2019・米 ★★☆☆☆(2.9)
監督:グレタ・ガーウィグ
出演:シアーシャ・ローナン エマ・ワトソン フローレンス・ピュー エリザ・スカンレン
ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」を実写化したドラマ。
南北戦争下の姉妹の物語を、作家を夢見る次女の視点で描く。
監督はグレタ・ガーウィグ。
シアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメ、フローレンス・ピューのほか、エマ・ワトソン、
メリル・ストリープらが出演する。 (シネマトゥデイより抜粋)
今年は秋が長いのかな? 早く涼しくなってくれい!と思うけれど、どうなのかな?
中秋の名月らしいが、関西の「月見団子」はイマイチ好きじゃないので、パス。
見ねば見ねばと思う作品多しだが、なかなか手が伸びなかった本作を。 Amazonプライム。
1860年代のアメリカ、マサチューセッツ州。
マーチ家の四姉妹、しっかり者の長女メグは、結婚こそが女の幸せと信じるおしとやか。
活発で信念を曲げない次女ジョー。
内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。 自宅は常に賑やかな状態。
ジョーの夢は小説家になる事で、その為なら結婚出来なくても構わないと思っていた。
そんな強い信念ゆえに、周囲と衝突することもしばしばであった。
家族の誰からも愛されている心優しい三女のベスは、病気という試練と闘っていた…。
ある日、メグと一緒に参加したパーティの会場で、近所の裕福な家庭の若者ローリーと出会い、
意気投合するジョーだったが…。
<本作の予告も、見たいと思えるんだがな~>
始まってすぐに「おんや?」と思わせる…。 長女には双子の子供が居るし…と。
どうやら先行作品との差異化を図る為、本作は姉妹が実家を離れた後に焦点を当てており、
次女であるジョーが、過去を振り返る形で進み、時系列が入り乱れる構成となっている。
ホンマにその時系列がボンボン飛ぶので、思いっきり別世界に行ってしまう…。
が、原作の2部には確かに姉妹が実家を離れた後も描かれているそうなので、原作には
忠実では有るよう…。 でも、私の好きな「若草物語」ではないと感じてしまう。
衣装デザインは、本作がオスカー受賞しているらしいが、私は本作の衣装には全く惹かれなかった。
反対に、作為的にしか見えない「色使い」がどうしても受け入れられずにいたのは正直な所。
私の印象だけで書きなぐる事にするが、この4姉妹のキャストは、これでOKなのか?
「エマ・ワトソン」氏が実年齢よりも若く見えるので、長女と言うのはどうかな?って凄く思う。
↑この画像でも次女と並んでいるけれど、どう見ても「シアーシャ・ローナン」氏の方が
お姉さん顔に思えるけれど。
それと、オスカーノミネートのピュー嬢は末っ子で13歳の役なのだが、メサメサの貫禄と
低い声で、とても末っ子には思えない。
小うるさい、伯母さん役の「メリル・ストリープ」氏も老け顔を作っていたけれど、
何処からどう見ても「メリル様」と分るし、此処は有名どころを持って来るのはどうなんやろうか?
(物凄くうるさくて、意地悪そうで、あぁ~「ゾンビに噛まれろ」と思うが、実は…ちゅ~のに
感動すらする筈が、「メリル様」がタダの小うるさい婆様をやる訳がないと予想できちまう)
↑私はイマイチ好きではない「シャラメ」氏も、イケてる面ではあるけれど、ジョーと並ぶと
年下ボーイに見えてしまうのがなぁ~。
その代わりに主役のジョー役の「シアーシャ・ローナン」氏はバツグンに良かったな。
芯の強い、真直ぐに突き進む女性を見事に演じていたけれど。
<↑この2人どっちが年上に見える? ピュー嬢の貫禄にはホンマ負けるわ>
しかもね、135分と長いねん。見る前は時間的にはそれ程でもと思ったけれど、メッサ長く感じた。
本作は、其の後も描く為のキャスティングだったのだろうけれど。
私的には、「名台詞」を言う場面でも、全然感動することなく、やっぱ「1994年版」が
好きだなぁ~と思ってしまった。
<キャスティングも完璧だと思うけれど…>
人気者を存分にキャスティングさせた本作だけれど、う~~ん、返って人物像が薄っぺらに
感じてしまったのが、何よりも残念だったな。
それぞれには、魅力的な役者さん達だけにね。
とか言う感想は私だけで御座います。 是非とも好評なレヴューへ飛んで行ってくださいませ。
(こんな感想を書くから、又順位が落ちるのだろうが、其処は正直者故に…)
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