人間の時間(R-18) | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                 

2018・韓国     ★☆☆☆☆(1.8)

                

監督:キム・ギドク

出演:藤井美菜  チャン・グンソク  オダギリジョー  アン・ソンギ  イ・ソンジェ

                   

                 

キム・ギドク監督が手掛けた異色作。

                            

軍艦でクルーズ旅行を楽しむ乗客たちのサバイバルが描かれる。

                     

藤井美菜が主人公を演じ、チャン・グンソク、オダギリジョー、アン・ソンギらが共演。

(シネマトゥデイより抜粋)

                     

                     

コスモス

ネタバレしております。知りたくない方は、どうかポチッとなをよろしくねん。

想像通りな展開なので、読んでも大丈夫とは思いますけど。

                    

                        

ブタ

今年の2月の後半まで映画館に行っていたが、ウチの男前にも叱られて、それからは行っていない。

本作は3月に上映予定で見たかったけれど、「レンタルで良いか」と心の中で思っていた。

                  

待てど暮らせど、レンタル作品に上がって来なくて、どうなっているのだろうか?って思ったら

高額配信作品となっておった。 落ち着いて見たかったのは本作。

一等お安いU-NEXT 990円(ポイント)で見ました。 (後は1000円越えっす)

                            

                       

恋人と共に旅行を楽しむ女性、有名な議員とその息子、そして謎の老人と、年齢も職業も

様々な人間達がいる。

                         

嘗ては軍艦でありながら、退役後はクルーズ船となったその船で10日間の船旅。

だが大海原へと出た頃、開放的になった乗客達は広々とした船の上で、酒、ドラッグ、SEX等

人間のあらゆる顔を見せていく。

                                   

                             

荒れ狂う暴力と欲望の夜の後、誰もが疲れて眠りにつき、船は霧に包まれた未知の空間に

突入していた…。

                                

                       
翌朝、自分達が何処に居るのか分からず、何が起こったのか理解出来ない現実を前に

呆然とする人々。

 

やがて、生き残りをかけて悲劇的事件を次々に起こしていくのだったが…。

                                

                         

諸事情等と言ってしまって良いのかは分からんが、それも「アリラン」で、禊を済ませたのか?

大好きだった(ハッキリ言います、過去形)「キム・ギドク」監督の新作。

               

監督として、これからも信者でいるのか? 人間として許せるのか?←どうしても、監督作品を

見ると脳裏に浮かんでは消える。

           

そんなモノを払拭すべく作品になっておるやもしれんと、たっぷり時間のある落ち着いた時に

本作は見ようと決めていた。 で、遂に本日見る事に。

                         

                  

言うなれば「ギドク風」方舟物語と言う所なのだが。

                             

問題の「悲夢」以降の作品は、私の中ではパッとしない。 それでも、ラストに「やっぱ好きだな」と

思わせてくれていたのだが…。

           

本作は、知らずに見れば監督作品だとは気づかなかっただろうと思った。

                      

                    

監督作品では、俳優が話す言語が全然違っても、そのままを通す作り。

本作でも、オダジョーと藤井美菜氏は、「日本語」を話し、後の方はハングルを…。 

                       

(蛇足ですが、オダジョーは最初にチョコっと出演っす)

                       

                     

綺麗でないグンちゃんを見たのは初めてやも。 アダム役。 段々と無精髭も。

このアダムがね、親父が議員のお坊ちゃま。  正論を言う正義感に溢れた奴だと思いきや…。

                  

                  

レイプ塗れになったをイヴを救いだしたのは良いけれど、其の後に起き上がれないイヴを

襲ってしまう。←やっぱ、お坊ちゃまって言いたいのか?

               

此処は、そうじゃなくて我慢に我慢を重ねてからの~って言う風だと良いのだけれど。

そうすれば、後半の狂気ぶりも拍車が掛かるってなもんだが。 見ながら「だろうね」で終わる。

                                

                   

この作品の得点は、この方↑謎の老人「アン・ソンギ」氏の演技だけで稼いだって感じ。

                

やっぱいぶし銀の光を放つお方だわ。 謎の老人で、一言も言葉を発しない。

船上に落ちている砂を何時も搔き集めている謎の人。 私の中では「ノア」なのかな。

                           

                    

其の砂を搔き集め、水をやり、堆肥を与え、植物を育てる。

イヴが妊娠を知り、悪魔達の子供だと「死」を選ぼうとした時も、優しく止める。

そして…。

                       

                  

で、問題なのはこの方。 可愛くて美しいイヴを演じる「藤井美菜」氏。 私は初めて見ましたが

演技が恐ろしく下手なんですけど。 特に台詞が、声のせいかもしれませんが「棒読み」。

               

いやぁ~、このイヴが可愛くなくても、美しくなくても良いと思うんだがな。

                    

              

想像通りに、船の中では上下関係が形成され、食料が少なくなり…、そして殺し合いに。

              

             

宗教臭さは微塵もないですが、人間の醜い部分をこれでもかと見せつけます。

が、過去作品の様に惚れる様な部分が無くて、見ていて「痛くもなく」「辛くもなく」「恐ろしさもない」。

                

そして私に、全く響かない…。

                 

               

高額配信なので、ご覧になる、ならないは貴方様の意志にお任せしますが、この金額に

見合う作品なのか?と私は疑問に思いますわ。

             

見終わった後に「終わったな…」と呟いてしまった。

                

だからと言って「抹香臭い」作品を作って、猛省の気持ちを見せろとかは言わないけれど。

多分、今後の映画作りは益々困難になるのでは?  それも自分が放った試練でしょう。

しっかりと受け止めて欲しいと…。 

(でも、スケベエ根性の私はやっぱ良い作品が見たいと思ってしまう気持ちもゼロではない…)

               

なかなか達観できないな…。  人間だもの、だよねぇ~。

             

           

 

                

 

                     

 

 

                            

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