トガニ 幼き瞳の告発(R-18) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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2011・韓国     ★★★☆☆(3.8)

                         

監督:ファン・ドンヒョク

出演:ユン・ユ  チョン・ユミ  キム・ヒョンス  チョン・インソ  ペク・スンファン  チャン・グワン

                         

                              

『マイ・ファーザー』のファン・ドンヒョクが監督と脚本を務め、実話を基にしたコン・ジヨンの小説

「トガニ-幼き瞳の告発-」を映画化した衝撃作。


聴覚障害を持つ子どもたちに暴行や性的虐待を行い、それを隠ぺいしようとした教育者たちの本性を暴き出す。

                                      

本作の映画化を熱望した『あなたの初恋探します』などのコン・ユがこれまでのイメージを一新し、

悩める教師役で新境地を開拓。

                                

国をも動かした、あまりにもむごい真実の物語に戦慄する。(シネマトゥデイより抜粋)

                                

                                     

                                       

ブタ  本作の公開によって韓国国内で改めて事件にスポットが当てられ、事件発覚後も存続していた

     学校の閉鎖や性犯罪に関する法改正が実現するなど、社会的にも大きな反響を呼ぶ事になった

     作品だそう。

                            

     実際に行った事もないのだが、韓国という国は身障者には風当たりの強い国なのだろうか?

     身障者を扱った作品を見ると、家族はそんな事はないのだが、近所や他人はキツイ扱いを

     している様に感じるのだが…。

                               

     それともう一つ、再々韓国の警察についても、こういう感じなん?と思っていたが、

     本作では、検事や弁護士についても、初めて知った事があった。

                                         

                                                                       

     幼い聴覚障害を持つ子供達は、孤児だったり、家では世話できない環境だったりで、寮生活をしている。

                                 

     その為に、「躾」と称して殴る蹴るの暴行や男女関わらず、性的虐待が行われていた。

                                   

     シングルファーザーのイノは、母親に子供を預けて、やっと紹介して貰って聴覚障害者学校の

     美術教師として採用になった。

                               

     だが、学校に赴任してみると子供達は全く笑顔を見せずにいる。

                                 

     しかし、日を追うごとに児童たちが校長をはじめとする教師たちから日常的に性的虐待を

     受けている実態が判明。

                                    

     イノは、ひょんな事から知り合った、人権センターで働く気の強い女性ソ・ユジンとマスコミを

     利用して校長たちを告発、ようやく警察が動いて逮捕にこぎ着けるのだったが…。

                                       

                                        

     日本でもそういう事はあるのかどうなのかは知らないけれど、弁護士が初めての裁判の時には

     弁護士側に花を持たせる様な裁判を行うという事があるらしい。

                         

     この時の裁判も、まさにそれで一旦は捕まる校長等なのだが、執行猶予付きの判決が下りたりで

     それ程、溜飲が下りる作品ではない。

                             

     まぁ、本作を見て話題になって、色々なモノが見直されたり、この学校が閉校になったりしたのだから。

                                

     それにしても、本作の子役達が達者で、しかも可愛い。

     なので余計に不憫に感じた。

                    

     イノも背負うモノがない、若い教師ならもっと思い切り闘っただろうけれども…。

           

                         



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