Love Letter | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                  

1995・邦画     ★★★☆☆(3.7)

                

監督:岩井俊二

出演:中山美穂  豊川悦司  酒井美紀  范文雀  柏原崇  加賀まりこ  篠原勝之

                    

                   

中山美穂、豊川悦司主演作品。

                  

テレビドラマやCMなどで活躍していた、岩井俊二の劇場用長編映画監督第1作である。

また、後に数々の映画を手掛けるロボットが初めて関わった映画作品。

                     

                      

                     

ブタ

監督作品は大好きだが、本作だけが何故か好きになれない作品だった。 本作に出会うまで

トヨエツが嫌いだった…。 本作を見てトヨエツにやられた。 Amazonプライムで再見。

                           

                        

神戸に住む渡辺博子。

              

婚約者で、山岳事故で亡くなった藤井樹の三回忌に参列した後、彼の母親から中学時代の

卒業アルバムを見せてもらう。

 

博子は、そのアルバムに載っていた、彼が昔住んでいたという小樽の住所をコッソリ書き写す。

が、現在はその家も国道になっていると説明を受けた。

                     

何となく「お元気ですか」と、届く筈も無い手紙を出してしまう博子。

                           

                       

が、図らずも手紙は、小樽の図書館職員である女性・藤井樹のもとに届く…。

               

樹は不審に思いながら返事を出すと、博子からも返事がくる…。

                       

                          

奇妙な文通を続けていたが、博子の友人・秋葉茂の問い合わせで事情が判明する。

                           

                        

実は、博子が送った住所は、同じクラスの同姓同名の女子の「藤井樹」の自宅であった…。

                                  

                       

事実が判明し、不思議な文通は終わると思われたのだが…。

博子から樹に、婚約者だった藤井の事をもっと知りたいと手紙が…。

                          

                       

忘れていた彼との思い出を綴りながら、再び博子との文通が再開するのだったが…。

 

                   

懐古趣味等はないのだが、本作は文明の発達した今の時代に見る方が、より面白いし沁みる。

「手紙」って、便利な様で不便。 

                     

家電が無い家では、公衆電話や近所のお宅の電話を借りたり…。

家電が、当たり前になっても家族の前で電話に出ねばならない、気まずさ等々…。

(早く切れ光線も鋭く送られて、オチオチ話してなんかいられない) 

                    

それも携帯が出来、映画はレンタルから、配信に…。

(何時もブチブチ文句を言っている、レンタルが面倒だと言う、アレ…)

                      

「手紙」は切手も貼らねばならないし、ポストに投函せねばならない。

でもそこには、こういうちょっとした「間違い」から生じるミラクルもあるのやもしれない…。

                      

                  

当時は手紙を読むナレーションが、どうもうざったくて、情緒を壊すなぁ~とか思っていた。

けれども、今再見すると、このもどかしさが「実に懐かしい」し、なんか見守りたくなる。

                          

                  

当時見た時は、何故に「博子」と「樹」の髪型まで似通った感じで登場なのか?と思ったけれど。

                   

神戸のハイソなお嬢の「博子」ではなく、小樽の「樹」とどことなく同じ様な感じを残す女性でなければ

ならないと言うのに今日気付いた。  そうでなくては、一目惚れが成立しないから…。

                                 

                  

ベタベタな関西弁を話す、トヨエツに当時落ちた。でも今回は、「あぁ、今なら菅田将暉やな」と思った。

                          

                   

もう1人、文句なく完璧な「美青年」の柏原兄。私は弟の方が好きだが、やっぱホンマに綺麗な顔面。

                        

いやぁ~、大人になった「樹」を演じるとしたら、この時代誰だったのかな?(出て来ないよ)

(やっぱ、若かりし福山様かな? 他には思いつかんな…)

                             

                   

でぇ~、何処となく優等生っぽくて苦手だった「酒井美紀」氏がVIPで御座いました。

思わず「白線流し」見てみようか?って思う程。(見てまシェン)

               

時代を物語る「ワープロ」とか出て来るしな。 (ウチの家には今もある。 何故か捨てられぬ)

25年程前の作品故に、出てくる方々が若い若い。

             

梶親父役の「塩見三省」氏なんか、思わず2度見してしまった。

           

とても懐かしい、「范文雀」氏が樹の母親役だった。 (もう、完全に忘れていたよ)

大好きな「中村久美」氏も、地味に出ていたな。

                      

                 

でぇ~、↑この絵で「ウルっ」てきそうになった。

                     

でもねぇ~、どうしても絶賛できないのは、あの「お元気ですか~?」がやっぱ今見ても

こっぱずかしい…。  (思わず、連呼するなや…と、毒づく。) 

                  

                

監督作品は、余り台詞のない初期の作品が大好きだが…。  

また時間が経ったら、本作も見ても良いなって、思える様になった…。  と言うご報告をば。

            

           

こう言う不便な青春も、「良いやん」って思えるのは…。  いえ、25歳ですから!キッパリ!

                 

                  

                        

 

 

 

 

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