2018・邦画 ★★★☆☆(3.8)
監督:月川翔
出演:平手友梨奈 北川景子 アヤカ・ウィルソン 高嶋政伸 柳楽優弥 小栗旬
マンガ大賞2017で大賞に輝いた、柳本光晴のコミック「響~小説家になる方法~」を実写化したドラマ。
突如として文壇に現れた10代の作家が、さまざまな人たちに影響を与えるさまが描かれる。
監督は月川翔。
欅坂46の平手友梨奈がヒロインにふんし、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、
柳楽優弥らが共演する。
平手は映画初主演。(シネマトゥデイより抜粋)
今日は1日ダラダラしてたら、元気になりました。 気圧のせいでしょうか?ハタマタ気温のせい?
昨日は、久々にしんどかったです。 流石25歳だと復帰も早い(無理ありまくり…)
昨日見た、もう1本。
若者の活字離れが進み、出版不況が続く文学界。
其処に彗星のように現われたのが、現役女子高生の天才少女・響15歳。
一見すると、普通の女子高生。 だが、学校に登校する際にも本を読みながら…。
文芸誌『木蓮』の編集者・花井ふみとの運命的な出会いによって、一躍脚光を浴びた響だった。
が、その言動はあまりにも常識離れしていた。
相手が誰であろうと、歯に衣着せぬ物言いで思ったままを口にし、時には暴力さえも厭わない。
次々と物議を醸しながらも、関わった人々の価値観を揺さぶり続ける響。
そんな彼女の処女作は社会現象を巻き起こし、ついには直木賞と芥川賞のダブルノミネートという
歴史的快挙にまで発展していくのだったが…。
本作もコミックスの映画化作品なのですが~。 本作は「マンガ大賞2017」に輝いた作品の映画化。
とは言え、何時もながらに原作は未読です。
予告を見た段で、気になって読もうかとも思ったのですが、映画を見てからと…。
まぁ、ビジュアル的にも他の方も似てらっしゃいます。
で、ホボホボ満席状態だったのは、原作のせいではなかったのですね。
主役の響き役が、欅坂46の平手友梨奈氏だと言う事で、劇場を出る時には、若い男子達は
「面白かった」とか「格好良かった」とか、「後3回は見る」と言うのも聞こえました。
小説が書くのも読むのも好きと言う響。 ↑授業風景なんかを見ても、本当に普通のJKに見えるけれど。
どういう風に育てたら、こういう子になるのか? 敬語尊敬語を全く使わない。
まぁ、良く言えば、全く誰にも靡かない。 それは大好きな先輩の作家であっても。
↑手前の男子の包帯は、響が小指を折ったため。
何も無いのに、流石に暴力は振るわないけれど、兎に角すぐに手が出る、足が出る。
それも、誰に対しても。 響の言い分も、分かるけれど、社会に出るってそうじゃないでしょって
きっと実際には、分かっているけれど、絶対に「曲げない」
小指を折ったのも、「お前殺すぞ」と脅されたため。 殺される前に指を折ったと…。
理には叶ってはいるのだけれど。 どうなん?
そんな響に振り回されるのは、出版社の響の担当の花井ふみ。
響を連れて、行くところ行くところで頭を下げまくり。
新人賞を取ったのに、行動に問題ありで、出版できないとまで言われる。
まぁ、響は出版とかには、興味がない。 自分の書いたモノを的確に批評して欲しいだけ。
此処で、漫画だなって思うのは、↑真ん中の祖父江凛夏の存在。
たった1人になった文芸部の部長で、超売れっ子作家の祖父江秋人の娘。
祖父江氏は、吉田栄作氏が…。
凜夏も、それなりの小説は書くらしいけれど、父親のネームバリューを借りて、デビューする。
結構売れているし、響に「芥川賞」を取ることを宣言しちゃう!
ちゅーか、凄い文芸部やな。 「芥川賞」を狙う小説家が2人もいる。 しかも総勢4人の部員で!
(響は別に狙っていないが…)
それと、「命を落とすぞ」と言う、ピンチな場面でも、何故か「響は死にましぇぇ~~ん」なの。
何処を取っても、強靭な運命の持ち主やね。
相当な年上の作家大先生にさえ、呼び捨てで「握手して」と言う。
「貴方の小説好き」って、響が言うだけで、皆虜になってしまう。大作家先生が「ありがとう」って。
こういう人は滅多にいないから、嬉しくなっちゃうのかな?
そう、どんなに暴力を振るっても、誰も訴えないんだよね。 この辺も、見どころだね。
今の時代、公の場で暴力を振るったら、イメージダウンになったりするのだけれど、その為に
出版しないとなると、「めっさ読みたい」となる。 その辺も、上手いよね。
(因みに、響はさっきも言ったが出版されようが、賞を受賞しようが全く意に介さない)
もう、本当に困っているのは響の担当している、ふみさんも「新しい小説が出来たら、
一番最初に見せるから読んでくれる?」って言われたら、既にもうやられている。 ははは。
響マジックが其処には存在するのか?
映画には両親は出て来なかったけれど、「お使い」にも嫌がらずに素直なんだよね。
兎に角「それは変やろ」と思う相手は、成敗しちゃう天才作家のJKのストーリー。
何時の間にやら、響の蹴りを食らった後に「有難うございます」と言えちゃうほどに
私自身もやられちまって、しまいましたです。 恐るべしJK響。
本当に、響マジック存在すると思う。 いやぁ~、原作読もうかな?
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