2019・中国・香港 ★★★☆☆(3.8)
監督:ウィルソン・イップ
出演:ドニー・イェン チャン・クォックワン ウー・ユエ スコット・アドキンス
ブルース・リーの師匠だった武術家イップ・マンを主人公にしたアクション
「イップ・マン」シリーズの完結編。
サンフランシスコに渡ったイップ・マンの戦いが描かれる。
第1作から監督を務めるウィルソン・イップが本作でも続投。
ドニー・イェンのほか、スコット・アドキンス、チャン・クォックワンらが出演する。
(シネマトゥデイより抜粋)
本シリーズは大好きなので、本当は最後にスクリーンで見たかったけれど、結局は自宅で。
レンタルで見ました。
1964年、サンフランシスコに渡った詠春拳の達人、イップ・マン。
妻を亡くした後、反抗する息子との関係に悩み、息子の将来の為に留学先を求めて渡米。
弟子であるブルース・リーとの再会や太極拳の達人ワンとの対立などを経て、アメリカという
異国の地で生きる同胞達が直面している厳しい現実を身をもって知る。
そんな中、中国武術を敵視する海兵隊軍曹バートンとの戦いで、ワンが敗北を喫してしまう。
香港に残して来た息子にある思いを伝えたイップ・マンは、宣告された病を隠して、
人々の誇りの為に最後の戦いへと挑むのだったが…。
本シリーズは「イップ・マン 葉問」 「序章」 「継承」 で、本作の4本と「外伝」がある。
ドニー・イェン氏の作品の中では、やっぱ「イップ・マン」シリーズが一等好きだ。
ドニー氏が演じる、イップ・マンが凄く良い。
このシリーズで描かれるイップ・マンは、僧侶の如く、思慮深く、家族や人々を愛し、物静かで
そして、日々の鍛錬も怠らない。 とまぁ、あくまでもこの作品の為に作り上げたイップ・マン。
<ご本人 イップ・マン氏とブルース・リー氏>
で、ファイナルとなる本作は、「肺がん」を宣告されても尚、タバコを吸うお方。
度重なる喧嘩で、学校を退学させられる息子の為に留学先を探しにサンフランシスコに。
中国人の為の武術を外人に教えていると反感を買い、学校への紹介状を書いてくれないワン。
挙句、自分に勝ったら書いても良いと言い出す…。
空手が無敵だと固く信じ、中国武術を見下しているアメリカ海兵隊の外部空手教官は、
中秋節のチャイナタウンに乱入し、中国武術の師匠達を次々と打ち負かす。
しかし、立ちはだかったイップ・マンによって敗北を味わう…。
とまぁ、病を押して渡米しているのに、強い強い…。
そしていつも思うけれど、イップ・マンの「詠春拳」と言うのは、しなやかで動きが美しい。
ワンの娘には「やりたい事をやりなさい」とアドバイスできるのに、自分の息子には…。
色々な人々と出会い、この渡米により、新たな考えを得て、息子と向き合う…。
↑イップ・マンにはつきものの木人椿。 息子にも教える。
足かけ10年に渡るこのシリーズで、木人椿で修行するイップ・マンの姿に惚れ惚れして
もっともっと見ていたいと思う程であった。 最後にもう1度見たかったな。
海兵隊で、木人椿が燃やされるシーンでは、かなりウルウル来た。
カンフーの象徴でもあるのに、燃やされるなんて…。
やっぱり、活躍するイップ・マンを見て、喜んでいる自分がいるけれど、よく考えて見たら
海兵隊の方は、収束しているけれど、移民局やワンの娘の問題は…?
まぁ、中国拳法「恐るべし」を植え付けて、良かった良かったちゅー感じかな。
あぁ、これでドニー氏の「イップ・マン」シリーズは見れないんだなって思うと、
ヤッパリ泣けて来るし寂しいなぁ~。
ドニー氏も「カンフー映画卒業宣言」をしたらしいけれど…。 ホンマか?
ともあれ、シリーズ4本続けて、見てみたい。
本シリーズは、結構激しいアクションシーンがあるのにも拘らず、何故か見た後は
静かな心持でいられる…。 如何でしょ?
勿論、シリーズを通して見るのが一番良いと思いますが…。
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