セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー! | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                            

2017・スペイン・キューバ     ★★★☆☆(3.9)

                 

監督:エルネスト・ダラナス・セラーノ

出演:トマス・カオ  ヘクター・ノア  ロン・パールマン  ユリエット・クルス

                       

                   

実在の元宇宙飛行士セルゲイ・クリカレフをモデルに、国境を超えた友情を描くバディムービー。

                          

キューバの大学教授が、窮地に立たされたソ連人宇宙飛行士を救おうと大胆な行動に出る。

                           

メガホンを取るのはエルネスト・ダラナス・セラーノ。

トマス・カオ、ヘクター・ノアのほか、ロン・パールマンらが出演。(シネマトゥデイより抜粋)

                        

                           

                       

ブタ

昨日見てきた、もう1本。  苦手なコメディだけれど、なかなか面白かった。

                        

                      

1991年。

ベルリンの壁崩壊に始まる社会主義陣営の瓦解はソビエト連邦にも迫っていた。

                            

                      

地上の混迷はソ連が誇る国際宇宙ステーション「ミール」に長期滞在中の宇宙飛行士セルゲイにも

影響を及ぼし、地球帰還は無期限延期となってしまう。

                     

                      

孤独を紛らすように無線に語りかけるセルゲイだったが、偶然にもその声をキューバの

アマチュア無線愛好家セルジオが捉える。

                             

                      

2人は途切れがちな電波を通じて友情を育んでいく。

                           

やがて混乱の中で不安を訴える家族を心配する親友をなんとかして帰還させてあげようと、

アメリカの無線仲間ピーターに協力を仰ぐセルジオだったが…。

                              

              

キューバもこの時期は、貧困に喘ぐ生活をしている人々。

               

セルジオは、ソ連に留学し、ロシア語の大学教授をしているが、生徒も少なく、出版する予定の本も

先送りにされて、収入も殆どない。

             

現在は実母と娘の3人で暮らしている。 毎日同じ食事が続き、娘がスプーンすら持たない。

                              

祖母は、生活の足しにと、宝石を質に入れて、孫のミルク代に…。

60歳を過ぎた母親だが、「葉巻工場」で働くと言い出す始末…。

                    

セルジオは母親に頭が上がらない…。

                          

                 

隣のビルの屋上に住む友人は、「簡易イカダ」を作って売っている。

注文も良くあり、忙しい様だ。  

                     

真面目に暮らしているのに、苦しい生活…。 そんな中、セルジオの唯一の楽しみは「無線」。

最初は、父親のお古のモールス信号の無線しかなかったが、父親の親友だったアメリカに住む

ポールが、話せる無線機を送ってくれた…。  が、当局に没収。

                 

アメリカ人と通じているセルジオは呼び出され、今後は盗聴等でチェックされる注意人物に。

                               

                   

それでも、泳がせてスパイ行為を取り押さえる為に、無線機も返却して貰えた。                   

これで、世界中の誰とでも話せる事になったセルジオの胸は躍る。

            

が…、ある日繋がった無線の相手は、宇宙のセルゲイだった…。

                         

                     

↑静止画像だと、「ちゃっちい宇宙ステショーン」だが…。あせる

映画を見ている時には、全く気にならなかった。

               

セルゲイ氏は、実在の人物で、宇宙に行っている間に「ソ連」が崩壊していて「最後のソビエト連邦国民」

と呼ばれた事もある人物。

(本作はその事をヒントに造られた、全くのフィクション作品)

               

なので、セルゲイ氏が宇宙から帰れなくなったと言う事は、実際には無かったので安心してください。

                            

                     

セルゲイ氏の方は、淡々と宇宙での生活を過ごすだけなのだが、隕石がぶつかったり、機器が

故障したりで、色々困難はあるけれど、ロシア語で話す無線を楽しみにしている。

                             

                     

セルジオは、貧困だが、これまた色々な方法を駆使して、何とか生活を支えていく。

                      

そして、無線で世界よりも広い、宇宙と交信してしまうのだ。

                         

                   

兎に角、この娘ちゃんが最高。 父親のやる事全て真似っこして、モールス信号も完璧。

バぁーちゃんに知られたくない話は、父親とモールス信号で…。

                  

自分しかいない時にセルゲイからの交信をキャッチして、答えたり! オシャレで、キュート。

                      

                   

暑いし、美味しいモノも食べられないけれど、皆と一緒だとハッピーさ。

                   

                        

セルジオのスパイ行為をピッタリマークしている、諜報部員やら、ポールに纏わりつく輩も。

                 

セルゲイの危機を救おうと、セルジオもポールも手を貸すが…。

無事に地球に帰還できるのか? 一体どうやって?  しかも、セルゲイの家族も食糧難だそう…。

                   

宇宙から、家族の事で気を揉むセルゲイも凄くお気の毒。

一寸行って、何とかする事など出来ないし…。

                  

                

そう言う、生活は最低だけれど、気持ちはハッピーな無線で繋がった友情。

如何でしょうか?  年の瀬には合わないかもですが、ほっこりできまっせ。

                      

                        

                 

 

 

                 

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