2016・邦画 ★★★☆☆(3.4)
監督:山戸結希
出演:菅田将暉 小松菜奈 重岡大毅 上白石萌音 志磨遼平 ミッキー・カーチス
映画化もされた「平凡ポンチ」「ピース オブ ケイク」などのジョージ朝倉の人気コミックを
映画化した型破りなラブストーリー。
東京から田舎町に引っ越して来た美少女と、個性的な少年の出会いを軸に、10代特有の
ヒリヒリとした青春の日々を描写する。
主演は、小松菜奈と菅田将暉。
監督を務めるのは原作の大ファンだという山戸結希。
原作が持つ独特の世界観をスクリーンに焼き付けた物語に魅了される。
(シネマトゥデイより抜粋)
これが消えてしまったのよ~ん。 今更書き直しで、温度差が気になりますが。
頑張って書いてみよ。
東京でモデルとしても活躍していた美少女・望月夏芽は、海辺の小さな田舎町・浮雲町に
越してきた。
刺激的な毎日から一転、退屈な日常に満たされない思いを募らせる彼女はある日、
地元の名家・長谷川家の跡取り息子で、傍若無人ながらカリスマ的な輝きを放つ少年コウと
出会い、心惹かれていく。
コウもまた、夏芽の美しさに特別なものを感じ、やがて2人は付き合い始めるのだったが…。
この私が、こんな少女漫画の映画に落ちてしまうとは…。
有り得んと思う自分としょうがないと思う自分がいる。
何時もながらに原作は読んでおりません。
まぁ、見る前からコミックスの映画化とは知ってました。
但し、本作のストーリーが良くてではなくて、菅田氏演じる「コウちゃん」が半端なく良くて。
惚れてしまいました。 もう心臓鷲掴みですわ。
原作では、夏芽が転校してくるのは小6なんですが、本作では中3と年齢的にもUPされて
なかなか良い加減です。
小6のままのストーリーなら、幾らなんでも惚れなかったでしょうが。(汗)
その辺の高校生の恋愛作品では無く、出会いとか、2人の惹かれ合い方とかも新鮮で
それでいて、馴染まない葉っぱと、そこに付く滴の様な2人。
人気読モの夏芽の事など、視線にも入らないかの様にそっけない態度のコウ。
多分夏芽の方は、そんな態度を取るコウに新鮮味を感じたんだろうけれど、実はコウも
美しい夏芽を見て、自分のモノにしようと決めていたと言う。
兎に角、傍若無人で怖いもん無しのコウ。 町のモノは全部俺のもんとしたい放題。
勉強は出来るのかどうなのかは、ちょっと分からないけれど、土地の事、大人びた言い回し
なかなかの切れ者である事は間違いない。
もう、堪らん状態に陥ったのは↑このシーン。 夏芽の帯がほどけ掛けて、コウが
ササッと締めなおしてやる。 出来ますか?15~6の男子に浴衣の帯よ。
こういう、普通の子なら絶対に出来ない事を事もなく出来てしまう。あぁ、たまりまセヴン。
タダ、後半からストーリーの方が怪しくなってきて、最後はかなり恥ずかしい状態で
終わっているので、普通なら劇場を出る時には「次行こう!」とすぐに切り替えられるのに
コウちゃんの余韻が、続く続く。
もう見てから、1週間以上経っているのに「もう1回見ようかな」と思ってしまう。
「セトウツミ」の菅田氏も好きだが、本作のコウちゃんは、私の中では別格です。
こんなにも菅田氏が良かったのになぁと、後半、もしくはエンディングをもうちょっと何とか
ならんかったのか?と思う次第で御座います。
と、コウちゃんの話ばかりになったけれども、夏芽と大友の会話なんか、「アドリブですよね」と
いう感じで、自然体で良かったんだけどね。
若き将来有望な監督様に期待というところでしょうか。
菅田氏の演技に惑わされないお方には「なんじゃこれ」だと思われますが。悪しからず。
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