荒れ野(未) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

               

2021・スペイン     ★★★☆☆(3.6)

             

監督:ダビド・カーサデンムント

出演:インマ・クエスタ  アシエル・フローレス  ロベルト・アラモ

                   

                    

19世紀を舞台に、突如現れた怪物への恐怖に翻弄される一家を描くホラー。

                         

荒れ地に暮らす一家の平穏な日常が、人間の恐怖心を食らうという怪物の出現によって一変する。

                      

監督・脚本は短編などに携わってきたダビド・カーサデンムント。

インマ・クエスタ、アシエル・フローレス、ロベルト・アラモらが出演する。(シネマトゥデイより抜粋)

                       

                

                      

ブタ

メッサ好きなタイプな作品だった。  でも、好き嫌いに絶対に分かれると思われます。

貴方様はどちらでしょ?  Netflix。

                         

                             

19世紀、スペイン。

                     
サルバドール一家は争いを嫌い、人里離れた荒野の一軒家で暮らす生活は苦しいが
ここには争いはなく平和だった。

1人息子のディエゴは、優しくて気が弱い性格の為に、父親のサルバドールは
ディエゴに強い男になる様に、色々な事を教えたいと思っていた。

 

反対に母親は、マダマダ子供のディエゴには早いと、歌を歌ったり、楽しいお話を

聞かせたりしていた。

                              

家の前に広がる荒野には、サルバドールが作った印が家を囲むように置かれている。

「印から出てはいけない」 「其処から先へ行くと、生きて帰れない」と教えられていたディエゴ。

                             

何もないが、厳しい父親と優しい母親の親子3人の穏やかな日々が続いた。

                    

                      
そんなある日、血まみれの兵士が横たわった船が川に漂ってくる。
妻は反対したが、サルバドールは兵士を手当てした。

                   

が、フラフラと家に入って来た兵士は、ディエゴの目の前で、傍にあったショットガンで

自分の頭を撃ち抜いた。

                              

其処で仕方なく、サルバドールは兵士の家族に遺品を届けに行くと言う…。
反対する家族をよそに「すぐに帰ってくる。母さんを頼む」と…、印の向こうに消えて行った…。


だが、何日経ってもサルバドールは帰って来ない。

                

                 

「きっと明日は帰って来る…」そう自分に言い聞かせるディエゴだったが…。

余りにも、母親との2人の生活は不安過ぎて…。

 

ふと、サルバドールが話してくれた「人間の恐怖心を食らうという怪物」…を

思い出してしまうディエゴだったのだが…。

 

<予告で雰囲気だけは楽しめるよね。 字幕はないが…>

                      

                     

実は、上のあらすじの後からが、本作の本チャンの物語。

                

怖さは、そんなに怖くはない。  出て来るクリチャーも、「何にも恐ない」。

此処が、好き嫌いの分かれ道。

               

私は、襲ってくるそのものの正体なんかどうでも良い。 (分かった方が良いには良いが)

其れよりもどう対処するか?  どう戦うか?等々の方が気になるタイプ。

               

まさに「来る」が大好きな作品そのもの。

                              

                  

てか、本作はそう言うホラー作品でもなくて、食料のウサギに名前を付けて可愛がり

それをさばいて食べるなんて、絶対に出来ない優しく、気弱なディエゴの成長物語。

                    

父親が不在になった途端、母親がディエゴを守りたいが為に、しっかりしなくてはと

自分に言い聞かせるのだが、日を追うごとに夫が帰らず、逆に「不安な気持ち」が

膨らんでいく…。

                      

遂には、窓も塞いで、家の外には1歩も出ない生活を…。

そうなると、音等で外の気配を伺う事になり、恐怖心を益々煽る事となる。

                             

                 

遂には、以前の様にディエゴの前に立ち、守る盾となってくれた母親はいなくなってしまう…。

               

こんな母親を守る為には、ディエゴ自ら「ウサギ」を絞めて捌かねばならない…。

絶対に出来なった事を…。

                      

                

母親を守る為に、闘う事を決めたディエゴの顔は、以前とは別人の様子を魅せる。

                             

<↑まだまだ恐怖に怯える顔面だが、ラストの顔は…。>

                        

このディエゴ演じる「アシエル・フローレス」氏が、憎い程に演技が上手い。

母親を慰める為に、一寸でもおしゃれになる様に鏡の前でヘアーセットをしてみたり。

そう言う表情が堪らない。 (けれども、何の情報もないので何歳なのかも分からん)

                       

始めは親子3人だったが、父が出かけた後は、母親との「2人芝居」が繰り広げられる。

                     

              

映像的には、一寸くすんだ感じは有るモノの美しくて丁寧に作られているのが分かる。

ある意味、「おとぎ話」とか「童話」めいた感じもするけれど。

              

母親との「糸電話」でのゲームの内容や2人が楽し気に歌う歌詞の怖さにニンマリしたリ。

                         

                       

どんな大人になるのだろう?  いや、ディエゴは大人になれるのだろうか?

                    

                

気になる貴方様は、どうぞ~と言いたいですが、期待は禁物。

ホボホボ、退屈だったと言うレヴュー多しでしたわ。  その辺を加味して、判断をば。

                      

                    

                    

                      

                         

                    

 

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