2008・英・米 ★★★☆☆(3.1)
監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ アマンダ・セイフライド ステラン・スカルスガルド コリン・ファース ピアース・ブロスナン
エーゲ海に浮かぶギリシャの美しいリゾート、カロカイリ島。
ソフィ(セイフライド)は、この島で小さなホテルを経営するドナ(ストリープ)のひとり娘。
ドナが女手一つで育ててきた、愛娘ソフィは20歳になり、明日婚約者のスカイと結婚式を挙げる。
ソフィには、スカイにも母親にも内緒にしている秘密があった…。
母子家庭で育ったソフィは、父親が誰かを知らない。
ドナから溢れるほどの愛情を一身に浴びて育ってきたが、“結婚式ではパパと一緒にヴァージン・ロードを歩きたい”
という夢を諦める事ができなかった。
その夢を叶える為に、ソフィは20年前の母の日記に恋のお相手として名前があげられていた3人に、ドナを
差出人にして結婚式の招待状を送ったのだった。
これできっと夢が叶うと思うと、ソフィは胸の高鳴りを抑えることができなかった。
てっきりドナが招待してくれたと思い、島に到着するサム(ブロスナン)、ビル(スカルスガルド)、ハリー(ファース)。
彼らを迎えたのは、ドナの娘のソフィだった。
実は、「実の父親なら一目見ればきっと自分には分かる筈」と思っていたソフィだったのだが、実際に会ってみても
全く、見当も付かない。
ドナの昔のバンド仲間も島に到着して、若い2人の独身最後のパーティが開かれるのだが…。
《***》
往年の人気ポップグループABBAのヒットナンバーで構成され世界中でロングランとなった傑作ミュージカルを
映画化したロマンティック・コメディ。
マイヤンガーシスターに試写状を頂き、チョコットお先に見て参りました。 ありがとさ~~ん!
上映予告を見ている段では、早く見たくて見たくて!
懐かしいアバの曲も、全部しっているしなぁ~と、ホントすっごく楽しみに見に行った訳ですが。
年末に出た「映画特集」の雑誌で、おすぎ様がこの作品を「クソミソ」に批評していたのを読んではいたのですが
「幾らなんでも、そんな事はなかろう…!」と、自分に言い聞かせて…。
うんうん、おすぎ様の意見も確かに一理有る。
ミュージカルは、若い人達のハジケル踊りに歌を「これでもか!」と魅せてくれるところに、惚れてしまう。
とは言うが、若くない人も出演しているジャンか!となると、勢いで押す様な踊りや歌では無くって、
其処は、それなりの熟した、完成された踊りや歌を魅せられて、思わず唸ってしまったりするものなのだが。
ソフィとスカイの歌声や踊りは、本当に良かったし、独身最後のパーティの時、若者達が中心に踊るシーンは
凄く楽しいし、見ていて気持ち良かった。
問題は、主役のドナ役のメリル・ストリープ。 歌も歌声も若々しいし、結構イケルのだが…。
ダンスやUPになった時の表情も、幾らなんでも20歳の娘のママはキツイでしょ!ちゅー感じ。
どう見ても、おばあさんだもの。 若い格好をすればするほど、ババアに見えて、無理な振り付けも違和感有り有り。
<特に予告では楽しそうだと感じたシーンが、物凄く痛々しく感じてしまった…>
それでも、何とか我慢して見れたのは↑この2人がいてくれたおかげ。
特に、クリスティーン・バランスキー(画像左)が、魅せてくれた。
浜辺で、ヤングボーイ達を相手に歌って踊るシーンは、最高にカッチョ良かったし楽しかった。
もう一人、顔面でキャスティングされたのでしょうか? ピアーズ・ブロスナン…。
これが、ソフトな歌声を聴かせてくれるかと思いきや、「其れは歌なの?」と思うほどで、撃沈
確かに往年のABBAの歌で綴られる、このミュージカルはABBAの歌を知っている人にとっては
何とも懐かしく、それなりに雰囲気は楽しめるのですが、この作品がもしこの作品用に作られた
楽曲だったりしたらもう、全然ダメだったでしょうね。
なので、ABBAの曲を楽しみたい貴方様や、劇団4○の「マンマ・ミーア!」ファンの貴方様等はかなり
楽しめるのでは無いでしょうか?
見る前は、この作品のサントラは買いだな!と思っていましたが、ABBAのベスト版を持っているので
「もういいや!」と今は思っておりますのん。
エンディング後にも、なかなか楽しいサプライズが用意されておりますので、どうしてもお急ぎの方は
テロップが上がり出してから、お帰りになると良いと思います。
ストーリーが終わったからと、帰っちゃうのは勿体のう御座いますわよ!
映画版「マンマ・ミーア!」は1月30日(金)から全国ロードショーで御座います。
実は、水曜日には「ハイスクールミュージカル ザ・ムービー」の試写会にも行って参ります。
こっちの方は、相当に(今日の分まで)期待して行きますわ!
ランキングに参加しております。 試写会等で帰りが遅くなり、皆様の所に行けませんでした。
なのに、お願いばかりは心苦しいですが、ポチッとなを頂けると凄く嬉しいです。