2019・フィンランド・英・中国 ★★★☆☆(3.5)
監督:ミカ・カウリスマキ
出演:アンナ=マイヤ・トゥオッコ チュー・パクホン カリ・ヴァーナネン ルーカス・スアン
フィンランド人監督ミカ・カウリスマキが、異なる国や文化を持つ者同士が料理を通して
打ち解け合う姿を描くヒューマンドラマ。
中国から恩人を捜しにフィンランドの田舎町にやってきた料理人が、料理を振る舞い、
食堂を経営する女性や常連客と親しくなっていく。
出演は、アンナ=マイヤ・トゥオッコ、チュー・パクホン、カリ・ヴァーナネンなど。
(シネマトゥデイより抜粋)
だからねぇ~、たまには「私も人間」って思いださねば…、と思う訳ですよ。 だからハートフルな奴を
ぶっ込んでおかないとね。 Amazonプライム 400円っす。
フィンランド北部の小さな村。
息子を連れてやって来た中国人男性のチェン。
食堂で女主人のシルカや常連客達に彼の恩人だという人物について尋ねるが、誰一人
知る者はいなかった…。
しかしひょんな事から、上海でプロの料理人をしていたチェンが食堂を手伝うことになり、
代わりにシルカが恩人探しに協力する事に。
恩人はなかなか見つからないものの、チェンの作る料理はたちまち評判となり、シルカや
常連客達とも親しくなっていくチェンだったが…。
<まぁ、予告見るだけで大体分かると思いますが>
フィンランドは「幸福度世界ランキング1位」と言われていますので、このタイトルなんでしょうな。
とは言え、「食」についてはフィンランドや欧米人は「保守的」で変化を求めない。
そんな所に唐突に現れた中国人親子。(しかもママはいない…)
人を探しに来たのですが…。 どうも、その方の名前が上手く発音出来なくて、分からないまま。
一見優しそうな父親のチェンさんは、結構厳しいお方。 でも、一人息子には其処まで強く言えず。
ゲームばかりしていても、「退屈だもん」と言われると、それ以上は叱れない。
(訳有りなんすよね。 当たり前ですがね、中国人が言葉も分らぬフィンランドにやって来るのだから)
で、そんな親子が不憫に思った食堂の店主シルカが自宅に泊めてあげたのが運のツキ。
実は、フィンランドでも相当な田舎だそうなんですが(ポポヤンヨキ)、それでもフィンランドって
「幸福度1位」だし、観光旅行者の憧れの国でもある訳っすよ。
中国人達が、こんな田舎町にも団体さんでやって来るのです。
ですがぁ~、シルカの料理にはチェンの息子でさえ、そっぽを向く状態なので、
(此処では、これがおふくろの味なのだが)チェンが、泊めてもらったお礼に腕を振るうと…。
皆大満足で、且つてない程の儲けが…。 シルカも実際食べてみて、美味しかったし。
でぇ~、チェンに料理をお願いして、人探しはシルカがする事に…。
旅行客だけでなく、常連さん達にも気に入られるチェンの料理。
普通の「中華料理」ではなくて、「薬膳料理」的な「効能」も加味した料理。
シルカの生理痛や学校の先生の胃痛とか、↑癌に侵されて薬漬けの爺様とか…。
段々と皆の身体の調子も良くなっていく…。
口コミで、大繁盛。 何より嬉しいのは、「チェンの料理が最高」と口々に言ってくれること。
シルカとも親密になって行ったり、常連客達からもお礼がてらに…。
<超有名なフィンランドのサウナ> に連れて行って貰ったり。
↑チェンさん、鍛えられているやん! まぁ、爺様に挟まれてるしな。←何処見とるねん。
太極拳を熱心にされているチェンさん。 またね、この雄大な景色と似合うのよ、太極拳が。
でもねぇ~、ビザの期日が近づいてきて、帰らねばならなくなるのよね。
どうすんねぇ~~~ん。
シルカだけでなく、この料理をもう食べられないのか?と考えるだけで、腹が減る皆の衆。
けけけ、どうなるのかは見ない事には分からない。
まぁ、びつくりなどんでんもなく、心も見た目もほっこりになる作品で御座いました。
そして、夏のフィンランドの美しさをお腹一杯になる程見せて頂きました。
(冬のフィンランドを舞台にした作品は、オーロラが有るので多いけどね)
記事を書く段になってびつくりよ。 大好きな監督やんかいさ…と思ったけど。
こんなハートフルな、にっこりさせられる作品作るんかな?って思ったら、
私の好きな監督の兄様でした。
ミカ・カウリスマキ監督作品は「GO!GO!L.A.」 「旅人は夢を奏でる」位しか見ていないな。
兄弟でも、全然違う作風だなぁ~と…。 私は断然「弟」派ですがね。
郷に入れば郷に従えと言う言葉は有りますが、「食」となれば別なのやも。
どうせ食べるなら、美味しいモノの方が良いよね。 ふふふ。 如何でしょ?
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