2011・邦画 ★★★☆☆(3.6)
監督:園子温
出演:染谷将太 二階堂ふみ 渡辺哲 諏訪太朗 川屋せっちん 吹越満 神楽坂恵 光石研
『恋の罪』などの鬼才園子温が監督を務め、古谷実原作の人気漫画を映画化した衝撃作。
ごく平凡な15歳の少年と少女の運命が、ある事件をきっかけに激変する過程を園監督ならではの手法で描き出す。
主人公に染谷将太、ヒロインに二階堂ふみら若手実力派を起用。
自身も原作のファンだという園監督が創造する新たなる人間の心の闇から目が離せない。
(シネマトゥデイより抜粋)
タイトルの「ヒミズ」とは(日不見、日見ず )、トガリネズミ目モグラ科に分類される哺乳類。
頭胴長が89-104mm、尾長が27-38mm、後足長が13.8-16mm、体重が14.5-25.5gになる。
いわゆるモグラに比べると小型で、長い尾をもつ。
モグラによく似ているが、土を掘り進むために使う前足が小さい。
体毛は背面が黒色か黒褐色で光沢がある。腹面はやや淡色になる。
尾は太く棍棒状で頭胴長の1/3の長さがあり、先端部には比較的長いブラシ状の毛があるが、
根本はピンク色の皮膚が露出する。なお、
尾骨はたがいに癒着し、1本の骨のようになっている。上顎の第1切歯は非常に大きく、先端が尖る。
<Wikipediaより>
とまぁ、タイトルの説明はこんぐらいにして…、監督初の「コミックス」の映画化。
原作の方は、古谷実氏の作品と聞いてもピンとこなかったが「行け!稲中卓球部」の作者と聞くと
分かるのでは?
原作の方は未読です。
解説にはあるのだが、「ごく平凡な…」と、ところがスクリーンの中の2人の家庭は全く普通ではない。
正しく書くと「一見すると、ごく平凡な…」であろうね。
けれども、実際には「普通」なんてものに「線」引きは出来ない。
それは人それぞれの様々な「価値観」であったり「感覚」であったり「思い込み」等があったりするから…。
ヴェネチア国際映画祭で、主役の若き2人がマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞したそう。
其れは目出度い事である。
が、私は主役の2人の作品を見ている訳ではないけれど染谷氏に関しては、何時もながらのと言う感じを
覚えたし、二階堂氏に関しては、なぁ~~んかどうみても「宮崎あおい」氏に見えて仕方なかった。
若い2人以外は、監督のお気に入りの常連メンバーが、其処此処に出演している。
その辺も、若い2人が主人公の青春作品なのに、どうも新鮮さを欠いてしまった気がしたんだけれど。
そんな中で、「渡辺哲」氏は良かったなぁ~。って、そんな事を書いているレヴューは私位でしょね。
原作はチョッと読んでみたい気がするけれどもな。
あの震災後の様子を何度となく映し出すのだけれど、「忘れない」と言う意味では強烈な映像では
あるのだが、本作に必要なのか?
私はいらなかったと思うんだがな。(と、心の中の事を書き出すときっと止まらなくなるだろう)
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