2017・中国・香港 ★★★☆☆(3.7)
監督:ゴードン・チャン
出演:チウ・マンチェク サモ・ハン・キンポー レジーナ・ワン 倉田保昭
16世紀の中国で日本の海賊と戦った武将・戚継光の活躍を、ゴードン・チャン監督が描くアクション。
明軍の戚継光と海賊が互いの兵法を用いて戦うさまを壮大なスケールで活写する。
チウ・マンチェクや香港アクション界のレジェンド、サモ・ハン・キンポー、日本のアクションスター
倉田保昭らが出演する。(シネマトゥデイより抜粋)
毎日が日曜日の私。 今日も今日とて未体験ゾーンにと劇場に行って、びっくらこいた。
チケット買うのに長蛇の列。 ヤ・ヤバシ!ここはミニシアターなので、お立見も有りなのよ。
未体験ゾーンお立見なんて、絶対いやよ!って、焦ったけれど、私が見る作品では無かったみたい。
それでも、何時もよりは倍以上、未体験ゾーンでも入っていたな。 やっぱ祭日恐るべし!
<未体験ゾーンの映画たち2018>…40本(合計数)
「ミッション・アンダーカバー」 「悪魔の奴隷」 (記事意外に見た作品) 明日遂にラストの日。
1557年、明王朝。
当時、中国沿岸部は周辺諸国を荒らし回る日本の海賊“倭寇”の脅威に晒されていた。
明軍は将軍・兪大猷指揮の下、戦闘を繰り広げるが、地の利を生かした難攻不落の砦を前に、
苦戦を強いられる。
身分を隠して倭寇を指揮するのは、藩への武器購入の足掛かりとして、明の財と土地を狙う
松浦藩の武士。 しかし、もしもの時を考えて藩の名を汚す事のないように倭寇と名乗り戦っていた。
だが当初、倭寇有利だった戦いは、戚継光の登場によって一変する。
将軍が武勇に優れ、信頼も厚い戚継光が加わったことで、明軍は不利だった戦況を
巻き返したかと思われたが…。
戚継光と言う方の名前を初めて聞くと思う。 いやぁ、才にも長けて、武の方もイケるお方。
かなりのヨイショがあったとしても、広い中国、こういう人もいたのだろう。
それに引き換え、甘く考えて財をなして、チョコっと行って武器調達をしちゃおうと攻め入るとは
全く持って浅はかな日本人達。 兵の殆どが、捨て駒の浪人達。
↑荒くれ浪人の様に見えたけれど、金の扇子をピカピカさせるのも作戦だったのかな?
勿論、自分達の陣地なのだから、ある意味「有利」な筈が、兪大猷将軍は単調な攻めしか行わず
なかなか敵の陣地を崩す事すら出来ない。
が、戚継光将軍は、敵の裏の裏をかき、敵の戦略や武器の研究も怠らない。
自分達に何が足らないかを即座に考え、何を足すのか? どう攻めるのかを導き出す。
日本の刀には甚く感心していたし、鉄砲の威力を知り、今までの盾ではダメだと…。
そうやって、相手方の度肝を抜く戦法も用いるのだが、一等驚いたのは、何とか倭寇を
後退させた隙に自分の兵を探して、訓練させたいと願い出る。
そんな悠長なことをしている暇はないと言われるも、引き下がらずに旅に出る。
そして、信頼のおける人々を見つける。
そんな怖いものなしの戚継光だが、唯一頭が上がらないのが「妻」。 完全に尻に敷かれっぱなし。
とは言え、妻も好き勝手しているように見えて、最終的には戚継光の掌で転がされている。
本当に懐の深い、出来た人。 どうやったら、人が動くのかを知っている。
とは言え、妻の突飛な行動に振り回される事もあるのけれど、それはご愛敬と言うモノ。
この妻も、イザとなると、流石戚継光の妻と言う所を見せる。 その信頼度も相当に高い。
本作には、明軍側には腹黒い、卑怯な輩は出て来ないのが、ちょっと残念。
倭寇側も、↑師匠と呼ばれる「策士」がかなり出来るお方で、なかなか攻め入れられなかった。
戚継光ですら、ピ~~ンチな部分もある程の策士である。
けれども、一緒に連れてきたのが、殿の息子である「若」。 鉄砲隊は無敵と考えるまだまだ小僧。
浅はかさを至る所で見せまくる…。
その辺が、面白い部分なんだけれどね。
何も無ければ、本作で「小出氏」は名前出まくりだったのでは? 海外進出作品だものね。
まぁ、その分も、打ち消すかの如く、倉田様圧巻の見せ場を…。 すげぇ~な。
70歳超えても、あの身のこなし。
日本人の私では御座いますが、明軍を大応援致しました事は、言うまでも有りません。
1人三国志みたいな人やったな。 褒め過ぎかしら? 凄く気さくな感じのお方なのが又良いの。
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