2021・韓国 ★★★☆☆(3.2)
監督:チョン・ガヨン
出演:チョン・ジョンソ ソン・ソック コン・ミンジョン
チョン・ジョンソとソン・ソックが主演を務めたラブストーリー。
デートアプリを通じて出会った男女が、互いに素性や本音を隠しながらも惹かれ合っていく。
メガホンを取るのはチョン・ガヨン。
コン・ミンジョン、キム・スルギのほか、ペ・ユラム、キム・ジェファらが出演する。
(シネマトゥデイより抜粋)
大雨になるとか、天気予報とにらめっこしていたが、明日からは上映スケジュールが変わる。
30分早くなるのだが、たかが30分、されど30分。と言う訳で、えいやぁ~と行って来た。
座席予約は3名だけだったのに、開けて見たら思ったよりも入っていた。
仕事も恋愛も思い通りに進まない29歳ジャヨン。
手痛い失恋に懲りて、真剣な恋愛はしないと決意する。
しかし、身体の欲求は満たしたい。デートアプリに登録してセックス・パートナーを探す事に。
そんなジャヨンがデートする事にしたのは33歳のウリ。
実は、編集長からセックス・コラムを任され、恋愛でも相手からカモにされがちな彼は
半ば強制的にデートアプリに登録させられてしまう。
お互いに名前、目的、本音全てを隠したまま、デートアプリを通じて会ったジャヨンとウリ。
あけすけなジャヨンに戸惑いつつも、次第に心惹かれていくウリだったが。
取材の為という目的を隠して会う事に後ろめたさを感じ始めるのだったが…。
<雰囲気は分かるかな?>
お世話になっておる「solea」さんと、かなり前から2人で物凄く盛り上がっている
「ソン・ソック」氏。
「私の解放日誌」の「ク」氏で大ブレイクしてしまって←(あかんのか?)ちょっと遠い存在に。
そんな彼が主役でスクリーンに、しかも「普通の男役」でとか。レア過ぎるやん。
これは見に行かねばと息巻いていた所「solea」さんがスクリーンで見れないかもと言う事で
「じゃ、私が2人分見て来る」と言ったはいいモノの少し前からマタマタ暴れ出した
コロナッチに猛暑。(大阪では1館しか上映していない)しかも、上映時間も微妙で…。
今度は戻り梅雨なのか大雨とか…。見たいのはやまやまだが、近所のシネコンじゃないし。
と、迷っていたが昨夜は何故かかなりの時間眠れたので「何とかなるやろ」と見て来た。
(うまい具合に傘もさす事もなく、曇っていて気温も其処までで良かった。)
こんな事をお知らせしても「何やねん」って思われるかもだけれど。今の私は「デブ」症なの。
でも、見てきて良かったな。(モチのロン、家のTVでも全然OK。アクションもないしな)
但し、1人でコッソリ見る事をお勧めします。(あからさまな台詞満載で恥ずかしいかも)
兎にも角にも、ジャヨンが超魅力的。こんなあけすけに話する女子って私の知り合いには
1人もいない。(まぁ、その話を友人達は楽しんでいるのだが…)
デートアプリで、初めて会ったその日に「ソコソコな見た目」のジャヨンに聞く。
いいねも多いだろうに何で俺なの?ジャヨンは全然当たり前の様に答える。
「性病がなさそうだったから…」と。全ての会話がそう言う調子。
恋愛はしないから自分を良く見せる必要がない。可愛い子ぶったり、良い女でいる必要がない。
初めは面食らう彼も、その歯に衣を着せぬ物言いが魅力的な彼女にやられていく。
そして、コラムの方は絶対にボツだろうと思ったが、これが何と…。
本当の事を言えぬまま、2人の付き合いは続くのだったけれど。
19禁のセックス・コラムを書く仕事の為のデートアプリとかと言うと「激しいのんか?」とか
想像したりしていたが…。↑こういう感じ。キスシーンすら、あったか?と思い出せない。
その代わりに台詞がなかなかですねんけど。それでも、全然厭らしくない。
ドンドンとジャヨンに魅入られて行くのが納得出来る。
その会話が、コレマタウィットに富んでいると言うか、笑かしてくれる。
出会ったその時のウリの服装を見て「レイトオータムのヒョンビンのコンセプト?」って
其れだけでも既に笑ってしまう。(思ったらすぐに言ってしまう女子なんだと分かる)
でも、見下したり、嫌味で言ったりはしていなくて、和まそうと口から出てきた言葉。
↑恋愛の始まりってそうじゃないかな?駆け引きや探り合い。
それが楽しいと感じる若者ならいざ知らず。段々と周りは結婚して行っているお年頃。
恋愛するのも「ホンマに疲れるねん」←この説明を「感情労働」とジャヨンは呼ぶ。
そんな無駄な労働はしたくないねん。面倒やねん。でも、お相手は欲しい。
自分を良く見せる事もなく、繕う事もしないでも良い、そんな楽な関係の相手。
でもそれは、楽でもあり「曖昧」でもある。
私にとっては、なかなか素敵な作品ではあったのだが、やっぱ「もう一捻り」欲しいなぁ~。
いや、此処で終わってしまうのか?って…。
ラストが悪いとかではなく、もう1度最後に心鷲掴みにして欲しかったな。
普通の男を演じた「ソン・ソック」氏ではあったけれど、素の彼ではやっぱないなぁ~って。
そんな簡単に自分は見せないだろうけれど。
やっぱ私は「クさん」だけれどな。 大ブレイクでなくて良いので、また会いたいっす。
本作は配信になったら、もう1度ゆっくり見たいな。
曖昧な関係の2人だが、身悶えする程、台詞が絶妙!
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