルトルトを喰ったことで、補強された面はあるかもしれないけど。
そもそも、アルミンはあまりベルトルトの記憶を継承していない。
マーレの情報などを継承していたのなら、それを隠す理由は、アルミンにはありません。
大した記憶は見ていないというのは本当でしょう。
エレンはグリシャの記憶(進撃の能力と別の前任者の記憶)を多く継承していますが、それは、親子間での継承だったから。
アニメではカットされているけれど、知性巨人が血縁者に継承されると、記憶は強く継承される設定だそうです。
エレンは、敵国兵のベルトルトに頭を乗っ取られたせいで、アルミンは話し合おうとばかり言うようになったって言ったけど、対話を求めるのは、アルミンの本質なんだよね。
ずっと、初期の小鹿隊長に対峙するときもアニに対しても、ベルトルトに対しても同じように主張し続けてます。