２０１９・韓国 ★★★☆☆（3.6）
監督：イ・ウォンテ
出演：マ・ドンソク キム・ムヨル キム・ソンギュ キム・ユンソン オ・ヒジュン
マ・ドンソクが主演を務めたバイオレンスアクション。
何者かに襲撃され重傷を負ったヤクザの極悪組長が、無差別連続殺人事件を追う
暴力刑事と協力して犯人を追い詰めていくさまを描く。
監督・脚本はイ・ウォンテが務め、キム・ムヨル、キム・ソンギュらが出演する。
（シネマトゥデイより抜粋）
段々とスクリーンで見れなかった作品もレンタル出来る様になってきた。 出来るだけ早くに
見て記事にしたいとは思っておるが。 レンタルで見ました。
凶悪なヤクザの組長チャン・ドンスが、ある夜何者かによってめった刺しにされる。
奇跡的に一命をとりとめたドンスは、対立する組織の犯行を疑い、犯人捜しに動き出す。
一方、警察サイドで捜査にあたるチョン刑事は、暴力的な手段も辞さない荒くれ者として、
署内でも問題刑事として知られていた。
ある日、めった刺しにされた事件の犯人を追うチョン刑事は、管轄外でも同じ様なケースの
事件が起こっている事に気付く。
まだ世間の誰も気づいていない連続無差別殺人鬼が、この事件の犯人であると確信した
チョン刑事は、その手がかりを求めて、唯一の生存者のドンスにつきまとう。
ドンスとチョン刑事は互いに敵意をむき出しにするが、狡猾な殺人鬼を突き止めるには
互いの情報が必要であると悟り、共闘して犯人を追い詰めてゆくのだったが…。
マブリーには、ピッタリ過ぎて驚きも何もない役処。 ↑このサンドバッグの床は血だらけ。
「え？グローブつけて殴ってるのに、何で？」…。 当然〆る奴が中に入っておる。
良く「サンドバッグ」代わりにしてやるとかっていう台詞が有るけど、有言実行なお方。
でも、こう見えて「一般人」の方には優しい面も…。
この所、色々な場所で起こっている殺人事件。 管轄外で起こる為に連続無差別殺人として
扱われずに、捜査は行き詰まる一方。
どうやら、車をぶつけて降りた所をめった刺しにして殺している様だ…、という読みで
捜査を続ける、所内でもつまはじき者のチョン刑事。
その犯人が偶然、ドンス組長の車をぶつけ、何時ものように殺人を楽しもうと思ったら
「これ位の傷はどうでも良い」と言われて、躊躇する。
大概の人が、怒って降りてきて、「どうしてくれる」とすごまれて、めった刺しを楽しむのに。
体型もだが、かなりの太っ腹なドンス組長。 でも、そう言われても「やらねば」と向かっていくも
他でもないヤクザの組長だっせ。 何時ものように刺しても、自分が殴られ、放り投げられ
最後には胸を刺し返されてしまう。
普通の人なら死んでいる所、この強靭な肉体を持つドンス組長は何とか助かる。
唯一の生き残りとなる。
管轄外でも起きている事が発覚し、合同と言う名ばかりの広域捜査班が出張って来る。
思い通りに捜査出来なくなると、ドンス組長に情報の共有と合同捜査を持ち掛ける
チョン刑事だったのだが…。
兎に角、自分の手で殺人犯を捕まえて殺すさない事には、「ヤクザとしてのメンツが立たない」と
考えるドンス組長。
そうは言っても、組長に殺されてこの事件が「闇」に葬られては困るチョン刑事。
この２人の駆け引きやら、敵対心やらの攻防も見どころの一つだけれど、メッサ細身なのに
メサメサ強い「殺人鬼」（←役名が殺人鬼って、笑える）にも驚かされる。
コイツの事が、殆ど分からないんだけれど、一寸は教えて欲しかったな。
チョン刑事役の「キム・ムヨル」氏は１５キロ増量して、マブリーに引けを取らない、（いや取るけど）
身体を作って臨んだそう。
殺人鬼役の「キム・ソンギュ」氏は、反対に体重を減らしたそう。
結構、普通にしてたらイケてる面なお方だけれど、本作では「殺人鬼」と言うより、爬虫類的な
ネッチョリな雰囲気が不気味だったな。
残念なのは、驚きの部分が殆ど無い事。 「そうやろうね」って感じでドンドン進んでいく。
アクションシーンやカーアクションも重量級で、迫力はあるけれど、「新鮮味」がない。
何時もながらのマブリー作品で終わっているのがなぁ～。
まぁ、ラストの「ニヤリ」には苦笑してしまったが。
本作のリメイク権を「スタローン」氏が購入したとか…。 スタローンが、マブリーになるんかな？
でもさぁ～、銃社会のハリウッドで、刃物でめった刺しって通用するのかな？
普通には、勿論楽しめるけれど、やっぱ「もう一捻り欲しい」と思うのは贅沢なんかな？
因みに、右側のポスターのハングルがメッサカッチョ良いって思ったんだけど。
今見たら、わりと良くあるあるじゃんって気付いた。（初めて見た時はどう思ったんだ！）
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