2016・邦画 ★★★☆☆(3.9)
監督:中野量太
出演:宮沢りえ 杉咲花 オダギリジョー 篠原ゆき子 松坂桃李
宮沢りえと、杉咲花が母娘を演じ、余命宣告を受けた主人公の奮闘に迫る家族ドラマ。
行方不明の夫を連れ戻すことをはじめ、最後の四つの願い事をかなえようと奔走する
ヒロインの姿を捉える。
『チチを撮りに』などの中野量太が監督と脚本を担当し、物語を紡ぎ出す。
母親と娘の強い絆はもとより、人生の喜怒哀楽を詰め込んだストーリーに夢中になる。
(シネマトゥデイより抜粋)
なんか今日は、「治った感」バリバリ。 元気も出てきたので、2本やっつけてきた。
本作は予告で何度も見て、「見たい」と思っていた作品。
銭湯“幸の湯”を営む幸野家。
しかし父の一浩が一年前に蒸発してしまい、銭湯は休業状態に。
母の双葉は代わりにパン屋でパートをしながら中学生の娘・安澄を育てている。
そんなある日、突然倒れた双葉は、ガンで余命2ヵ月と非情な宣告を受ける。
ショックを受けつつも、現実に気丈に立ち向かい、家出した夫の捜索や銭湯の再開、
学校でイジメに遭っている娘を叱咤して独り立ちさせる、といったやらなければならないことを
リストアップし、すぐさま行動に移す双葉だったが…。
家族の形にも色々あると思う。 どんなに嫌でも、血が繋がっているからと面倒を見るとか。
幸野家もかなり入り組んだ家庭。 というより、双葉の人生そのものがしっちゃかめっちゃか。
パチンコに行くとふらっと家を出た夫は1年間帰って来ない。
高校生の娘は学校で、いじめられている。
夫が蒸発した為に家業の風呂屋は休業中。 双葉はパン屋でパートをしている。
仕事中に倒れた双葉は、末期癌を宣告され、2~3か月の余命を知らされる。
帰ってから、落ち込みはしたけれど、残った日々で自分のいない家族を軌道に乗せるという
目標を持つ。
探偵に探してもらった夫は、安澄の妹だと鮎子を連れて戻ってくる。
家族が揃った幸野家は風呂屋を再開し、嫌がる安澄を学校に行かせる。
兎にも角にも、杉咲花氏の「おかあちゃん」と呼ぶ声が耳から離れない。
ダメダメ父ちゃんの代わりに「おかあちゃん」は、父ちゃんの代わりもしてくれた。
安澄の大好きな人。
学校から帰ってくる安澄を抱きしめる宮沢氏を見て、こんなに大きくなったんだなぁ~と
子役の時から宮沢氏を見ているので、なんだかそんな事を思ってしまった。
ダメダメ父ちゃんも、駄目っぷりが最高で、やっぱオダジョー好きやわと。
何度も何度も見せられる、「きっと迎えに来るからね」と言っていたのは鮎子のイメージかと
思いきや…。 挙句、安澄の出生の秘密も知ることになる。
なんて不幸な人生を歩んできた人なんだろうか。 やっとこれから幸せにという時に
神様は、何とむごいことをするのだろうか? いや、病気のせいで家族になれたのか…。
もっと得点は良くても良いと思うけれど、ラストは「ちょっとあんまりじゃ?」と思った為。
あれはないで。なんぼなんでも。 と、私は思ったけれどね。私だけか?
間違いなく泣きますが、何か? ハンカチをお忘れなく。
-
←このバナーより、是非ともポチッとなが頂きたいので御座います。
にほんブログ村