33本目(6月21日鑑賞)

走り続けるのが人生…だな
メイズ・ランナー:最期の迷宮

監督:ウェス・ボール/原作:ジェイムズ・ダシュナー/脚本:T・S・ノーリン/音楽:ジョン・バエザーノ
出演:ディラン・オブライエン/カヤ・スコデラーリオ/トーマス・ブロディ=サングスター/キー・ホン・リー/ローサ・サラザール/デクスター・ダーデン/ジェイコブ・ロフランド/ジャンカルロ・エスポジート/ナタリー・エマニュエル/エイダン・ギレン/バリー・ペッパー/パトリシア・クラークソン/and him

フレアウイルス抗体の実験をされていたトーマス(ディラン・オブライエン)、ニュート(トーマス・ブロディ=サングスター)らはWCKDの施設を脱出し抵抗勢力RAに合流。しかし、テレサ(カヤ・スコデラーリオ)の裏切りでミンホ(キー・ホン・リー)を連行されてしまう。RAを離れ一人ミンホ救出に向かうトーマスにニュートも同行する。


走る!走る!走る!

ディランくん負傷で間が空いた最終章。最後まで全力疾走のまま完走。大満足のファイナル。

「前回までのあらすじ」なし。過去作鑑賞必須。ファンムービーということはご承知おきを。


オープニングから「ワイルドスピードMAX」を彷彿させるスピード感。キャラクター配置も思い出せる序盤の作り。

ミンホがどこにいるのか。テレサが何をしているのか。把握できたところで敵本拠地の最終決戦へ。


本拠地を目の前に潜入の手立てがないトーマスら。そこに第三勢力が現れる。この辺からネタバレなので書けない。

前2作を観た方は鳥肌必至。「今回はいいや」とスルー予定の方は考え直してみては。


1作目から構築されたトーマスとニュートの関係性とミンホへの信頼感。トーマス主体の物語では足りなかったドラマが結実。

ミンホ復活で歓喜。再会、抱擁で涙。そして…あぁ書けない。ラストのあの手紙はラブレターに他ならないではないか。


すでに「迷路」じゃないのは承知。いや、善と悪の間で行ったり来たり。迷路は人のなかにある。

迷路を彷徨い続けたテレサ。彼女の真意も間違いでじゃない。たった一人のテレサの闘いもフィナーレを迎える。


復帰のディランくん、新作「アメリカン・アサシン」も連続公開で走り続ける。トーマス・ブロディくんは「スターウォーズ フォースの覚醒」に出てたらしい。

本シリーズでブレイクのカヤは「パイレーツ・オブ・カリビア/最後の海賊」後も話題作で活躍。ブレンダ役ローサ・サラザールも次作待機。リーくんの今後も注目。


メイズ・ランナー」で走り始めた彼ら。全シーンの70%は走っていたか。「付いて行こうと思った」のはニュートだけではない。

メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮」もやはり走る。物語が大きくなり、彼らの絆も強固になる。追われるままに走っていた彼らは自分の意思で走り出す。

そして最終章。納得のラスト。再三のピンチも諦めずに走り続けた彼らに感謝しかない。



hiroでした。



脚本9 映像8 音響8 配役9 音楽8
42/50