別離 | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。


伝説のhiropoo映画日記
                                                           

2011・イラン     ★★★★☆(4.1)

                                 

監督:アスガー・ファルハディ

出演:レイラ・ハタミ  ペイマン・モアディ  シャハブ・ホセイニ  サレー・バヤト  サリナ・ファルハディ

                                              

                                                       

イラン人夫婦に訪れる危機を軸に、人間の複雑な心理と共に社会問題をも浮き彫りにし、ベルリン国際映画祭

金熊賞などを受賞した人間ドラマ。


『彼女が消えた浜辺』のイラン映画界の異才、アスガー・ファルハディがメガホンを取り、濃密ながら

壊れやすい家族の関係を繊細に映し出す。

                                                                    

娘のために外国への移住を決断する妻をレイラ・ハタミが、父親の介護のためにイランに残りたい夫を

ペイマン・モアディが好演。

                                                                  

波乱含みの様相にさらなる秘密とうそが絡み合い、スリリングに転がっていく展開に心を奪われる。

(シネマトゥデイより抜粋)

                                                     

                                                        

                                                          

ブタ  「彼女が消えた浜辺 」もなかなかイランならではのストーリー展開を見せたファルハディ監督の新作。

      前作よりも、前評判も良い為かレイトショーでも結構な客入りであった。

                                             

      本作も「イラン」と言う国ならではの様々な問題提起等を見せながら、ストーリーは進んでいく。

                                            

      イランと言う国自体をそれ程知っている訳ではないけれども、女性は髪すら見せてはならないし、

      宗教心や信じる神や教えを何よりも重んじる国であると言う事。

                                            

                                                

      妻のシミンはそういう環境下の中でも発展的な考えの持ち主で、娘にも充分な教育を受けさせたく思い

      外国移住を決意し、申請がおりたのだが、いざとなると何度も話しあった夫ナデルが反対しだし、

      移住可能期間も後40日となった為に、夫と離婚して娘と移住しようと考える。

                                       

      その離婚調停の場面から映画は始まる。

      夫の方も妻の気持ちも分かるのだが、痴呆が進んだ父を見捨てる訳にも行かずイラつく毎日。

                                                    

      シミンはそんな夫と冷却期間を持たせる為に自分は家を出て、知人の紹介でラジエーと言う女性に

      家政婦として来て貰う事にする。

                                              

      ところがある日、ナデルはラジエーが父をベッドに縛り付けて外出したことに激高し、彼女を家から

      手荒く追い出してしまう。


      するとその夜、ナデルのもとに思いもよらぬ知らせが届くのだが…。


伝説のhiropoo映画日記

                                                          

      本作のストーリーは、イランならではのもので、他国では通用しない。

      まぁ、殆どが宗教上の事に関わって来るのだが、家政婦としてこの家に来たラジエーだが、痴呆の父親の

      世話を頼まれる。

                                             

      ところが初日に父親が粗相をした為に、ラジエーは罪にならないと確認した上で、汚れた父親を風呂に入れる。

                                         

      しかし、自分には無理だと帰りに一旦断るのだが、今は無職の夫に介護の仕事をさせてもらえないかと

      志願する。

      だが、翌日来る筈のラジエーの夫は来ずに、ラジエーが幼い娘と一緒にまたやって来る。

                                            

      夫は金貸しと揉めて、留置場に居る為に、夫が来れる様になるまでは自分が来ると言うのだが…。 


伝説のhiropoo映画日記
                                                           

      ラジエーも家から外に出る時には、ブルカで全身を覆う為に身重だと言う事は傍から見ても分からない。

                                                

      そう言う色々な事が相まって、真っ直ぐな糸がこんがらがって来るのだが、この作品を観ると

      「イラン」の男性は短気な人が多いのかしらん?等と思ってしまう。

      割とどの男性も激高するのだけれど…。

                                                  

      まぁ、イランならでは作品なので、幾ら脚本が良くてもリメイクが出来ない所が各国の監督が指を

      くわえて悔しがっているのでは?等と想像したり…。

                                            

      本作の予告もなかなか上手く作られていると思いました、ご覧になっては如何でしょ?

                                                    

      「別離 」オフィシャル・サイト

                      

                      



にほんブログ村 映画ブログへ ランキングに参加しています。←このバナーより、是非ともポチッとなが頂きたいので御座います。
にほんブログ村