２０１６・米 ★★☆☆☆（2.9）
監督：アナ・リリー・アミールポア
出演：スーキー・ウォーターハウス ジェイソン・モモア キアヌ・リーヴス ジム・キャリー
２０１６年に公開されたアメリカ合衆国スリラー映画。
本作は日本国内で劇場公開されなかったが、Netflixによる配信が行われている。
２０１６年９月に開催された第７３回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に
出品され審査員特別賞を受賞した。
本作も、私的にはヨダレモノの作品でゴワス。 遂に「Netflix」のドラマに手を出してしまった。
果たして、本作にR指定は無いのだが、OKなのか？ かなりグロイぞ、内容的に。
近未来。
「バッドバッチ」のアーレンはテキサス州郊外にある砂漠地域に放り出される。
その地域は社会の支配層から疎まれた人々が暮らす地域であり、アメリカ合衆国の法律が
適用されない無法地帯であった。
間もなくして、アーレンは２人組の女性に拉致される。
そして目を覚ますと、アーレンは鎖で拘束されていた。 暴れる彼女を押さえつけ、徐に…。
彼女を拘束したのは、食人族「ブリッジ」。
カニバリストである彼らは、アーレンの片方の腕と足を切断する。
気を失ったアーレンだったが、このまま彼らの餌にはならないと、隙を突いてスケートボードを
使って脱出に成功する。
行く当てもなく砂漠を彷徨っていたアーレンだったが、ハーミットと名乗る男に保護される。
アーレンはコンフォートという町に連れてこられる。
５ヶ月後。
義足を入手し、その生活にも慣れたアーレンは砂漠に繰出していく。
そこで拉致された時に良く似たカートを発見する。
すぐ近くで、親娘がゴミ漁りをしていた。 ２人が食人族だと確信したアーレンは報復として
母親を射殺し、娘はコンフォートへ連れ帰る。
コンフォートの町のリーダーであるドリームがパーティーを開催していた。
一方、アーレンが連れ去った娘の父親のマイアミマンは、帰らぬ娘の行方を追っていた。
ハーミットはマイアミマンと取り引きをし、彼に娘の居場所を伝えた。
パーティーで、アーレンとはぐれてしまったマイアミマンの娘は、ドリームが我が子の様に
連れ去ってしまう。
パーティで撒かれたドラッグを摂取したアーレンは、意識が朦朧としたまま砂漠を歩き続けていた。
偶然砂漠で出会った、アーレンとマイアミマン。
アーレンが誘拐犯だとは気付かぬまま、マイアミマンはコンフォートに潜入したい事を話す。
コンフォートへと向かう道中、２人の仲は急速に接近していき、２人の運命を大きく変えることに
なるのだったが…。
モモちゃんは、食人族で調達したモノを売りさばいて生活している、こう見えて物静かな男。
日がな１日、時間があると「絵」を描いている。
妻と娘が、ゴミの山に仕入れに行ったのに帰って来ない為に、見に行くと妻はその場で倒れて
死んでおり、娘は行方知れず。
この娘ちゃんが、何気に可愛いのよね。 アーレンも連れて帰って、兎を買ってやり面倒を見る。
けれども、パーティの夜にはぐれてしまい、ドラッグでハイになったアーレンは砂漠をうろついていた。
そこで、モモちゃんこと「マイアミマン」と出会って、娘を一緒に探す事にする。
この２人が、何気に良い感じなのよ～。
↑特にこのシーン。
砂漠で、砂嵐に見舞われると、さっと取り出した布を２人で被って、砂嵐をやり過ごすのですが
この布の中の２人の密接度に「キュン」となる。
いやぁ～ん、普通なら、野獣王国の食人族だからして、先が読めますやん。
でも、マイアミマンは何にもしないの。 いやぁ～～ん。 モモちゃん最高！
それに対して、誰か分からん位のキアヌ氏は「カルト教団」のドリーム役。
ドラッグで儲けた金で、メッサリッチな生活をしており、しかも、若いおなごを侍らせ、ドンドン
妊娠させて、王国を製作中。 見た目も、やらかす事も最低なドリーム。
砂漠を彷徨う、ハーミット役は、これまた全然気が付かなかった「ジム・キャリー」氏。
始めは、汚いホームレスのジジイに見えたが、段々と「砂漠の天使」に見えて来る。
その他、大好きなディエゴ・ルナ氏も出ております。
其処までグログロでもなく、其処まで非道でもない。
何気に、終わってみれば爽やかな感じすらするのですが。
本作は、何かのDVDの予告で見たのですが、レンタルはされておりません。
マッドマックスの様ですが、其処までキチンとした世界観もなく、なんでしょうか、あの砂漠を
スケボーで、進んでいくアーレンのインパクトが凄すぎて…。
「Netflix」作品って、こんな感じなのねって、妙に納得してしまいました。 ははは。
なので、まぁモモちゃんが見たかったら、見ても良いけど、「アクアマン」のカッチョ良さには負けるで。
何故に「マイアミマン」なのかは、見ると分かります。
と言う事で、見ましたで、という報告をば。
因みに、今日は「ROMA」を見たのですが、和歌山に１泊する為に、記事は明日書きますわ。
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