ママの遺したラヴソング  いやぁ~、癒され過ぎた…かも。 | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。



2004・米     ★★★☆☆(3.8)


監督:シェイニー・ゲイベル

出演:スカーレット・ヨハンソン  ジョン・トラヴォルタ  ゲイブリエル・マック  デボラ・カーラ・アンガー



長年疎遠になっていた母・ロレーンが死んだと言う知らせが一人娘のパーシー(ヨハンソン)に知らされたのは

連絡があった、数日後だった…。

フロリダ州・パナマシティで学校にも行かずに、いい加減な男と怠惰な生活を送っていた。  17歳。

思い出したかの様に「ロレーンが死んだって、電話があった」と軽い調子で言う彼氏。


確かに疎遠になっていたし、母親の悪口は言っていたけれどもパーシーにとってはたった一人の肉親だった。

今から急いだって母親の葬式にだって、間に合わない…。

悲しみと彼氏のいい加減さと、色々が入り混じったパーシーは彼氏に別れを告げロレーンの家がある

ルイジアナ州・ニューオリンズに向かった。



其処で彼女を向かえたのは、見知らぬ2人の男達。

元大学文学部教授のボビー・ロング(トラヴォルタ)とボビーを慕う、作家志望の青年・ローソン(マック)。

2人は母親の友人で、母親の遺言では家は3人に遺されており、自分達も此処に住む権利があると言う。

皮肉屋のボビーは、パーシーに悪態を付く。  その上、2人共に見るからにアル中状態である。


こんな人達と暮すのは冗談じゃ無いと、一旦は帰ろうと思うパーシーだったのだが、何も知らないまま

亡くなった母親の事を知りたいと生家に留まる決意をする。


こんな奇妙な3人の同居生活が始まったのだが…。



生意気で利発なパーシーは、頑固で皮肉屋のボビーと全く反りが合わない。

パーシーに好意を持つローソンは、年齢からも学校に通う事を勧める。

兎に角、ボビーはパーシーを追い出したくて仕方が無い。  

しかしローソンは事ある毎にボビーに「パーシーに、これ以上隠してはおけない」と訴えるのだが…。

どうせ、スグに出て行くだろうと考えるボビーは、それは話す必要がないと聞く耳を持たない。



此処いらの住人は、皆生前のロレーンの事を良く知っていて、何かの際には必ずロレーンの思い出を語った。

勿論ボビーもそれは同じで、ロレーンの事を懐かしむ様に大事に話すボビーに思わずパーシーは

こんな事を言ってしまう…。

母親との思い出がうっすらとしか思い出せないパーシーは、自分で勝手に子供の頃の思い出を作り出した…と。


タダの生意気な、蓮っ葉な娘だと思っていたパーシーの心の中に強く根付く孤独を感じたボビーは

次第にパーシー対する考えを変えて行く。



そして、ローソンの車を売り飛ばしパーシーが高校に通う学費を工面する。

勉強を見てやるローソン。  ボビーとのやり取りも楽しいものとなって行く。

学ぶ事・生きる事の為に生活する事、すべての事にヤル気を出し充実した日々を過ごすパーシー。


あっという間に1年と言う日々が過ぎ、大学に進学するかどうかをパーシーは迷っていた。

助成金を貰い、大学にいくべきだと言うローソン。

遠くの大学に行ってしまうのだろうと寂しさを隠しきれないボビー。



が、そんな思いや2人に対する信頼を打ち砕く出来事が起こるのである…。

事ある毎にボビーに打ち明け様と話していたローソンが言っていた秘密…。


それを知った時…。  

2人に裏切られた気持ちで打ちひしがれてしまうパーシーは、思い余って生家を売りに出してしまう…。



2人が秘密にしていた事とは一体…。  そして、ママが遺してくれたものとは…。




《***》

劇場予告でどうしても観たいと思わされてしまった作品。

脂ぎったイメージのあるトラヴォルタが、涸れた優しい眼差しを見せまくる作品。


今回は、年相応でしかも利発な女性役のヨハンソンも何時もの肉感的な雰囲気を全く封印して凄く良かった。



始めからラストは予想出来るんだけど、本当に優しい作品だった。

しかも、トラヴォルタの歌が又優しいんだわ!

エキサイティングに話す場面もあるのだけれど、そんなに激しい印象は無い。


余りにも優しくて、途中知らぬ間にぐっすりしてしまった…。 でへへ。←癒しは其処か?


でも、メチャメチャツボってしまったワンシーンがあって…。

あんまり私は、ワンシーンに嵌まったりはしないんだけど。 ↓このシーンドキドキラブラブ



ボビーも良いんだけど、ローソン役のゲイブリエル・マックがもうすんごく良かったのさ~~!!




色々な作品に出ているんだけど、いやぁ~この役が良かったんだろうなァ。

この役だけのマック君がお気に入りなのかも…。  でも、良かったわん。


音楽も良かったです。  こんなに褒めてるのに、そんなに高得点じゃ無いじゃん!そうですね。

ストーリー的にそんなに驚きが無いからかな。  余りにも読めすぎたね。



まぁ、私にも優しい作品だったけれど、一緒に観た皆様にも相当優しい作品だったみたいで

「いやぁ~、1時間程寝てたわ~」等と、此処其処で仰っていました。

良い気分になるのよ~。  ホンとにね。




《+++》

この春の連ドラを一通り見た。


月曜日 … 「プロポーズ大作戦」



もっと、ハチャメチャなコメディ作品かと思っていましたが、なかなか面白かったっす!



火曜日 … 「セクシーボイスアンドロボ」



こっちの方がかなり強引でハチャメチャなんだけど、何故か優しい気持ちになるんだよね。



水曜日 … 「バンビーノ!」



コミックスのドラマ化。  ありがちなんだけれども、コックモノは男前が是が非でも観たいからね。



木曜日 … 「わたしたちの教科書」


実は見ようかどうか迷っていたけれど、菅野ちゃんの過去が気になる。  



金曜日の「特急田中3号」はもう一回は見るだろうけれど、続かないと思うなァ~。

オダジョーの「帰ってきた時効警察」は、前作を見ていなかったので取り敢えずパスです。

最後まで見るのは、何作でしょうね。