2018・邦画 ★★☆☆☆(2.6)
監督:江口カン
出演:博多華丸 富田靖子 斉藤優 瀬口寛之 福場俊策 井上佳子
博多名物・明太子を日本で初めて製造販売したふくや創業者・川原俊夫氏の
人生をモデルにしたドラマ。
博多を舞台に、明太子作りに励む男を映し出す。
ドラマ版の監督を務めた江口カンがメガホンを取る。
博多華丸と博多大吉、福岡県出身の富田靖子やでんでんらが出演。
ドラマ版では触れられなかったエピソードも描かれる。(シネマトゥデイより抜粋)
ドラマ版も見ていないし、映画版も何となく想像が出来るので見ていなかった。
何となくホッコリするモノも観んといけんね、という事で。Netflix。
昭和30年代。
戦後の面影が残る博多・中洲で、小さな食料品店ふくのやを開いた海野俊之。
美味しいモノで人を幸せにしたいという思いに駆られいた。
生まれ育った韓国・釜山でよく食べていた総菜・明卵漬から着想を得た
「明太子」作りに乗り出す。
理想の味を追い求め、ついに明太子の製造が本格化するが、
明太子の大ファンだった元博多人形師・丸尾の死をはじめとする
不幸の連続に打ちひしがれ、俊之は明太子作りを諦めてしまうのだが…。
<ドタバタ喜劇になっとりま>
お笑いの人も知っている人は少ないのだが、流石に「博多華丸・大吉」は知っているし
漫才も見た事がある。
ドラマ版も同キャストだった様で、続編も出来ている。
想像通りの人情モノで今は全国区で有名な「ふくや」の明太子が出来るまでのお話。
<この方が御本人>
終戦を機に日本に戻った時に、博多の人は暖かく迎えてくれた。
其の恩に報わねばと常に博多の為に何かできないかと考えて来た俊之。
其処で日本一美味しい明太子を作って、博多名物にして博多に恩返ししようと考える。
其れからは、試行錯誤の日々が始まるのだが…。
俊之の純粋な気持ちを支える千代子の内助の功があってこそ、成立した明太子作りだが
こんな素敵な夢を持って、進んでいく男性って素敵だと思うが、妻には到底なれない。
先ずは家族が幸せになるべきやろうとダメダメな私などは考えるが。
「うま~か明太子ば作って、皆ば幸せにしたかとです」
この思い、一択で貫いてきた思い。
その思いに付かず離れず、俊之に寄り添って来た千代子が凄いね。
夫は理想を追い、それを現実になる様に見守る妻。
時々、爆発する時もあるけど。
次男坊のシビアな台詞も光ります。
唐突に出て来た「スケトウダラ」の大吉さんが、ヤケに綺麗で↑こんな風貌なのに
すんなり話に馴染んで、いや、出番を待ってたくらい。
昔我が家に遊びに来ていた知人の僕ちゃんが、美味しそうに摘まんでいる明太子を
思わず「食べてみたい」を言ったので、一寸だけご飯に乗っけてあげたら
オープニングのギャン泣きの子供達の様に泣いたのを思い出した。
(案外大袈裟なギャグでもないんやなぁ)
明太子は好きなのだが、如何せん「米」を滅多に食べないので(食べても白飯ではない)
買うと絶対に食べきれないので滅多に買わないけれど。
スーパーでは毎回一応心の中で聞いてみる。(まっその想いは却下される)
博多弁もよかよね~。
まぁ、私には人情喜劇は向かないのだけれど。
たまにはよかけん。さて、続編はどうするかな?(絶賛上映中)
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