好きにならずにいられない(R-15) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                              

2015・アイスランド・デンマーク     ★★★☆☆(3.7)

                  

監督:ダーグル・カウリ

出演:グンナル・ヨンソン  リムル・クリスチャンスドウティル   シグリオン・キャルタンソン

                      

                           

43歳独身で女性経験なし、内気な大男の恋の行方を描き、世界各国の映画祭で

絶賛されたアイスランド発のドラマ。

 

少女と一緒にいるだけで誘拐したと勘違いされるような風貌の主人公が、心に傷を

負った女性との出会いを通じ新たな人生に踏み出すさまを描く。

 

メガホンを取るのは、『氷の国のノイ』などのダーグル・カウリ。

主人公を、監督が約15年前に携わった番組で一目ぼれしたというグンナル・ヨンソンが

演じる。

                         

                              

                                

ブタ

実はプレスリーの映画の方を見たかったけれど、時間が合わずにこちらを見た。

                                  

                                                

アイスランドのレイキャビクで母親と2人暮らしの43歳独身の巨漢男、フーシ。

女っ気のまるでない彼の日常は単調そのもの。

                            

空港で荷物係として働いているが、飛行機にすら乗ったことがない。

唯一の趣味は、第二次大戦のジオラマ制作。

                               

職場の同僚たちにはバカにされ、同じアパートに引っ越してきた少女ヘラに優しく

接するや、その父親にあからさまに警戒されてしまう。

                                      

そんなフーシを見かねた母親が、誕生日にダンススクールのクーポンをプレゼントする。

渋々ながらも出かけたフーシは、そこでキュートな女性シェヴンに話しかけられる。

                                     

吹雪で歩いて帰れないからと、車で送ってほしいと頼まれたのだが…。

                              

                                     

引きこもりではないものの、人と関わることが苦手なフーシ。

頼まれると嫌とは言えない、それが例え職場の同僚で虐められている相手でも。

                      

話しかけられれば、ちゃんと答えるし、フーシなりに真摯な態度で接している。

けれど、巨漢のせいなのか、ジオラマを一緒に楽しむ友人しか、友人もいない。

                      

43歳にもなるのに、母親と同居。 近所の人々からも変な目で見られている。

                            

                                

そんなフーシが恋をする。 上手くいきそうと思いきや、彼女は鬱で浮き沈みが激しい。

                         

一緒に旅行に行こうと言われれば、予約しちゃうフーシだが、それを報告すると

「マヂデ?」みたいな返事。

                    

けれど、深い落ち込みに入ってしまった彼女は、クローゼットから出ることが出来ない。

仕事を休んで、彼女の為に家事から、彼女の仕事にも代わりに入る。

そんなフーシの気持ちが伝わり、彼女は心を開き、一緒に住もうと…。

                                 

                    

勿論、どんなに良い人でも見た目で言うと、ちょっと遠慮しますって感じ。

 

まぁまぁ、こういう巨漢の殺人犯が多かったりするので、フーシの事を見た目でだけで

判断する、小さな子供を持つ親は、色眼鏡で見る。

                            

この手の作品では、そんな人には素敵な彼女が出来て目出度しになるのだが、

そうは問屋が卸さないところが、本作の称賛されるところだろう。

                       

                       

ほんの少しずつ、人との関わりを広げていくフーシ。

初めは、ちょっとと思っていたフーシが段々と可愛らしくも思えてくる。

           

まるで、プーさんの様なフーシ。 幸せが訪れますように。

                       

                          

                               

 

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