ヤクザと家族 The Family(PG-12) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                         

2021・邦画     ★★★☆☆(3.1)

                     

監督:藤井道人

出演:綾野剛  舘ひろし  尾野真千子  北村有起哉  市原隼人  磯村優斗

                   

                      

藤井道人監督がメガホンを取り、一人のヤクザの生きざまを三つの時代に分けて描く

ヒューマンドラマ。

                 

ヤクザになった男が大切な仲間や恋人と出会うも、暴力団対策法が施行されたことにより

波乱が起きる。

                  

主人公のヤクザを綾野剛、主人公と父子の契りを結ぶ組長を舘ひろしが演じるほか、

尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗などが共演する。(シネマトゥデイより抜粋)

                        

                           

                             

ブタ

あぁ~、ゴメン。 今日の得点はそのまますんなり「鵜呑み」にしないでね。 最近、余りに逃げすぎで

それはいかんだろうと、付けたはいいけれど…。  Netflixで、もう配信された。 あざ~~っす。

                      

                     

覚せい剤で父親を失った、山本賢治の物語。

                       

「第1章」 1999年。  出会い・19歳。

                                

                         

母親は既に他界、父親は覚せい剤で命を落とし、身寄りのない山本。 

ある日、行きつけの食堂で襲撃を受けた、柴咲組組長・柴崎博の危機を救う。

                             

                        

柴咲組と敵対する侠葉会。 後日、港に拉致された山本達は、半殺しの目に遭っていた。

                      

父の死に遺恨を抱く山本が、侠葉会の息の掛った売人から覚せい剤を横取りした事に対する

報復だったが、あの日助けた柴咲の名刺が危機を救う。

                      
一命を取り留めた山本は、その日暮らしの生活を送り、自暴自棄になっていた自分に

手を差し伸べてくれた柴崎に心の救いを得て、2人は父子の契りを結ぶ。

 

「絶対にならない」と豪語していた山本だったが、自らヤクザの世界へ足を踏み入れる事に…。

                                 

                               

「第2章」 2005年。  誇りを賭けた闘い・25歳。

                         

短気ながら一本気な性格の山本は、ヤクザの世界で男を上げつつあった。

そんな中、因縁の相手・侠葉会との争いは激化する一方だった…。

                             

                             

山本が好意を持つ女も現れる。 自分と同じ様に家族のいない由香の前でだけ、

山本は鎧を脱いで心の安らぎを手に入れる事が出来た。

               

一方では柴咲が襲われ、山本が何とか守ったものの代わりに長年来の悪友の大原が犠牲に。

                          

様々な出会いと別れの中で、自分の「家族」を守る為にある決断をする山本だった…。

 

                           

「第3章」 2019年。  激変した世界・39歳。

                                 

14年の出所を終えた山本が直面したのは、暴対法の影響で嘗ての隆盛の影もなくなった

柴咲組の姿だった…。

 

                         

本作は、時代の中で排除されていくヤクザ達の姿を3つの時代の価値観で描く作品。

                                  

                      

見終えて、思わず「監督のいけずぅ~~」と言ってしまった…。

               

実社会の中では、ヤッパリ脅威に思える「暴力団」はなくなって欲しいと思うのは事実なのだが。

                   

だが、しかし…。  

せめても、数少ない彼らを描ける場所である映画の中だけでは、肩で風切っていて欲しいと願う。

この矛盾しまくる私の中の葛藤を分かっていただける方がいるのかしらん?

                 

任侠モノを見ながら、ついつい口をついて出て来るのは…。

                                           

義理と人情を秤(はかり)にかけりゃ  義理が重たい 男の世界

幼なじみの 観音様にゃ   俺の心は お見通し

背中(せな)で吠えてる 唐獅子牡丹。  (なんでしょうか、メサメサ好きな歌詞ですねん)

                     

              

2章までは、今までの記憶に残る「ヤクザ」の世界。

ところが14年の刑期を終えてシャバに出て来ると、世の中が180度変わっていた。

              

この変わりように、まるでついて行けない山本。 当然でしょ。

てかさぁ~、こんな末路が待っているよって言う「警告」作品なのかい?

 

<少し前の作品だが、ドキュメンタリー> なかなかハードダス。

                 

シャバに出て来て、180度変化してしまった自分の居場所。 それは山本自身だけではない

彼の周りの人間も全て巻き込む事となる状況。

            

こうでもしないと、「どうにもならんねん」ちゅ~声も聞こえてきそうだが、其れも分かる。

いやいやいや、「任侠モノ」好きな人間としては、本作見終えて、正直「悲しかった」。

(そう言う意味では、完全にやられているんですよ。そうなんですけれどね…。)  

              

私の中の葛藤を幾ら書いても、堂々巡りなので…。

                     

主役は、「綾野様」なのだが、この人達に取って食われていたな。

                

<駿河太郎氏>  鶴瓶氏の実息子様だが、いっつも美味しい役処だなぁ~。

                    

<北村有起哉氏>  本作は、このお方が全部持って行っちゃったな。

               

何時もは、インテリヤクザとかがお似合いだけれど…。 本作では、良かったなぁ~。

                  

<食堂の女将の息子> 父親が柴咲の右腕だった。

↑彼が、取って代わって「ヤクザ」じゃない「ヤクザモドキの仕事」を現在はやっている。

             

山本は彼を見て、昔の自分を見たのかな?  いや、見えなかったのかな。

                    

              

確かに問題提起しているとは思うけれど…。 

いや~、ゴメン。 やっぱ、自分の中では「消化」出来ない作品なのやもしれんな。

(何を言っても墓穴を掘りそう…。  こんな気持ち悪い終わり方ですんまそん。)

                      

                      

                  

         

             

                              

                 

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