2022・アイルランド・英・フィリピン・米 ★★★★☆(4.4)
監督:ロルカン・フィネガン
出演:エヴァ・グリーン マーク・ストロング チャイ・フォナシエ ビリー・ガズドン
ロルカン・フィネガン監督によるスリラー。
原因不明の不調に悩まされるファッションデザイナーのもとを見知らぬ女性が
訪ねて来た事をきっかけに、デザイナーの一家を悪夢が襲う。
主人公をエヴァ・グリーン、彼女の夫をマーク・ストロング、彼らの前に突如現れる女性を
フィリピン出身のチャイ・フォナシエが演じる。(シネマトゥデイより抜粋)
思わず見て「おぉ~」と声をあげてしまった。その「おぉ~」は果たしてどういう
「おぉ~」なのか?見たいでしょ。レンタル。
ファッションデザイナーのクリスティーン。
夫フェリックスや幼い娘ボブスと共に、ダブリン郊外で順風満帆な生活を送っていた。
ある日の仕事中、彼女はダニに寄生された犬の幻影に襲われる。
8カ月後、クリスティーンは筋肉の痙攣や記憶喪失、幻覚等を引き起こす
原因不明の体調不良に悩まされていた。
が、そんなクリスティーンの前に、彼女を助けに来たというフィリピン人のダイアナが
訪ねてくる。
雇った覚えのないダイアナを不審に思うクリスティーンだったが、ダイアナは
伝統的な民間療法で彼女の不調を取り除き信頼を得る。
クリスティーンは次第に民間療法にのめり込んでいくが、それは想像を絶する
恐怖の始まりだった事はまだ知る由もない…。
<ホラーはホラーなのだが…>
一番最初に言っておきます。ジャケ画の様な虫が口から出て来るシーンはおまへんので。
そう言う、ウジャウジャ系のホラーでもないです。
あぁ~、でもこれ以上は「〇〇系」のホラーって言えない。其れは見てのお楽しみ。
ある日を境に原因不明の体調不良に悩むクリスティーン。
症状は幾つもあるが、記憶が飛ぶと言うのも…。
そのせいなのか、雇ったつもりのないダイアナがフィリピンからやって来る。
(約束したと言われると、覚えていなくても、強くは言えない程記憶も曖昧)
だが、偶然雇う事になったダイアナは料理も美味しくて、掃除も完璧、
その上に民間療法ではあるが、症状を和らげてくれる治療をしてくれる。
さっき迄、あんなに苦しんでいたのに、ぴたりと治まる。
クリスティーンはダイアナの治療を受けて調子が良くなっていくが…。
夫は何故か、ダイアナに心許す事は無く、民間療法も止めて欲しいと思うのだが…。
<飲んでいた薬もクリスティーンが捨てたと言うダイアナのベッドの下に…>
益々ダイアナを疑う夫だったが…。
私が「おぉ~」と叫んだのは、俗に言われる「蓮コラ」映像の様なモノが瞬間的ではあるが
映し出される事。(私はメッチャ苦手なのに画像は見たくなるby変態村村長)
調べたら危険画像が出てきますので、注意して下さい。
蓮コラ…人間の肌に蓮の花托(花弁・おしべ・めしべを取り去った部分) を
コラージュした画像。
本作の場合は蓮ではなく、ダニの卵と思われる。(其れも流行っているのよねぇ)
ラストは、全く予想だにしなかったです。
かなり凄い作品だと思うのですが…。
単なるホラー作品ではなく、言わば社会派ホラーと言うのでしょうか?
凄いのに血も出ませんし、子供も出て来る作品です。(せめてPGはいるやろう)
あぁ~、流石にこれ以上は言えません。
R指定はないですが、ある一定の人にはトラウマ級だと思います。(私を含め)
その辺を考慮してご覧下さいませ。
監督は「ビバリウム」の監督と言う事で、ビバリウムは未見ですので、
早々に見たいと思っております。
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