デスリング(OV) と ROOM-H6(未)   サクサクっと、いっときましょか? | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

       
2006・米     ★★★☆☆(3.3)
               
監督:ルビー・ザック
出演:トム・サイズモア  ジーナ・フィリップス  ランダル・バティンコフ  ジェニー・モーレン

仕事に関しては、優秀なカレン(フィリップス)。  人一倍の怖がりである。

そして、不思議な悪夢を見続けている…。


ある日のこと、カレンを可愛がってくれていた祖母の状態が悪いと病院から連絡が入る。

瀕死の床で祖母は、孫の中でも一番可愛いカレンに祖母が住んでいた家を相続する事を告げる。

「あの家を綺麗に掃除して、売りなさい」そう言い残して祖母は、亡くなる。



人里離れた、祖母の家は森の中にあった。  恋人のジェフ(バティンコフ)と一緒に週末家に訪れる。

しかし、家には部屋も沢山でとても週末だけでは片付きそうに無い。

しかも毎夜見る悪夢にうなされるカレンの事が心配なジェフは、仕事をキャンセルしてもう少し滞在を

延ばそうか?と言ってくれたが、「一人で大丈夫だから…」とジェフには仕事に戻ってもらった。


一人になったカレンは精力的に片付けるのだが、突然家の前に馬が現れる。

子供の頃、馬から落馬して以来カレンは馬も怖いのであった…。  馬が走り去って行ったので後を追うと。

裏庭に馬の柵と小屋があった。  

祖母の家と馬の管理人だと言う、ピアーズ(サイズモア)が優しく話しかけてきたのだが、どうも胡散臭い

ピアーズの事を信用しきれないカレン。



だが、たった一人の夜を祖母の家で迎える頃…。

奇怪な怪奇現象が次々と起こりだす。  それは、何故?なのであろうか…。





《***》

恐怖心は、かなりかきたてられる作品ではあるのだが…。

その、一番大事な何故の部分が、全く説明不足で分らない。  そう、見終っても謎のままである。


だから、見ている時は怖い感じも受けるのだが、「何で?」で終ってしまって味気無い。


ジェフとの関係も、ジェフは結婚したがっているのに何故かカレンは頑なに結婚する意志は無いようだ。

その辺も何故なのか?  全然分らん。



しかし、一番分らんのは邦題のタイトルだろう。  何故に「デスリング」なの?

摩訶不思議な作品であった。 (内容共にな!)


ピアーズ役のトム・サイズモアは「レッド・プラネット」「ドリーム・キャッチャー」等に脇役で良く出ているお方。


分らん部分がクリアになったら、結構怖い作品だったろうにね。  残念!!





【ROOM-H6】



      

2005・スペイン     ★★★☆☆(3.6)


監督:マーティン・ガリード・ライミス

出演:フェルナンド・アカソ  マリア・ホセ・バウサ  アレッホ・ザウルス  ラクエル・アレナス



些細な喧嘩から恋人を殺害してしまったアントニオ(アカソ)。  当然、捕まり刑期を終えシャバに出た。

と同時に、偶然にも相続する人間がアントニオだけになってしまった為に亡くなった叔母が所有していた

元売春宿であったボロボロなホテルを相続する事になる。


お見合いで看護師のフランチェスカと結婚し、そのボロホテルに住む事にするアントニオとフランチェスカ。

フランチェスカは、アントニオの事が気に入ったのは仕事を続けても良いと言う条件だった為。

夜勤専門の看護師のフランチェスカは、病院の医師と不倫関係にあった為、ちょうど良い条件であったのだ。



毎日の日記を書き始めるアントニオ。   何の日記なのかは、追々分ってくるだろう。

日記を書く為に始めたのか…。  始めてしまった事を書き留めるのか…。  それは誰にも分らない。



一等最初の犠牲者は、明日には実家に戻る予定の不法侵入の青年。

空き家だったホテルの筈が、違う部屋から音楽が聞こえるので行ってみるとアントニオが親切に迎え入れる。


(不法侵入の青年)                  (ボロホテルを相続したアントニオ)


食事とワインを勧めるアントニオ。  実はワインに毒が入っていたのであった。

青年は簡単に毒殺して、ある部屋に寝かせておいた。



第2の犠牲者は、娼婦のロサ。  ホテルのバルコニーから道端に立っていた彼女に声を掛けた。

そして、ルームNo.6の部屋に連れ込んだ。

奇妙なこの部屋の壁や床一面にビニールが張られている。  真ん中に大きなビニールが張られたテーブル。

ロサは聞いた。  「この部屋で何をするって言うの?」「サディスティックなプレイが好きなんだ」

まんまと下着姿にハイヒールを履いたままのロサは、テーブルに縛り付けられる。


それらは夜のうちに行なわれる。  朝にはフランチェスカが帰宅するから…。

そして、又夜にNo.6の部屋に入り浸る。 

ロサは鎖に繋がれたまま、水も貰えずトイレにも行かせて貰えない。

アントニオが気が向けば時々犯す。  そのうち、疲れてきたロサは「殺して頂戴」と願うようになる。

チェーンソウで、足首だけを切ってみたが3日間ロサは生きていた…。  そして、3日目。

まだ息のあるロサの体をチェーンソウで切り刻んでいく。

料理に使えそうな部位は、冷凍庫に分けて保管した。  残りの部分は山に埋めに行った。

そして、綺麗に掃除をするアントニオ。  その為に全面ビニールを張ったのだ。


そして、第3の犠牲者…。  第4の犠牲者が次々とアントニオの誘いにつられてホテルにやって来る。

そのうち、アントニオは気付くのであった。  彼女達の魂を浄化させてやっているのだと…。





《***》

この作品は、絶対にR指定がいるのでは?  でも無いみたい。  良いのかしらん?


犯罪日記を書く為に犯罪を犯すアントニオのお話。

妻の浮気にも気付いていながら、妻は殺さない…。  どうしてなのかは、作品中にアントニオが答えています。


始めはボロなホテルだったが、アントニオが1室1室改築して行き、妙にポップな色調の新居が出来上がる。

物凄く残酷で、最悪な殺害の仕方なのに何故か妙に淡々としていてグロさはそれ程無い。


で、娼婦達の魂を浄化してから殺害するのだが、中には心根の美しい神を信じる娼婦は、殺害しない。

神にでもなったつもりなのであろうか?アントニオ。  

人肉と知らずにアントニオの作った美味な料理に舌鼓を打つフランチェスカ…。

食べている姿を見詰めているだけのアントニオ。  神なのか、悪魔なのか?



パッケージデザインだけでは「ホラー」のイメージであるのだが、ホラーと言う感じも受けなかった。

まぁ、ある意味怖いと言ったら怖いかもなぁ~。

ちょっと新感覚の作品ではありました。  

何度も言うがR指定がついていないからと言ってお子様とは、決して見ないで下さいね。(誰が見るねん!)




《+++》

またまた、DVDも溜まっては来ているけれど、ボチボチやっつけて行きましょうね。


男前は、ノートパソをゲットし何やらTVも観れるようにしちゃったりしています。(ワンセグで!)

そうそう、彼の名誉の為に。  このPCやゲーム機は自分の貯金を叩いて購入されました。

後は、又携帯を買い換えるそうな。  何でや?  理解できんが、どうしても換えるらしい。

「まぁ、どうでも良いやぁ~」と言う感じです。  男前もですが、私まで延び延びパンツのゴム状態。(爆)



一つだけ、嬉しかったのは…。

「ブルーリボン賞」助演女優賞に冨士純子が受賞した事です。

「フラガール」「愛ルケ」でも素晴らしい演技を見せてくれました。  流石で御座います。


娘の寺島しのぶもインタヴューで「本当に少しの出演で、おいしい所もってっちゃうんですよね!」と

言っていたが、その通りだと思う。


ワイドショーのインタビュアの時には、「何じゃこの人…」と思っていたけれど。

伊達に緋牡丹お竜をやってた訳では無かったのですね。  今後共楽しみな女優さんです。



と、言いつつ「待合室」を観に行かなかった自分は、ちょっと言ってる事と行動が矛盾している気も

しないでもないですが、これも必ずや観たいとは思っていますヨン!