31本目(6月3日鑑賞)


あーしんちゃんだね
ピーターラビット
 
監督・脚本:ウィル・グラッグ/製作総指揮・脚本:ロブ・リーバー/原作:ビアトリクス・ポター
出演:ローズ・バーン/ドーナル・グリーソン/サム・ニール/ジェームズ・コーデン/デイジー・リドリー/エリザベス・デビッキ/マーゴット・ロビー

イギリスの湖水地方で暮らすウサギのピーター(ジェームズ・コーデン)たちは、宿敵マグレガー(サム・ニール)の死後、彼の屋敷や農場で気ままに過ごしていた。ところが彼の甥トーマス(ドーナル・グリーソン)が家を相続すると再び敷地への柵は閉ざされ、ピーターたちの理解者ビア(ローズ・バーン)までもが彼といい仲になってしまう。


鑑賞予定の作品レビューは読まない。本作、スルー予定だったのであちこち目を通していたが、バトルの壮絶さを指摘する感想が目に付いた。たまたま家族が観るというので一緒に観た。なるほど納得。

作品冒頭でも「道徳的な映画ではない」とナレーション。本作、子ども向けである。ただし、ディズニーとは対極。「悪い子ちゃん」が主役。


吹替版鑑賞のせいか小さいお子さん連れが多かった。可愛いウサちゃんを想像してやいないか、と心配になる。ところが、やりすぎウサちゃんに爆笑の渦。親御さんの何人かはしかめっ面だったと思う。

そういうことか。本作はドリフやしんちゃんのアレじゃないか。アレはアレで反面教師。子どもだってちゃんと判断できる。できなくても親が教えてあげればいいんだし。


ピーターたちのCGが脅威。動き、表情、質感から最先端技術である。そこに声当てしたのが、歌うまコーデンだ。ジェダイデイジー・リドリーで、金ピカ女王様エリザベス・デビッキで、ハーレイマーゴット・ロビーだ。

そして彼らの宿敵はファーストオーダー将軍のドーナル。恐竜博士ニールが父だというのだから最強だ。子ども向け映画にどんだけ本気なんだよ。

吹替版ゆえ豪華俳優の共演は未体験。だがしかし、千葉雄大の実力には驚いた。


お国違えばウサギは害獣。「可愛いペット」な国のほうが少ないのかも。そもそも原作も結構ハード(らしい)。だってお父さんが捕まってパイにされる…え?…だよね。

「可愛いウサちゃん」ウリの宣伝は失敗だったかな。



hiroでした。



脚本7 映像9 音響7 配役7 音楽8
38/50