2020・米 ★★★☆☆(3.3)
監督:トール・フロイデンタール
出演:チャーリー・プラマー テイラー・ラッセル アンディ・ガルシア ウォルトン・ゴギンズ
監督はトール・フロイデンタール、主演はチャーリー・プラマー。
本作はジュリア・ウォルトンが2017年に発表した小説『Words on Bathroom Walls』を
原作としている。
どの配信も、今は私には「韓国産」の作品しかお勧めしてくれない…。 それも気になるけどな。
そんで、自力で本作は見つけた…。 (威張る程ではないが…) Amazonプライム199円。
高校生のアダム、料理を作るのが好きで、卒業後は料理の専門学校に行こうと考えていた。
誰にも言ってなかったが、料理を作っている時だけ幻覚が見えない。
が、科学の薬品の実験の授業の最中、目の前に幻覚が現れた事で、パニックになり
暴れ出して事故を起こしてしまう。
当然の事ながら虐められ、退学となり、転校を余儀なくされる。
検査の結果、統合失調症と診断されたアダムは、母と一緒に様々な治療を模索するも、
どれも上手くいかない。
自らの病を秘密にしたまま学校生活を送る中、「普通の人生を送る事」を諦めかけていたアダム。
そんなある日、アダムは同じ学校に通うマヤに声をかけられる。
マヤと親しくなっていく中で、アダムは自分を肯定的に捉える事が出来るようになっていく。
そして、アダムは幻覚と戦いつつも、自分なりの生き方を模索し始めたのだったが…。
<予告だけを見て、爽やかな作品と思わないでね>
<↑アダムが見る幻覚の代表者達 左から、ボディーガード レベッカ ホアキン>
ボディーガード…見ての通り、暴力大好き、何でも破壊しちゃう。
レベッカ…裸足でダンスを踊り、アダムの一番近くにいる。
ホアキン…エロ担当? おパンツにバスローブ姿で、色んな事を唆す。
↓こんな感じだね。 しかも、結構矢継ぎ早に声を掛けて来るのでうるさい。
でも、一番厄介なのは目に見える彼らではなく、ドアの向こうからアダムの名前を呼ぶ声の主。
アダムだけでなく、完璧だと思われた、生徒会長のマヤにも秘密が…。
それでも、病気の事はマヤには知られずに、仲良くなることが出来る。
アダムの実父は、アダムが幼い時に出て行ってしまい、暫くはママと二人三脚だったが
何時しか、ママの彼氏のポールが一緒に住むように。
ポールは、アダムの病気の事を知って、怯えているのか? 施設に入れる事を強く提案する。
母親は、其れだけは…と、新薬を試すのだが。 ある日、この新薬がヒットする。
幻覚が現れなくなるのだ。 快適な学校生活を過ごす様になるアダムだったけれど
反対にマヤがアダムの事を避ける様に…。 何処まで行っても青春には悩みは付き物。
新薬で幻覚は見えなくなるも、副作用が現れる。 しかも、止めると又幻覚が…。
一生涯「治らない病気」と医者にも言われた通り、薬に頼るしか方法はない。
しかも、アダムは病気の事を家族以外には誰にも知らせていない。 バレない様にと…。
(転校先の学校長には、薬の服用を続け問題のある時は速やかに退学する事が条件)
精神科のセラピーも受けているが、未成年の為か話した事が全て母親に筒抜けになっていた…。
クリスチャンではないけれど、この学校がキリスト教系列の高校の為に併設されている教会の
神父に生まれて初めて「告解」をした…。
きゃぁぁぁぁ~~、この神父さん。 もうメサメサタイプでカッチョヨスって思ったら、何ですと
「アンディ・ガルシア」様ではないっすか! いやぁ~~、もうポーズ(一時停止)押しまくりよ。
又、アダムの問いの答えが痺れますねん。 いやぁ~、ホンマに本作見つけて良かった。(落ち着け)
青田買いは良く致しますが、お子ちゃまに落ちる事等御座いません。 20代でも無理無理ですねん。
なんですがぁ~、「ゲティ家」や「荒野にて」で既に、掴まれていたのだと思う。
若干21歳のボクちゃんにかなりやられてます。 (ゲティ家ではイマイチとか書いておきながら)
「チャーリー・プラマー」氏。 調べて見ると何作かヒットしたので、続くやも。
評価等も批評家からは、かなり高評価だったらしいけれど、何を言っても「一生涯」この病と
渡り合って生きて行かねばならないアダムは、これからどうなるのだろうか?とか思うと
普通に、目出度しでは終われないよね。 ちょっとそこがなぁ~、引っかかったな。
こういう風にポップな感じで、表現して良いものなのか?とかね。(表現の自由は分かっているが)
でも、泣けるシーンもあるんだじょ~~。 ふふふ。
あっ、エロ担当のホアキン役の「デヴォン・ボスティック」氏も気になっとります。え?知らんがなって?
本作中にアダムもマヤも好きだと言う「25年目のキス」。 昔見ましたがラヴコメ苦手な私。
記事にもしていない…、でも今なら見れるかもとか思っております。 もしかしたら…。
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