ファミリー・クライム -ある家族の過ち-(R-15)(未) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                  

2020・アルゼンチン     ★★★☆☆(3.7)

             

監督:セバスチャン・シンデル

出演:セシリア・ロス  ミゲル・アンヘル・ソラ  ベンハミン・アマデオ  ヤニナ・アビラ

                 

                

アルゼンチン映画の本作は、セバスチャン・シンデル監督、セシリア・ロス、ミゲル・アンヘル・ソラ、

ベンハミン・アマデオ、ソフィア・ガラ・カスティリオーネらが出演。

                   

実話ベースで贈る、濃密なサスペンス映画。

                

                    

                   

ブタ

このチョコっとついたサブタイトルはなんだすか?  これで全て読めますやん。

これがなかったら、もっと得点も高かったかも。  ご覧の通りNetflixで見ましたよ~ん。

                       

                      

それなりに裕福な環境で、老後を平穏に暮らすアリシア。

仕事を退職した夫と離婚した妻との間に子供が1人居る息子ダニエル。

                    

                      

そして、住み込みの家政婦のグラディスには、3歳の息子がおり、アリシアは孫の様に

可愛がっていた。

                       

                       

ある日、ダニエルから電話がかかって来る。 しかも、留置所から…。

                

面会に行った両親は、そのやつれたダニエルを見てうろたえる。

                  

留置所の勾留からすぐにでも解放されたいダニエルは、弁護士を雇うカネがないと言う。

それを聞いた両親は「任せて」とせがむ息子を安心させるのだが…。

                       

                        

タダ自分の息子に会いたかっただけだと言うダニエルに対し、罪状は接見禁止の元妻を

レイプした罪で起訴される。

無罪を勝ち取るため、ありとあらゆる手を尽くしていく両親。

                          

有名弁護士を雇うには、自分達の生活レベルをも変えねばならない…。

                   

                                             

必死に策を講じる中、家政婦のグラディスが信じ難い事件を起こしてしまう…。

                            

読み書きもまともに出来ないグラディスに親身になり、仕事を与え、出産した息子を

目に入れても痛くないほど可愛がるアリシアだったのに…。

 

その事件がきっかけに、運命の糸は思わぬ事実に辿り着いてしまう…。

信じられない真実を知ってしまったアリシアがとるべき道は一体…。

                       

                       

何処の親も一緒だと思うけれど、どんなに大きくなっても子供は子供。

困っていたら助けたいと思う。  子供がいう事を信じてやりたいと思う…。

                  

勿論成人しているダニエルとは同居していない為に、たまに実家に帰ると知ったら、自ら

腕を振るって好物の料理を作ってやる母親のアリシア。

                          

離婚する時も、接見禁止が出た時も、ダニエルを信じて、元嫁を悪者に思っていたアリシア。

                       

良くありますやん、「息子が浮気をしたのは悪いが、そうなったのは妻のせい」と

言ってのける母親。

                       

アリシアも、例外ではなく、本当の孫には何年も会っていない。

その代わりと言っては何だが、孫と同い年の家政婦・グラディスの息子を孫の様に可愛がる。

                         

                         

ダニエルの問題で頭の痛い最中に起こったグラディスの事件で、全てがひっくり返る。

                 

まぁ、観る前から「でしょうね」とサブタイトルのせいで読めちゃいますからね。

詳しくは言いませんが、なかなか胸の痛くなるストーリーで御座いました。

                   

                 

韓国ドラマの「誰にも信じて貰えない」子供の言い分を命がけで信じる親が天晴だったり、

自分には出来るだろうか?と問い直したりしながら見る作品が最近は多い中

本作を見ながら「これがあるからなぁ~」と苦笑いしてしまう。

                

結構シンプルに描かれているのだけれど、そのシンプルさが返って重みを与えている。

                   

              

セシリア・ロスの母ちゃん役だからこそって言う部分もあると思うけれど。

顔面からは信念が強そうに見えるけれど、やっぱ其処は「母」なんだよね。

               

彼女が演じて来た「MOTHER」役は、どれも好きだな。

                 

楽しい部分は殆どない作品では御座いますが、これから母になる方もご覧になっても

良いのでは…?って思います。

                   

                      

 

                         

 

                     

                   

 

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