2007・米 ★★★☆☆(3.8)
監督:ダニー・ボイル
出演:キリアン・マーフィ 真田広之 ミシェル・ヨー クリス・エヴァンス ローズ・バーン
50年後の未来…。
地球上の全ての源である太陽の活動が終焉を迎えようとしていた。
人類に残された最後の望みは、太陽を再生させる為の核爆弾を積んだ宇宙船“イカロス2号”であった。
イカロス2号には、マンハッタンとほぼ同じサイズの核装置「ペイロード」が搭載されていた。
イカロス2号に乗船していたのは、カネダ(真田)船長を含め男女8名のエキスパート達。
カネダ(真田広之) … イカロス2号の船長。 常に冷静で判断力に優れている。
キャシー(ローズ・バーン) … パイロット。 最も人間味のある心優しい女性。
キャパ(キリアン・マーフィ) … 物理学者。 「ペイロード」の専門家。
サール(クリフ・カーティス) … 精神科医。 サンデッキでギリギリの基準値の太陽光を浴びるのがストレス解消。
メイス(クリス・エヴァンス) … エンジニア。 時として暴走してしまう事も。 特にキャパと…。
コラゾン(ミシェル・ヨー) … 生物学者。オキシジョン・ガーデンで酸素供給の為のグリーンや野菜を栽培している。
ハーヴィ(トロイ・ギャリティ) … 通信士。 余り口数は多くないが、かなりの自己中な所がある。
トレイ(べネディクト・ウォン) … 航海士。 シビアな面もあるが、料理も上手。
今回のペイロードを作成するに当たって、地球にある資源を全て使い作り出した最後の核爆弾となってしまった。
それ故に、投下に際してだがこれが最後のチャンスでもあったのだ。
と、言うのもイカロス2号で分る様に7年前に同じ目的でイカロス1号が地球を出発したのだが、謎の音信不通と
なってしまっていた。 勿論、ミッションにも失敗し地球上のあらゆるものは、凍てついたままの状態であった。
が、思いもよらぬ事態が発生する。 何とイカロス1号からの遭難信号を受信したのであった。
回り道をしてまで、イカロス1号に接触すべきかどうか、乗組員達の激しい意見がぶつかり合う。
カネダ船長から科学的見地の分析を求められたキャパは、イカロス1号の「ペイロード」も確保した方が
ミッション成功の確率が高まるとして、急遽ルートを変更する事にした。
遭難信号が出ているイカロス1号には、生存者がいるのだろうか?
そして、イカロス1号には一体何が起こったのであろうか?
そんな時、船内に警報が鳴り響く…。
航海士のトレイがルート修正によるマニュアル操作を誤った為に、船体にダメージを追ってしまう。
慌てるクルー達を落ち着かせ、カネダとキャパは太陽光の遮断する巨大シールドのパネルの修復の為に
宇宙服を装着し、船外に出るのだが…。
次々と起こり出す、イカロス2号での事故。 そして、クルー達を待ち構える更なる衝撃と恐怖とは一体…。
《***》
予告を見る限り、何処と無くサスペンスホラーモノか?と言う感じがしたが、気になる役者が沢山出ているし
「大帝の剣」の前に観てきた。
こちらは、流石にハリウッド作品に真田広之が出演しているのが目当てなのであろうか、20人は観客がいた。
余り大きな声では言いたくないが(変人に輪を掛ける為)ダニー・ボイル監督作品がわりと好きだ。
「ビーチ」も「28日後…」も好きな作品でゴワス。
出演者も「プルートで朝食を」のキリアン・マーフィ。 最近出演作が結構多い「SAYURI」のミシェル・ヨー。
そして、なかなか男前で「毎度有り!」な腹筋も持っている「セルラー」「ファンタスティック・フォー」の
クリス・エヴァンスも出ているしと、結構不思議な面子にもかなり惹かれた。
ストーリーやその他諸々、突っ込みどころはかなりあるにはある。
特にメチャメチャ、期待を持たせた予告のキャパの台詞部分の「乗組員は4人じゃないのか?」
「いえ、5名です」「5人目は誰?…」「不明です…」
誰やねん!宇宙で途中乗船する奴は!!! がははは、この位からかなりヲイヲイ!状態になりますが。
でもね、やっぱり何だか真剣に見入ってしまう魅力があるのよね。
何でしょう? 映像的に? それも言えるし…。
太陽や空気なんて、あって当たり前で無くなってみて始めて本当の大切さが分るんだよね。
それは、そういう自然だけではなくって、何時もは居てもいなくても良いわぁ~と思っている貴方の大事な人にも
当てはまる事なのかもしれないね。
特別、スクリーンでどうしても観なければならないほどの作品じゃないよ~~ん。
興味がある方は、レンタルでもOKでしょう。