2010・スペイン・仏 ★★★☆☆(3.8)
監督:アウグスティ・ビリャロンガ
出演:フランセスク・クルメ マリナ・コマス ノラ・ナバス セルジ・ロペス ルジェ・カザマジョ
スペイン最高の映画賞であるゴヤ賞で、作品賞ほか計9部門で受賞を果たしたミステリー。
内戦が終息した1940年代のスペイン・カタルーニャを舞台に、とある森で起きた殺人に巻き込まれた
少年の姿と事件の意外な真相を、幻惑的なタッチで映し出す。
メガホンを取るのは、映像派の監督としてだけでなく、俳優、デザイナー、美術監督などさまざまな才能を
発揮しているアウグスティ・ビリャロンガ。
『パンズ・ラビリンス』のロジェール・カサマジョールやセルジ・ロペスなど、スペインの実力派が
出演している。(シネマトゥデイより抜粋)
オープニングから、かなりショッキングなシーンで始まるこの作品。
なので、相当に期待大で見始めたのだが…。
コピーの様に「僕」が悪魔になって行って、どうのこうのと言うストーリーでは無く、「子供」には
言えない話しだと、大人達が誤魔化したその真相を「僕」が知って行くと言うストーリー。
その「僕」と共に、見ている私達もその事実を知る事になるのだが。
兎に角、村全体が食べて行くにもやっとな生活をしているのだが、主人公のアンドレウの父親は
農業を嫌い、左翼運動に関わって村のつまはじき者となっていた。
その為に母親が工場で働き、なんとか親子3人が生活している。
そんなある日、森の中で、馬車ごと崖から転落して息絶える親子の姿を目撃するアンドレウ。
殺人事件と断定した警察は、アンドレウの父親に疑いの目を向ける。
身の危険を悟った父親は捕まる前に姿を消し、アンドレウは祖母の家に身を寄せることになるのだが…。
設定やストーリーにも、少々分かり辛い所が有るので、その辺がもう少し整理されるともっとラストが
栄えるのにと思った。
内容やストーリーとは、全く関係のない事で申し訳ないのだが、いやぁ~、何とも言えない
「綺麗な」お方達が出演で、違った意味でも私にとっては美味しい作品だった。
アンドレウの父親役の「ルジェ・カザマジョ」氏は「阿部ちゃん」に凄く似ているんだけど。
翼の有る青年も美しい。
そして、子供達が恐れる「ピトルリウア」と呼ばれる怪物の正体も…。
あまり詳しく言うと、謎解き等が面白く無くなってしまうので、「僕」と一緒に真相を知って
おののいて下さいまし。
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