2019・邦画 ★★☆☆☆(2.2)
監督:中村義洋
出演:堤真一 岡村隆史 濱田岳 横山裕 荒川良々 妻夫木聡 大地康雄
忠臣蔵で知られる大石内蔵助が記した決算書を基に、討入り計画の実像に迫る
山本博文の著作を実写映画化。
予算内で討入りを成し遂げようとする家老と勘定方の奮闘を描く。
大石を堤真一、大石を支え続ける勘定方をお笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史が演じる。
中村義洋がメガホンを取った。
今日は、少々遅い時間からのを見たので、帰るのも遅くなってしまった。
もう1本は「ゾンビランド」 ←明日書きますね。
18世紀初頭、江戸・元禄年間。
赤穂藩藩主の浅野内匠頭は、江戸城内で幕府の重臣・吉良上野介に斬りかかるという
刃傷沙汰を起こし、幕府より即日切腹と、藩のお取り潰しという厳しい裁定が下る。
筆頭家老の大石内蔵助は、幼なじみで勘定方の矢頭長助の力を借りて残務整理に追われる日々。
そんな中、一部の藩士が仇討ちを口にして勝手な行動に出たり、討ち入りを期待する
世間のプレッシャーも日増しに高まっていく…。
ところが、いざ討ち入りするにも相当のお金が必要なことが判明する一方、どうにか
工面した予算800両(約9500万円)はみるみる減ってしまい、いよいよ追い詰められていく
大石だったが…。
「殿、利息でござる!」では、大層泣かせて貰った私。 何処となく二番煎じっぽくも感じるが
時間的にピッタリだったので見る事に。
ところがところが…。 私も「超好きだ」と言う「忠臣蔵」をコメディーにって…。
いやいやいや、「利息でござる」でも泣かせて貰ったのだから、本作だって…って、思ったけれど。
私には、合わない作品となっておりました。
ちゅーか、大石内蔵助が、こんなに「へなちょこ」な奴だったとは…。 基、こんなへなちょこに。
「銭勘定が出来ぬ侍は、何をさせても でくのぼう」←この台詞だけは大好きですが。
確かに、12月14日に放送される「忠臣蔵」は、美化されまくっているやもしれませんが、
君主の為に、せめてもの仇討ちを…と、その忠義心に心揺さぶられるんだけどなぁ~。
まぁ~ね、小判1枚が現在の幾らか?なんて、時代劇を見ていても分かりませんが。
全て、テロップにて「現在の金額にかえて、教えてくれる」
それを見ながら、当時の人も結構な「物価高」な生活を送っていたんだなって思いました。
かけそば=460円。 思わず、高っ!って思いました。
家賃とかも、江戸は物価が高いと言いながら、長屋で5~6万って…。
傘貼りの内職って、どれ位儲かったのだろうか?
まぁ、「士農工商」のハッキリしたカーストがあった時代だけれど、藩がなくなったからと言っても
退職金も出たりするとは…。
(もしもの時に備えて、苦労して余らせてきたお金なんだけれどね)
美しくて、思慮深く、楚々とした「阿久里」様も、めっさおきゃん。
イメージダダ崩れですけど。 別に良いですけれどね。
次々と、銭が掛かる話をするブッキー。
そんな中、やっぱり一味違うのが、濱田岳氏。 やっぱ、美味いわ。
殿の「味見役」なのに、ホボ主要キャスト。
芸人さんも大勢出演していたけれど、「ダチョウ俱楽部・上島竜兵氏」には驚いた。
メサメサ、芝居が上手いんや。 顔は似ているけれど、違う人かなってずっと思ってた。
でもなぁ~、本作を見てしまうと、今後12月は恒例のって、「忠臣蔵」を見ても、真剣に
見れなくなってしまうかも…。
一番の残念は、本当は最後の100両で、泣けるはずが、アッサリなナレーションで
終わってしまった所かな。
泣かせるはずの100両だったけれど、「金・金・金」の作品故に、ガツンと来なかったわ。
私の好きな「忠臣蔵」は本作には、何処にも有りませんでした。
そうそう、「討ち入り」もね。 ふふふ。
時代劇だからこその部分が、もっと見たかったんだけれどね。
しかも、赤穂藩士なのに、ベタベタの商人の様な、大阪弁って…。
なんもかんも、残念で御座った。
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