2017・邦画 ★★★★☆(4.8)
監督:白石和彌
出演:役所広司 松坂桃李 真木よう子 江口洋介 石橋蓮司 ピエール瀧
白石和彌監督がメガホンを取り、柚月裕子の小説を映画化。
暴力団対策法施行以前の広島県を舞台に、すさまじい抗争を起こしている暴力団と
彼らを追う刑事たちのバトルを活写する。
役所広司が主演を務め、松坂桃李、真木よう子、滝藤賢一、田口トモロヲ、石橋蓮司、
江口洋介らが共演。昭和の男たちが躍動する。(シネマトゥデイより抜粋)
土日は、普段は家に居るのだが、もうどうしても初日に見たかった本作。 14時~16時に
荷物が届くので、それを待って、どうせ行くなら2本見たいと思ったのだが、慌てて飛び出したが
結局間に合わずに本作だけ。
<TOHOフリーパス>13本目。
暴力団対策法成立直前の昭和63年。
広島の地方都市、呉原。
そこでは地場の暴力団“尾谷組”と、広島の巨大組織“五十子会”をバックに進出してきた
新興組織“加古村組”が一触即発の状態で睨み合っていた。
そんな中、呉原東署に赴任してきたエリート新人刑事の日岡秀一は、凄腕ながら暴力団との
癒着など黒い噂が絶えないマル暴のベテラン刑事・大上章吾の下に配属される。
すると赴任早々、加古村組系列のフロント企業の経理担当が失踪する事件が発生、
暴力団絡みの殺人事件と睨んだ大上は、さっそく日岡を引き連れ捜査を開始するのだったが…。
いやいやいや、やってくれましたよ。 本作の予告に偽りなし。
広島弁LOVE,な私には、堪りまセヴンな本作。 そして、役所様超大好き!
とは言え、長らく「超大好き」等と言える作品には、お会いしておりませんでしたが、いやぁ~
本作の大上には惚れました! 痺れました。 カッチョヨスなんて言葉は駄目よ。
今日からなので、細かい内容は、書きましぇん。 東映のやくざ映画を彷彿させる内容でした。
けれども、昔懐かしいやくざ映画と違う所は、敵対する組を上手い具合に折り合いを付けさせ
日々捜査に励む、マル暴のベテラン刑事・大上。
そんな大上とバディを組まされる、大卒のエリート刑事の日岡の成長物語。
実は、日岡は、マル暴と言いながら、暴力団と癒着しまくっている大上の身辺捜査の為
本部から派遣させたのだった。
兎に角、大上の傍若無人ぶりは、「どちらが警察で、どちらがヤクザか分からない程」。
取調室でも、日岡の入室は認めずに、たった一人でやってしまう。
「警察じゃけん、何をしてもええんじゃ」と言い切る大上。
そのやりたい放題の大上を止めるのも、1度や2度ではない。 大先輩ではあるのだが…。
この癒着ぶり、この激しい暴言や暴力を使っての尋問等…。
少しの間でも、刑事として、いや「人間」としても失格だと思う日岡。
付いて行けない、地獄のような日々が続く毎日。 しかし、呉原東署ではヒーローの大上。
遂には、自分の中での折り合いがつかなくなり、本部に電話をすると叫んでしまうのだったが…。
そう、やくざ映画であって、ヤクザ屋さんを描く作品では無く、新人刑事を見詰める作品。
(あの、男心に男が惚れた…、という内容ではない)
ゆたちゃんも、オープニングからぶっ飛ばしてくるのですが、其処だけかな。
江口様は、こころもち声が高い気がするけれど、それでもなかなかな役処で御座います。
この手の作品に引っ張りだこなピエール様は、「右翼団体」で、私の中では何処となく
戦闘服とか着ているしで、「鳥肌実」氏を思い出してしまって、なんか笑ってしまった。
他にも沢山の役者さんが熱演で御座いました。 その他には、よ~く太った豚さん。
けれども、やっぱり役所様のどうにもこうにも、「アウト」の大上の演技が、ホンマに堪らん。
R-15なんですけれど、放送禁止用語もバンバンだし、初っ端から「豚の肛門」で始まりますから
TV放映は、地上波では何が何でも無理で御座いましょう。
タダ、此処まで惚れ込んでおるのに「満点」ではないのは、「エロ」がおまへん!
家庭なんかは持たないだろうけれど、大上の「女」は絶対に居て欲しかったのになぁ~。
月曜日にオカワリ行きます~~! そして、原作読むかな。 ←惚れとるで~。
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