ゲティ家の身代金(R-15) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                                 

2017・米     ★★★☆☆(3.7)

                 

監督:リドリー・スコット

出演:ミシェル・ウィリアムズ  クリストファー・プラマー  マーク・ウォールバーグ

                      

                     

1973年に起きた大富豪ジャン・ポール・ゲティの孫の誘拐事件を、リドリー・スコット監督が

映画化したクライムサスペンス。

                              

巨額の身代金を要求されたゲティが支払いを拒否したことで知られる事件のてん末を描く。

                                 

ミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグらが出演し、完成間近にスキャンダルで

降板したケヴィン・スペイシーに代わってオスカー俳優クリストファー・プラマーがゲティを演じる。

(シネマトゥデイより抜粋)

                      

                         

                      

ブタ

昨日見てきた、もう1本。 超有名な事件の映画化で、その上、全く違う事でも話題になった作品。

                            

                               

ある日、世界一の大富豪として知られた石油王ジャン・ポール・ゲティの孫ポールが誘拐される。

                                 

しかしゲティは犯人が要求する身代金1700万ドルの支払いを拒否する。

                             

                               

ポールの母親ゲイルは離婚してゲティ家から離れた一般家庭の女性。

到底自分で払えるわけもなく、ゲティだけが頼みの綱だった。

                                   

そのゲティににべもなく拒絶され、途方に暮れるゲイル。

                                          

                                    

一方、誘拐犯もゲティの予想外の態度に苛立ちを募らせていく。

                                 

                                  

そんな中、元CIAのチェイスが交渉役として事件の解決に乗り出すが…。

                                  

<↑本物のゲティ氏>   

                       

                       

違う事で話題と言うのは、実は↑ ゲティ役だったケヴィン・スペイシー氏(右)が作品完成後に

スキャンダルで降板となり、急遽クリストファー・プラマーが代役に起用され、限られたわずかな

期間での再撮影を敢行、最終的にアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされる

前代未聞の快挙となりました。 ケヴィン氏は特殊メイクでゲティを演じていたのですが。

                       

プラマー氏なら特殊メイクは必要ナッシングですからね。

                              

                              

登場人物の関係が、少々ややこしいのですが。

                     

世界一の大富豪のゲティ。 どれくらい金持ちかと言うと「数えれる程なら金持ちとは言わん」そう。

3男の嫁・アビゲイル。(2人には、4人の子供)

誘拐された孫 ポールと作品内では呼ばれているけれど、正確にはジャン・ポール・ゲティ三世。

(アビゲイルの長男) 

                        

夫の仕事を世話して欲しいと手紙を書いて、ゲティの仕事を手伝った3男だったが、放蕩生活を送り

アビゲイルと離婚する。

その際に、慰謝料や養育費はびた一文請求せずに、子供達と一緒に住む事をアビゲイルが要求。

金のかからない離婚の為に、ゲティは離婚を飲み、アビゲイルと子供達はローマで住む。

                              

離婚の際にもですが、夫には金がない為に義父(ゲティ)とその弁護士等との話し合い。 

                                       

                    

で~、その誘拐されるポールですが、ローマの全寮制にいましたが、問題を起こして退学。

その後遊び歩いている時に「誘拐」されてしまう。

                       

当然、金品を貰わずに離婚したアビゲイルに、そんな高額の身代金を払える筈もなく

誘拐犯達も、アビゲイルから取ろうとは、全く思っていない。

世界一の大富豪のゲティなら…、と言う訳で誘拐したのだが。

                            

世界一の大富豪だが、世界一のドケチである事は、身内しか知らない事。

                               

                     

と言う訳で、本作は表向きには「誘拐犯vsアビゲイル」なのですが、実は「ゲティvsアビゲイル」の

容赦ない戦いの作品です。

                         

そして、マーク様はゲティ氏に雇われている「元CIA」の人質交渉人で、「1円でも安く~」との

命令で、アビゲイルに張り付く形で、事件の解決までを見守るお方。

                          

                       

まぁ、世界一のドケチぶりには、頭が下がります。

                      

作品内では「14人の孫がいる。1人の誘拐で身代金を払えば、他の孫にも危険が迫る」と

ごもっともな様な、言い訳をいたしますが。

                     

自宅には公衆電話を置いて、来客等の電話はそれでさせた。

ホテルに宿泊では、ルームサービスを嫌い、自分で風呂場で洗濯をする。

まぁ、細かい細かい。

                       

しかし、現金等で持っていると税金の対象となるので、「物」でもつ。

絵画や美術品等。 誘拐犯の身代金より遥かに高い、「胡散臭い」絵画も誘拐事件最中でも

購入するお方。

                      

           

実際には、子供が出来ると長い旅に出かけ帰って来ない。 それを繰り返し、5人の子供がいる。

愛人も多数いたらしい。                     

10年以上使用できる、洋服や靴しか購入しない。

                      

そして、孫の誘拐の身代金を値切る。 その後も、ちゃんと有ります。 徹底してますわ。

守銭奴ですね。

この方は、別にお金で苦労した訳ではないのですがね。

                              

                        

そんな奴との闘いを見せてくれる本作。

アビゲイルが凄いのは、絶対にどんな時も「金をくれ」とは言わないのです。

                           

彼女自身は、直接的ではないですが「金よりも尊いモノがあるやろ」と態度で示すのですが。

まぁ、そんな事はゲティ氏には届きません。

                   

しかし、なかなか凄い攻防戦です。

そんな事を全く知らない誘拐犯が「アホ」に思えますが、誘拐犯は滅茶苦茶「ファミリー」を

大事にするのです。 この辺の対比も、良かったですね。

                              

                          

↑なかなかの美青年で、人気が上がっているらしいですが、私的にはイマイチかな。

彼も又、悲しい運命を辿る人となってしまいます。

              

ゲティの残した家族で、超幸せな人は実際にはいるのでしょうかね。

                     

                      

結局は、どんなに稼いでも、あの世には持って行けないのよ~~んって事ですね。

世の中「金」で買えないモノはないって、言っていた人もいましたけれど。

               

そこそこで世の中良いのでは?  そこそこって、何処?あせる

 

                             

                           

                                    

                        

 

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