2017・邦画 ★★☆☆☆(2.1)
監督:白石晃士
出演:松坂桃李 沢尻エリカ 新田真剣佑 間宮祥太朗 テット・ワダ 矢田亜希子
白石晃士が監督を務め、グランドジャンプ連載のコミックを映画化したサスペンス。
何度も変死事件現場で目撃されながらも、誰もその犯行を立証できない主人公が暗躍する姿を
活写する。
松坂桃李がダークヒーローに挑戦。
人の心をいともたやすくコントロールできる謎の男の、善悪を超越した振る舞いに翻弄される。
(シネマトゥデイより抜粋)
本作は最終日のラスト上映で、座席完売になっていたのを知っていましたが、どうも触手が動かず
落としてしまいました。 レンタルすれば良いやと安易に考えていましたが、ネットレンタルでも
なかなかレンタルできずに、本日やっと見る事が出来ました。桃李ファン舐めてたわ~。
とある電話ボックスに、殺してほしい理由と連絡先を書いた紙を貼ると、その願いが叶うという
都市伝説がSNSで広まっていた。
その願いは黒スーツの男“宇相吹正”によって本当に実現されていた。
しかもマインドコントロールを駆使して行われるその犯行は、物証がないため自殺や事故として
処理されていた。
警察は宇相吹の存在に注目し、ようやく取り調べを行うも、マインドコントロールによって
ベテラン刑事さえもが手玉に取られてしまうのだった。
そんな中、唯一マインドコントロールの効かない多田友子刑事が、凶行を繰り返す宇相吹に
立ち向かっていくのだったが…。
本作も、コミックスの映画化作品。 原作は何時もの通り未読です。
この主役の宇相吹を、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの「松坂桃李」氏が演じます。
本作の作品自体は、もっと点数は低く思いますが、松坂様の本作の怪演で、プラスしております。
<このお顔なんて、完全にホラーでしょ!>
けれども、他のキャストが全然でした。 特に、唯一宇相吹を倒せる、多田刑事役の沢尻譲は
何故にこの方をキャストにしたのかが、全く分からん。
新田氏演じる、多田刑事の相棒を「新人」と呼ぶのですが、その説得力のない事この上ない。
華奢で、線が細すぎるし、声のトーンも高すぎる。
この役は、どすこいの効いた「天海の姉さん」とか、ちょっと綺麗すぎるか?「米倉様」とか
余り若くない方が良いと思います。
其れと、↑手前の髭のお方。 EXILEの方と思い込んでおりましたら、テット・ワダ氏だそうで
「嫌な女」にも出てらしたのに、全く気付いておりませんでした。
(嫌な女も記事に書いたつもりが、書いてなかったわん)
コミックスが原作なので、内容の事にはあまり触れませんが、そもそも宇相吹って、人間なの?
それが、良く分からないんですけど。
彼が繰り返すこの言葉。 「愚かだね、人間は」これを言う度に、お前は何者?って思います。
まぁ、見つめるだけで、マインドコントロール出来る力を持ち、至る所に神出鬼没なので…。
本作では地味な役処かと思ったら、派手な死に方されてましたが…。(by安田顕氏)
なんでしょうか? 宇相吹の殺し方は分かったので、そんなに一杯事案入らなかったのでは?
展開が早すぎて、宇相吹の怖さとか、不気味さがイマイチ感じ取れない。
そして問題は、このお方。 多田刑事のお陰で改心して、今は料理屋でまじめに働く川端。
多田刑事にお弁当とか差し入れを頻繁にするのですが。
もっと、普通っぽい人の方が良かったのでは? いかにも過ぎて…バレバレ。
とまぁ、盛沢山過ぎて、薄味な感じになっちゃっているし。
「超能力者」に似ている気もするけれど、という事はそれのリメイクの「MONSTERZ」にも…。
いやいやいや、その能力で人を動かすところは共通しているけれど、本作の宇相吹は自分に
プラスになる事にその能力は使っていない。(窃盗とかね)
依頼された「殺人」を請け負う為に能力を使う。←なので、人間なのかが分からんし、人間味がない。
人を殺す事だけが使命なのだとしたら、「死神」か?
それと、タイトルの「不能犯」だが、常識では実現不可能な方法で殺人を実行するため決して
犯行が立証されることのない犯人を「不能犯」と呼ぶそうだが、なんか文字を見て想像するのは
「脳みそのない犯人」って感じに思えて…、スミマセヌ。
と諸々、謎の深まる主人公で御座いました。 けれども原作を読もうとも思わない。メンゴ
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