2011・英 ★★★★☆(4.6)
監督:リン・ラムジー
出演:ティルダ・スウィントン ジョン・C・ライリー エズラー・ミラー ジャスパー・ニューウェル
イギリスの女性作家に贈られる文学賞として著名なオレンジ賞に輝く、ライオネル・シュライバーの小説を
映画化した家族ドラマ。
息子がとある事件を起こしたことを機に、それまでの彼と自身の向き合い方を見つめ直し、
悩み抜く母親の姿を静謐かつ重厚に映し出す。
ティルダ・スウィントンが、苦悩する母親にふんするだけでなく、製作総指揮も担当。
メガホンを取るのは『モーヴァン』で注目を集めた、リン・ラムジー。
衝撃的展開と殺伐としたムードに圧倒されるだけでなく、親と子の関係についても深く考えさせられる。
(シネマトゥデイより抜粋)
本作も予告を見て物凄く楽しみにしていた作品。
ポスターでも分かる様に弓を射る少年がまるで「美輪様」の若い頃の様に美しいじゃな~~~い。
でも、実際はポスターの写真が一番美しいやも…。
ロン毛の方が断然お似合いだと思うのだが、弱冠二十歳とは思えぬ色気の有るお方で御座います。
自由奔放に生きて来たエヴァ(ティルダ)は、突然の妊娠、赤ん坊の育児に戸惑いを隠せない。
それを肌で感じ取ってか、生まれ落ちた時から、エヴァに懐かないケヴィン。
母親に対しての反抗は日増しに強くなって行く。
夫に相談しても、真剣には取りあってはくれない…。
そんな親子関係が続く中、美しく成長するケヴィンであったが…。
ミラー君がどんなに美男子でも、本作の中ではスウィントン氏には、かなわない。
ケヴィンと離れて暮らすようになってからのエヴァは、殆ど素ッピン状態だが、美しい。
華やかさ等微塵もないのだが…。
作品を見ながら色んな事を思った。 オウムの菊池直子受刑者の両親のコメントとか。
中身については色々言いたくはないのだが。
「エレファント」を撮ったガス・ヴァン・サント監督が本作を撮ったらどうだろうか?とか…。
徹底した残酷性が、実際映像としては映し出される事は無い。
しかし、食べモノでそれらを表現する、少年の残酷さが気持ち悪くなるほど、そらおそろしい。
実は今日は、同じビル内の劇場で5本見るつもりであったのだが、やっぱり朝方まで眠れなくて
1本目をとりやめて、2本目から4本見る予定であったのだが、本作を見たらこの後どうしても
SFコメディを見る気が起こらず、この胸糞の悪さを引きずって家までどうしても帰りたく3本で帰宅した。
最後にエヴァが尋ねる。 「Why?」 その後の言葉は貴方様は何と想像するのでしょうか?
私は、絶対…。
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