私はアニメで「進撃の巨人」にはまって、ファイナルシーズン Part2 で完結しなかったので、原作マンガを読みました。
アニメで観ているときに、ちょっと理解できなかったのですが、原作を読んで私なりの解釈ができた点があります。
 

その1つは、ライナーが鎧の巨人をガビではなくファルコに託したがったことです。
ライナーは、ガビの事を大切にしているのはわかるけど、ファルコをどうでもいいと思っているようにも見えなかったのです。
鎧の巨人を継承することが「真っ暗な未来」へ通じると思っているのであれば、ファルコにも継承して欲しくないはず。
しかし、ファルコに鎧を継承して、ガビを真っ暗な未来から救い出せと話します。
なんで?

この疑問はコミックを読んで追加情報を得たことで、自分なりに解決しました。
知性巨人を継承すると、前任者の記憶も一部継承されるというのは、アニメでも描かれていましたが、継承者が血縁関係にある場合、記憶は強く引き継がれるという設定だそうです。
アニメではこの設定は描かれていなかったはず。
確かに、ライナーの記憶なんかをがっつり引き継いだら生き地獄orz
特にガビは、マーレの思想に染まってますからね。
ファルコなら、血縁関係がないからに引き継がれる情報は限定的。

パラディの情報を知って、苦しんだとしてもファルコなりに消化できそうだし、血縁関係が無い分、影響は少ないかと。

その前提で考えると、エレンはグリシャ(父)から継承しているから、かなりの記憶を鮮明に覚えてますね。
マーレの生活や妹フェイの事件など。
前任者の記憶継承は、進撃の巨人の能力とは関係ない。
一方アルミンは、ベルトルトからマーレの情報などは、ほとんど継承していない模様。
唯一、引き継いだっぽいのがアニへの想いですが、これもアルミンが元々、アニを気にかけていたからではないのかしら?
ベルトルトの記憶の影響でアニを気にかけていると、エレンに指摘されていましたが、どっちかというと、アルミンとベルトルトの共通する思いが、アニへの気持ちだったのでは?
恋愛感情の発生するキッカケなんて、多くの場合は錯覚や勘違いだから、アルミンがアニを好きだというなら、それは別にベルトルトの記憶に脳みそを支配されたせいではないと思うのです。
つーか、記憶に操られてがんじがらめになっているのは、エレンだと思うよ!

 

前任者の記憶が、ライナーたちに引き継がれた描写が一切ないので、血縁関係がない場合は、共通の関心事以外は引き継がれないんじゃないかな。

ポルコが104期ユミルの記憶を一部継承していたけど、その内容はライナーに関することだった。

ユミルの最大の関心事はヒストリアに関することだったはずだけど、ポルコに継承されている描写は無かったので、諌山先生の設定としても、こう考えておかしくないと思う。