緑色の髪の少年 | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                 

1948・米     ★★★☆☆(3.4)

              

監督:ジョセフ・ロージー

出演:ディーン・ストックウェル  ロバート・ライアン  パット・オブライエン  バーバラ・ヘイル

                    

                   

原作は著名な新聞論説者の娘ベッツイ・ビートン。

新進監督ジョセフ・ロージーが監督したもの。

 

主演は名子役ディーン・ストックウェル、パット・オブライエン、ロバート・ライアン、

バーバラ・ヘイル。

それにリチャード・ライオン、ウォルター・カトレット、サミュエル・S・ハインズ等が助演している。

 

1949年度封切になる総天然色作品。(映画.comより抜粋)

                     

                        

                          

ブタ

今日は70年以上も前の作品。 韓国産も見たんだけれど、とても記事を書く気にならなかったので。

Amazonプライムで見ましたよ。

                     

                         

ある小都会の警察に、つるつるの坊主頭の少年が保護されていた。

                     

係官の訊問に一言も答えぬ少年に手を焼いたが、来合わせた児童心理学の権威

エヴァンス博士の応待で、頑なな少年の口は開かれ、到底信じられない物語が語られ始める…。

                    

                       

少年ピーターはロンドンの富裕な家庭に生れ、幸福な日を送っていたが、やがて大戦の戦火は

ロンドンを襲い、彼は両親に別れて疎開先に不自由な月日を過ごす。

                              

そのうちに両親からの音信が絶え、彼はアメリカ人の芸人に伴われて渡米する。

その芸人はおじいさんと呼ばれている好人物で、ピーターを己が孫として可愛いがる…。

                              

                        

おじいさんの取りなしでピーターは町の人と親しくなり、学校に入って美しい女教師ブランド先生や

級友たちと仲良く遊ぶうちに両親の居ない淋しさも忘れ癒されていく。

 

けれども学校で催された世界の戦災孤児救援の為の衣服供出が行なわれた日、ピーターは

ふとしたことから両親の爆死を知り自分が哀れな戦災孤児だと思い知らされる。

 

そして、悲しさの余り彼の頭は戦争の恐怖で一杯になってしまう…。

                          

                       

その翌日、彼の頭髪は一夜にして鮮やかな緑色に変わってしまうのだった。

 

ピーターは、昨夜おじいさんが「翌朝驚く事があるよ」と言っていた事を想いだし、お爺さんの

サプライズだと報告すると…。

                     

                     

おじいさんは驚き、町の人々は好奇の眼を見張り、医者は首をかしげる。

                       

そして、緑の髪は伝染するという噂が広がり、町の人からも学友からも誰も相手にしてくれない。

                           

                          

孤独と淋しさに堪えかねたピーターは、郊外の森深くさ迷い込み目覚めると、そこには

学校の戦災孤児救援のポスターで見た惨めな姿の孤児たちに囲まれていた。

                         

そして彼等から教えられるのだった…。

                        

「緑の髪は戦災孤児の象徴で、子供達にとって戦争がどんなに非道いものかを世界に

知らせる為なのだ」と…。

                       

                             

戦争をくいとめる聖なる使命を教えられたピーターは、勇んで道行く人に緑髪の由来を説くのだが。

                   

しかし、彼の言葉に誰一人として耳を傾ける者はいなかった…。

                        

                        

オープニングスグにスキンヘッドの少年が登場する。

                        

インパクト大だし、少年でスキンヘッドとなると、「すわっ」病気なのか? 「不治の病」か?と

心配になるが、元気に博士のランチのハンバーガーを頬張りだす。

              

そして話し出す…。  一体全体、その頭は自ら望んだものか?否か?

                       

            

一等気になるのは、朝起きたら行き成り「緑の僕」になっていた。  何故に?

(答えは、エイリアンでも突然変異でも病気でもないが、ニュワンス的にほのめかす)

                             

                      

其処まで反戦を掲げている訳でもなく、何度も言うが主役が少年なので、同年代のお子様が見ても

楽しめる(其処まで笑える部分は少ないけどね)

                  

兎に角、少年や緑の頭になった見せ方が抜群に上手い。

              

オープニングの警察で、大人の陰に隠れて少年は全く見えない…。 見るとスキンヘッド。あせる

朝シャンして泡だった頭、その後タオルを巻いた姿、そして鏡の前でタオルを取ると…。 緑の髪あせる

                      

始めは驚くけれど、其処は子供なので、その髪で遊んだりするのも微笑ましい。

                

              

でもね、製作年数から考えると、きっとモノクロTVの時代に、この髪の変化が分かったかな?

カラーだから驚いたり、楽しんだり出来るんだよね。 (TV放映ね)

            

え?モノクロTVなんて、想像出来ん?  ウチの実家にはなかなかカラーTVが来なかった。

でも、遂に家にもやって来たけれど、モノクロTVもまだまだ働ける状態だったので

チャンネル権がなかった私は、2階に置いてあるモノクロTVを自分専用の様に見ていた。

                  

なので、自分の記憶の中の嘗ての名作のイメージはどうしても、モノクロだったりするのだが。

                        

                 

この緑の髪の少年は、今尚現役の「ディーン・ストックウェル」氏です。

                

←このお顔を見れば、「あぁ~」って思うやも。

                        

容姿で偏見を持たない様に、美人で優しいブランド先生は、髪の色調査をします。

「ブラウン」 「黒髪」 「パツ金」 は多いですが、「赤毛」がクラスに1人と言うのも良かったな。

                

ブランド先生は、多い順番に人数を発表し、次に「緑の髪は1人」 「赤毛が1人」って報告します。

なんかね、緑の髪が特別って感じがしないのよね。 (そのマジックはスグに解けてしまうが…) 

                     

                   

今の時代にリメイクになると、きっとホラー作品になっちゃうのでは?って想像したり。

              

おじいさんが良い人で、兎に角良かった良かった、ちゅーストーリー。

気になるっしょ!  ご覧になる時は是非ともカラーTVでね。(誰が今時モノクロTVをって…あせる

                  

                  

                  

                                                 

 

 

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