泣く子はいねぇが | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                  

2020・邦画     ★★★☆☆(3.4)

                  

監督:佐藤快磨

出演:仲野太賀  吉岡里帆  寛一郎  余貴美子  柳葉敏郎  山中崇

                    

                      

佐藤快磨が、オリジナル脚本でメガホンを取ったドラマ。

                       

秋田・男鹿半島の伝統行事なまはげを題材に、いつまでも大人になりきれない若者たちが

迷いながら成長していく過程を描く。

                  

仲野太賀が主演を務め、吉岡里帆、寛 一 郎、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎ら

多彩な顔ぶれが集結。(シネマトゥデイより抜粋)

                   

                       

                         

ブタ

まぁ、どういうあれで、配信で見れるのかは分からんが、こんなに早く見れるのは有難い。

Netflixで見ましてん。

                       

                     

秋田県・男鹿半島で暮らす、たすくに娘が誕生した。

デキ婚だが、たすくが喜ぶ中、妻のことねは、子供じみていて父になる覚悟が定まらない

夫に苛立ちを募らせていた。

                                

                              

大みそかの夜、たすくは妻と「酒を飲まずに早く帰る」と約束を交わし、地元の伝統行事

「ナマハゲ」に参加する。

                               

しかし、酒を断ることが出来ずに泥酔したたすくは、溜め込んだ日頃の鬱憤を晴らすかの様に

「ナマハゲ」の面を付けたまま全裸で街へと走り出し、その姿がテレビで全国に放送されてしまう…。

                                 

                      

ことねに愛想を尽かされ、地元にもいられなくなったたすくは逃げるように東京へと向かう。

                       

それから2年、東京にたすくの居場所はなく…。

たすくの中に「ことねと娘に会いたい」という思いが強くなっていくのだったが…。

                           

                      

↑のあらすじの後からが、本作の大事なストーリーって感じです。

               

確かに、本当にガキが子供を作っちゃったって感じなんだけれど、本来なら「たすくの実家」で

たすく家族も暮らしていくって言う感じで、都会のマンション暮らしでもないし、こんなに

実家も広いしって事で、其れなりに上手くいくのだろうけれど。

                

多分ことねの父親が病気の為にことねの実家に一緒に暮らしている。

ことねの母親は居なくて、父親の面倒も生まれたての赤ちゃんも、その上不甲斐ない名ばかりの

夫のたすくの世話も…。

                

若い夫婦には、生まれたての赤ちゃんだけでも大変なのに、ことねの気持ちは重々分かる。

                                

                  

分らねばならないのは↑この人の気持ち。 悪い人ではない。 でも、ホンマにマダマダお子ちゃま。

これで、手に職でもあれば、又違ったと思うけれど、「何をして」家族を食わしているのかも分からん。

                        

                 

今やなり手の少ない「なまはげ」の後継者として、頑張る若者だもの。

けれども、行く家々で酒をふるまわれ、断るわけにもいかずに飲みまくって、全裸で道路を爆走。

              

それだけならいざ知らず、事もあろうか、全国ネットで「御開チン」しちまい、翌年のなまはげは

中止し、存続も危ぶまれる事に…。 (思わず鶴瓶師匠を思い出す)

                            

そう言えば、「昔はヤンチャやったな」では済む時代ではない…。

しかも、リアルに「なまはげ」も玄関まででと言う風に変化しているご時世。

(土足で上がるので、汚れるし、藁クズ等の掃除が大変だと言う理由)

                   

私なんかは、「世知辛いご時世だよね」って思うけれど。  山の様に苦情の手紙も一杯来てた。

                        

当然、嫁からは離婚を言い渡され、逃げるように東京に。

けれど、東京のスピードには到底ついて行けずに、結局父帰る…。

                               

                     

か―ちゃんも何もなかっように迎えてくれるも、2年の歳月で変化した事も一杯ある。

たすくの事を誰も悪くは言わないが、その冷たい視線を全身で受け止める。

                    

弟に結婚を抜かされた兄は、「出て行ってくれ」と言う始末。

                           

                 

何とか探して再会できたことねは…。  娘は…。

そして、たすくは…。  時間を戻す事は出来ない…、其れが切なく悲しい。

                  

これからなのか?  どうやねん。  どちらにせよ、覚悟がいるやろ…って思うのだが…。

                       

何故かたすくの「おかん」目線で見る事が出来ず、何やら感情移入もせずに見てしまった。

                        

                      

何作も見たけれども、本作の「寛一郎」氏が良かったわぁ~。

                    

そして、父親はとっくに抜かしていると思う、苗字もくっつけた名前にした「仲野太賀」氏。

こういう役は、ピッタリだと思う反面、「ゆとりですがなにか」で、強烈だった後輩役が

未だ忘れられない。

                

なかなか追いかけられないが、気になる役者の1人。 って、まだ28歳なんだね…。

いやいやいや、これからでんがな。  楽しみにしてるで…。

                    

                     

もしかしたら、田舎から出た東京暮らしの若者には「刺さる」作品なのかもしれない。

「こんな奴、山ほどいたがな」って、笑える時代が妙に懐かしい。(え?そんな時代ないって?)

                

 

                           

                       

                        

                        

                              

 

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