2019・邦画 ★☆☆☆☆(1.6)
監督:玉田真也
出演:渡辺大知 奈緒 徳永えり 山本浩司 仲野太賀 山科圭太
劇作家の玉田真也が監督と脚本を務め、又吉直樹のエッセイを原作に描くラブストーリー。
仲の良い友人同士でありながら、なかなか自分の思いを相手に伝えられない男性の
憂いを映し出す。
バンド「黒猫チェルシー」のボーカルで俳優としても活動している渡辺大知が主人公、
奈緒がヒロイン、仲野太賀がヒロインの恋人を演じている。
玉田監督作『あの日々の話』に出演した山科圭太、野田慈伸、前原瑞樹らが脇を固める。
(シネマトゥデイより抜粋)
実は、少し前から気になっていた本作。 レンタルしようかと思ったけれど、気分が向いたその時に
「見たいなぁ~」とか思い。 見放題になるまで待つかと思ったが、今日は「その気分」だったので
見る事に…。 Amazonプライム400円。
28歳の脚本家・加藤。
彼は、会うと些細な事で笑い合える関係の美帆に想いを寄せていた。
が、美帆には好きな人がいて、その想いを伝えられずにいた。
テレビドラマの仕事が入り、プロデューサーと揉めながらも、自身を投影した
恋愛モノの脚本を書く加藤。
友人達とは相変わらず飲み歩く日々だが、後輩・咲子はそんな加藤を密かに想っている。
ある日、美帆が里見との共同写真展を開き、加藤はケーキを買って見に行く。
里見は加藤の想いを見抜き、ケーキを直接美帆に渡すように言うが、結局加藤は渡せない。
その帰り、加藤は美帆が好きな人に振られたと告げられる…。
ほのかな期待を抱く加藤だったが、正月に呼び出されて凧揚げをしている時に
恋人が出来た事をを知らされる。
加藤は思わず会ってみたいと言い、3人で井の頭公園で過ごす事になるのだったが…。
<この予告で、お勧めアピール出来たかな?>
得点は低いが、私的には決して嫌いになれない作品。 てか、前々から言っておるが不思議なお方
「渡辺大知」氏が兎に角気になるのだ。 この人の何処にも私が好きだなと思う部分がないのに
兎に角気になる、しかも見たい。(ウチの男前と1歳違いで、息子目線で見ている訳でもない)
私にとっては「不思議君」としか言いようのない「渡辺大知」氏の出演作。
↑此処の所、コレマタ私の中では、うなぎ登りに急上昇しておる「仲野太賀」氏もちょっとだけ参戦。
美帆の彼氏役。 (石油関係のお仕事をしている会社員 なので七三。 この後も会社に戻る設定)
原作は、「又吉直樹」氏のエッセイだそう。 (「劇場」も買ったけれど読んでない…。あちゃ~。)
モチのロン、そのエッセイも未読で御座いますが、4ページのエッセイを90分の本作にって…。
かなり無茶するな…。
脚本家の加藤。
自分の好きな女の子は、他の男子が好きで、だけれども、そんな彼女を見続けていたい奴。
又吉氏も自分で言っていたが、又吉氏を投影させた、かなり「変態」が入ったお方だと思いますが。
究極のシャイなのか? 勇気が出ない人なのか?
意識をすると、普段は普通に話せているのに彼女の為に買ったジュースすら手渡せない。
勿論、「好き」なんて絶対に言えない。 だからと言って、普段は普通に会話出来るのに。
彼女の事が好き過ぎるが故にか?
友人達にいくら説明しても、分かって貰える訳もなく…。
この関係を壊したくないと思うのも分る。
でもな…、其処まで好きになる相手なのかな? 後輩の咲子や里見には、あっさり見抜かれている。
まぁ、人それぞれ好みは千差万別なので、美帆が「好きな女の子」であっても良いのだが。
美帆に彼氏が出来て、思わず会ってみたいと言ってしまう。 しかも、彼氏も同じ気持ちらしい。
まぁ、彼氏の方は「俺が彼氏だからな」と加藤に言葉にはせずとも態度や目で語っているとは思うが
加藤は、其れに気付いているのかいないのか?
ふふふ、書いているうちに「加藤」って言う奴にも、あんまり魅力が無いやんって思えて来る。
「変なの…」って思わず、口から出た時に、全てのからくりが…。
思わずお口ポッカ~~~ンな奴だった。 そして、400円も払ってんゾウ~~、パぉ~~ン!
怒りはしないが、ホンマに許してくれよな作品だった。 又は「知らんがな」だな。
作品中に公園で「松野泉」氏が弾き語りで歌う「友達じゃがまんできない」に
メサメサツボってしまったのに、何処にもその歌を歌っている動画が見つからない。
(作詞作曲の前野健太氏が歌っているのはあるのだけれど、松野泉氏が歌っているのが良いねん)
この曲を選曲したのは凄く良かったと思う。 特に歌詞にやられる。
「思い通りにならない君だけど、君と言う存在が僕の期待を裏切ったことは一度もない。」
憎い奴だな、又吉氏。(このお方も嫌いになれない。 特別好きでもないが。↑フライヤーにてとの事)
まぁ、タイミング的に「見たい時」に見れて良かったのやも。 決して卓袱台バッコ~~ンではないが。
そのタイミングで、「凄く刺さった作品」って思えるかもしれないよん。 どうでしょう?
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