群がり(未) | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                

2020・仏     ★★☆☆☆(2.1)

                

監督:ジュスト・フィリッポ

出演:スリアン・ブラヒム  ソフィアン・カーメ  マリー・ナルボンヌ  ラファエル・ロマン

                  

                 

監督のジュスト・フィリッポは本作がデビュー作。

本作は2020年のカンヌ映画祭の国際批評家週間に選ばれた。

フランス、中国、スペインを除く国ではNetflixで配信された。

               

               

                 

ブタ

レンタルDVDをやっつけたので、今日は配信の方を。 お世話になっとる「kagamiko」さんは

早速見て記事にあげていたので、チョイと焦った。 (別に競ってないよ) Netflixだよ。

                          

                         

2人の子供と共に農場で暮らすシングルマザーのヴィルジニー。

                     

娘のローラは、母親の苦労を分かっている為にSNSでからかわれても、我慢するしっかり者。

弟のガストンは、動物好きな優しい少年で、サッカーも頑張っている。

                          

                      

ヴィルジニーは、いずれ訪れるであろう食糧危機に不可欠な存在になる、高たんぱくの

食用イナゴをハウスで育てている。

                  

が、その生活は楽ではないし、繁殖も上手く行かず、その上に常に金の心配が付きまとい、

子供達や近隣の住民との関係も悪くなる一方であった。

                           

                          

しかしある日偶発的な事故により、ヴィルジニーはイナゴが「血」を好む事が発覚。

と、共に事態は一変するのだったのだが…。

 

                   

その昔、「ウジャウジャ系」の昆虫パニックも流行ったんだけれど、最近はデカイ奴が好まれるのか

観なくなったな。  私は断然「ウジャウジャ系」の大ファン。

            

とは言え、どんな虫も動物も触りたくはない。 

本作が配信された時、「バッタ」のウジャウジャか?って思ったけれど、「イナゴ」だった。

                       

                  

「イナゴ」となると、ちょっと先入観的にも変わって来る。  ホラー作品にはイナゴは不可欠だから。

                  

リーピング」の様に暗示的な作品かと思っていたけれど。 本作は違いました。チェッ!

(黙示録とか、聖書を勉強した事もないが、この手の作品が大好物なんす)

                              

                                               

未来のたんぱく源として、「イナゴ」の養殖を始めたヴィルジニーだけれど、繁殖が

順調には行かないし、なかなか食用として人気も薄く、「餌」として買い叩く業者に渋々売っている。

                    

               

ある時、偶発的な出来事からイナゴが血に群がる事を知ったヴィルジニー。

「血の味」を知ったイナゴが、変異していき、驚異的な繁殖を始める。

              

「血」を与える事で、この事業が上手く行くならと当初は「血液」を購入していたが…。

違法になる為に売れないと断られた彼女の行動は、段々とエスカレートしていく。

                           

                    

「ウジャウジャ系」がお嫌いな方には、トンでもハップンな作品では有りますが、私的には

ちょっと、おとなしめで怖さも、不気味さも然程感じない作品で御座いました。

                   

と言うのも、「血」を求めるイナゴの為に彼女は犯罪を犯したりしないんす。

                       

普通、「金」儲けの為に最初は小動物~と、段々にエスカレートしていき、遂には…って事を

ワクワクしながら見たのですが、この細くて小さな身体のヴィルジニーの自分の血を抜き取ったり

自分の身体を…とかね。 (モチのロン、その辺でも異常ちゃぁ~異常ですけどね)

                    

             

そして、遂には子供達が犠牲になっちゃったりしたら…と…、期待は膨らんだのですが

膨らんだまま終了しちゃいました…。  チェッ!

                

うんうん、その辺がホンマに「チェッ!」って感じなんだよな。

                 

「餌」として買いに来る男達も何処となく不気味なんだけれど、其のイナゴを食べた

「アヒル」はどうなったのかな?とか、そう言う広がりも全くなく…。

                  

しかも、イナゴの大群が襲ってくる描写も少ないしね。

                   

放ってしまったイナゴによる被害が一杯出るとかなら、まだね面白味も違ってくるけれど。

それもないし…。  色々と考えられるのにな、勿体ないな。

             

            

ま、結果…、本作は、「ヴァンパイアになったイナゴ」の作品でした。

(けれども不死身なのかは分からない。 脱皮して、ちょっと大きめのサイズにはなってたけど)

                           

血の気の多い貴方様に「血ぃ、吸うたろか?」と言う…。 違うがな!(白目)

                

                 

                  

                    

                                     

 

 

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