2016・韓国 ★★★☆☆(3.7)
監督:チャン
出演:ユン・ヨジョン キム・ゴウン チェ・ミノ キム・ヒウォン シン・ウンジョン
ユン・ヨジョンとキム・ゴウンが共演した、異世代女性を繋ぐハートフルにしてミステリアスな物語。
SHINeeのミンホや、ヤン・イクチュン監督が出演している。
チャン監督は韓国映画界期待の若手。
韓国産だが、現在何かと「世界の映画賞」等を賑わしている、「ユン・ヨジョン」氏主演の作品。
本作は、第29回東京国際映画祭アジアの未来部門に選出されたが、其処でしか
上映される事はなく、同じく「ユン・ヨジョン」氏出演で、オスカー候補と言われている
「ミナリ」が話題で、本作もレンタルされる事となったようだが、天下のTSUTAYAの
ネットレンタルの在庫は2枚って…。
借りるのは大変そうなので、配信で見る事に。 U-NEXTで、550円。 ポイントで見ました。
済州島のベテラン海女ケチュン。 息子が結婚し、孫娘のヘジを授かるも、夫婦は離婚。
悲しい事に、息子は亡くなってしまったが、ヘジと2人でも、とても幸せな生活を送っていた。
が、ソウルで行われる結婚式に行き、買い物途中でヘジがいなくなってしまう…。
八方手を尽くしたが、彼女は結局見つからない…。
自宅を買いたいという人物が現れたが、「ヘジが帰ってきた時に困る」と頑として売らないケチュン。
やがて12年の年月が経過した時、突然ヘジが帰ってくる…。
不在の間に何があったのか言おうとしないヘジと、釈然としないケチュンは、再び一緒に
暮らしはじめるのだが…。
<ユン食堂2> 実際に俳優の彼らが食堂を開く。 社長兼コック長なのが「ユン・ヨジョン」氏。
「ユン食堂」を見るまでは、「ユン・ヨジョン」氏出演の作品も見ていたが(ドラマは見た事がない)
其処まで記憶に残っていないお方だったが、「ユン食堂」を見てからは、「ユン社長」が出とると
自分からチョイスして見た作品もある。 こう見えて、十数年の渡米経験があるので、英語もOK。
<このシリーズは、大好きだ。 シーズン3が早く見たい>
その「ユン・ヨジョン」氏が、本作では現役の海女で、ヘジの婆ちゃん役。
昔ながらの子育てを愛情たっぷりにヘジにも…。 けれども、手を離した隙にヘジは何処かへ。
12年振りに見つかった孫のヘジ。 始めはぎこちなかったけれど、段々と…。
そんなヘジを「トッケビ」の「キム・ゴウン」氏が演じる。 1人になるとどうしようもない表情をみせる。
始めは、「ソウル」の友達が心配なのか?とか思っていたけれど、その理由を知った時に
「キム・ゴウン」氏の演技の上手さにおののいた。
↑同級生で幼馴染のハンは何かとヘジに優しくしてくれるが。 小さい時も、一緒に遊んでいる
シーンがあると良かったんだけれど。
↑一等良かったのは、通いだした高校の美術の先生。
ヘジの才能を見出したんだけれど、何気にやる気のないヘジをどうすればって…。
この先生との絡みのシーンは、すんごく良いのよ~。
この先生が、今見るといっつもびっくりする「ヤン・イクチュン」氏。 監督であり、役者でも。
何故にびっくりするかと言うと「息もできない」のあの眼光の鋭いお方なんすよ。(作品は好きだ。)
<ヘジの描く絵も良いのよ~>
こう見えて、なかなかな「ザ・韓国産」作品でも有りますねん。
単にほのぼの作品では御座いません。
きっと「ミナリ」で話題になったら、本作にも光が当たるやも。
久々、しっとり泣きながら見ましたわ。
エンドロールの時に見れる、絵画の方ももっと見たかったな。
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