青いパパイヤの香り | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

              

1993・仏・ベトナム     ★★★☆☆(3.8)

                

監督:トラン・アン・ユン

出演:トラン・ヌー・イェン・ケー リュ・マン・サン グエン・アン・ホア

                    

                

パリ郊外のセットの中で、在仏ベトナム人監督やスタッフ達によって再現された

サイゴンで、一人の女性の生涯を淡々としたリズムで語った一編。

                      

監督のトラン・アン・ユンは幼い頃フランスに移住し、リヨンの映画学校を卒業。

 

本作品ではカンヌ国際映画祭で新人監督賞を獲得し、アカデミー賞外国語映画賞にも

ノミネートされた。

                     

                

                     

ブタ

毎日暑い。これは逆手を取って「じっとり暑い」作品を見れば、良いかもしれん。

夏に鍋…、みたいにね。で~、久々に見た。Amazonプライム。

                      

                       

1951年、平和な時代のサイゴン。

下働きの使用人として、あどけない10歳の少女ムイが雇われる。

                     

その家庭は琵琶を弾く以外、何もしない父と家計を支え布地屋を営む母、

社会人となった長男チェン、中学生の次男ラム、小学生の三男坊ティンに祖母、

そして長年この家に仕えている年寄りの女中ティーがいた。

                            

ティーはムイに朝が来れば、まず葵を採り、朝食の用意を始める事を教える。

                             

                        

ティーは、ムイにこの家の一人娘トーが、主人が家出している間に病死してしまった事、

それでも愚痴一つ言わない奥様について話して聞かせる。

 

ある晩、長男の友人クェンが一家を訪れ、ムイは彼に密かな憧れを抱く…。

                     

                        

毎日を淡々と過ごす一家に再び暗い影が忍び寄る…。

                          

トーの死以来、外出する事のなかった主人が家の有り金を全部持って

出て行ってしまった…。

 

奥様は乏しい商いで細々と生活を支えたが、ある夜遅く、帰宅した主人が

倒れているのをティーが発見する…。

 

主人が命を断ち、それから10年の歳月が。

                              

                       

長男の嫁が来て、暇を出されたムイは長年憧れていたクェンの家に雇われる事になる…。

 

<私の中の記憶とは違ったんだけれど>

                        

              

もっと湿度感を感じる作品の様に記憶しておったが、そうでもなく。今私が座っている

ソファーの方が熱気を浴びてねっとり暑い。

                    

10歳で下働きに入ったムイ。色々教えてくれる師匠的な女中ティーも優しい人。

奥様なんか、亡くなった娘の代わりとして見ている為に、どんな失敗にも

叱ったりと言う事は無い。

          

反対に10年後に暇を出された時には、奥様の方が倒れてむせび泣いておった。

                     

本作は台詞も最小限で、それでいてそんなに舌足らずではなく、私は大好きな作品の1つ。

                        

               

何を言っても3男の悪戯小僧ぶりがナイス。お前が通る所に笑いあり状態。

(被害を被るのはムイなのだが…、其れでも笑ってしまう)

              

磨いている花瓶にとかげをを入れたり。←しかも、結構大きい。

余りの驚きに奥様の大切な花瓶を割ってしまった。(後に売る時に「対なら高値だが」と。)

               

ムイがトカゲに驚く事を知った3男は、トカゲで脅して、洗濯物を落として汚したり。

きっとムイの気を引きたかったのだろうと思うが…。

兎に角、悪戯して逃げる前に顔の前に1発屁をお見舞いする。(其のポーズがまるで漫画)

                   

10年後に奥様が「次男の嫁に」と思っていた事を話すのだが、長男以外は

大人に成長した姿は見れない。3男がどんな大人になったか見たかったな。

                           

               

で、憧れのクェンの家の女中になるのだが…。イケイケ彼女が既に居る。

それでも、段々と素朴なムイに惹かれていくクェン。(←此処も、シンデレラストーリーよね)

                   

↑そして、このシーンが超好きだわ。ムイに文字の書き取りを教える…。

                  

           

ムイが初めて下働きに来た時に寝た部屋には蚊帳があって、映画に蚊帳が

出て来るのが、何だか好きなんだけれど、本作ではあんまり出て来なかったな。

            

まぁ、子供の頃のムイの話が多いので、其処まで色っぽいシーンもなく。

其処が少々不満かな。 もっとじっとり湿気を感じる作品だと思っていたけれど…。

                 

私の苦手な「蛙」がやたらと出て来る。

でも、映像で見るのは、好きではないが我慢できる。

               

何故に今まで平気で見れていたのか?と疑問な部分が…。

                      

                

パパイヤを半分に割って、出て来る種が…。うぅぅぅうぅぅ~、無理っす。

あぁ~、気味悪くて…。今にも動き出しそうで…、怖い。

                

パッションフルーツ系は、全て食べれない私はパパイヤって買った事も食べた事も

無いので、こんな種だとは…。もし買っていたら「うへぇぇっぇぇー」と叫んでいただろう。

(キウイもマンゴーも蕁麻疹が出ます。最近はアボカドもなので残念)

                    

            

其処まで、湿気は感じられなかったけれど、やっぱ見終わって好きだなと…。

                 

こんなに暑い日には「スンドゥブ」でも行っときますか?(コレマタ辛い匂いが駄目で食えない)

ホンマに暑い時には汗を一杯かく方が身体には良いのだろうか?どうなんだか?

               

                                         

因みに、青いパパイヤの香って、どんな?ふふふ。

(タイトルが一番色っぽいと思うのは私だけか?)

              

                 

                   

          

 

 

                      

 

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