SPL 狼たちの処刑台

２０１７・香港　　　　　★★★☆☆（3.9）

監督：ウィルソン・イップ

出演：ルイス・クー　　ラム・カートン　　ウー・ユエ　　トニー・ジャー　　ジャッキー・チョイ

『SPL／狼よ静かに死ね』『ドラゴン×マッハ！』に続くクライムアクションシリーズの第３弾。

タイでまな娘を誘拐された香港の警察官が、現地の警官たちと共に犯人の臓器密売組織に挑む。

メガホンを取るのはウィルソン・イップ。

香港のアクションスターのルイス・クーをはじめ、トニー・ジャー、ラム・カートンらが出演する。

（シネマトゥデイより抜粋）

いやぁ～、それにしても久々に昼間の台風で、しかもデカイ！　ウチの男前は、もしかしたら

台風で恐怖を覚えたのは初めてだったやも、MAXの時に電話してきて、「うわぁ～」とか言ってました。

本作は昨日見てきた１本。　↑上に書かれている２本もちゃんと見ておりますが、記事にしてないのか？

香港の警察官リーの15歳になる娘ウィンチーが、旅行先のタイで何者かに誘拐される。

さっそくタイへと渡ったリーは、現地警察のチュイの協力を得て、彼と同僚のタクが進める捜査に

同行する。

やがて事件の背後に、思いも寄らぬ国家的陰謀が潜んでいることが明らかとなってくるのだったが…。

アジア版「９６時間」って感じでは有りますが。　ルイス・クー氏の顔並みにこってりな内容です。

香港警察の刑事のりーは、幸せ絶頂の時に妻が運転する自動車事故で、妻を亡くす。

其れは娘のウィンチ―が、まだまだ幼い時で、其れからは娘の為に生きてきた。

１５歳の誕生日を祝う為に、レストランに行くと、男性を紹介され「結婚したい」と言う２人。

しかも、妊娠までしていると…。　りーは、２人を祝福せずに相手の男を「未成年」を相手にと

逮捕してしまう。

そして、娘はリーに連れられて「中絶手術」を受けさせられる。

失意のどん底だったウィンチ―は、タイの友人を訪ねて旅行に行く。

そのタイの友人から、ウィンチ―と連絡が取れなくなったとリーに電話が入る。

雰囲気でモノを言ってはいけませんが、舞台が「タイ」で、臓器目当ての人身売買や、

面倒のない旅行者に目を付けての誘拐など、「ありそうやな」と、見てしまった。

それと、「９６時間」とか言いましたが、戦う強い父ちゃん「ファイト！」で、目出度し目出度しって

思うじゃないですか。

それ相当なアクションを堪能出来て、終わりよければすべて良しッてな想像していたら

怪我しまっせ！

リーも決して冷酷な父ちゃんではなくて、娘の事を溺愛しているからこそ、将来の事を考えての

処置。　一見残酷な様に思えるけれど、２０歳を超えている彼氏は、メサメサ甘ちゃんで

今現在も定職ではなくて、バイト生活。

それで、娘を幸せにしますとか言ってるし。　まぁ、此処はリーの気持ちも分かる。

そして、タイに娘を探しに行くリー。　警察に行方不明届を出しに行くと。　２人の刑事に出会う。

署長の娘と結婚して、もうすぐ子供が生まれるチェン。

そのチェンと親友の霊感があるタク。　チェンはリーと捜索の為に行動を共にする。

タクは、リーが不吉なモノを持っていると言って、彼のお守りをチェンにくれる。

アクションは、やっぱトニー・ジャー氏が凄いですが、びっくりする様な扱いですけど。

勿論、記憶に残りますが、これでえぇのん？　（客演だそうです）

この前のアンディ様の「ショックウェイブ」もでしたが、今までの香港映画の様に、アクション重視では

なくなってきているね。　　うんうん、中身も濃厚です。

それにしても、りーは口にこそ出しませんが、「あの時」の判断は正解だったのかを

何百篇も繰り返し、自問自答した事でしょうね。

アクションが派手なだけに、やるせなさも際立ちますわ。

本作もR指定がないようですが、お気軽に見るアクション作品ではないので、そこんとこよろしこ。

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